北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

メディチ家礼拝堂(Cappella mediceo) その3

2015-11-14 14:55:21 | 日記
『君主の礼拝堂』の断面図を見つけました。







調べましたら、どうやら、少なくとも『君主の礼拝堂』の内装設計はブルネレスキでは

なく、マッテオ・ニゲッティ(Matteo Nigetti)という建築家のようです。(1604年頃)



外観はこんな感じで







内部と外部とでは、同じ建物とは思えないくらい、全然違います。

(写真左下が観光客用の入口か?教会の正面からは入れないみたい。

 この入口は、入っても地下で、『君主の礼拝堂』はその上?)



地下礼拝堂はブオンタレントという建築家の設計で、途中、コジモ1世の息子ドン・ジョ

ヴァンニ・ディ・メディチ自身が設計に関与した時期もあったらしく、ブルネレスキが

どの部分にどのように設計に関与したかは、僕にはよくわかりません。いちばん上の

クーポラがピエトロ・ベンヴェヌーティという建築家の手によって載ったのは、なんと

1836年、、、?(だけど今はクーポラの頂上部は撤去されてしまってトップライト?)



一般の観光客の人々がサン・ロレンツオ教会を訪れるお目当ては何と言っても新聖器室

のミケランジェロの彫刻でしょうから、、、












入口はいって、一度階段を少し降りて、どこかの階段から、いきなりここに出たら






断面図とはかなり違いますが、見上げると、こんな感じ。





観光客の人も「びっくりぽん」でしょうね、、、。




          メディチ家礼拝堂(Cappella mediceo) その4 につづきます。









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