北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

叔父さん その3 

2015-08-24 15:35:31 | 日記
「四項関係」とか「冗談関係」とか言われても、いまひとつ、良くわかりませんよね、、、。

次の図は、私の手元にある、みすず書房1974年、第4刷の、クロード・レヴィ=ストロース

『構造人類学』、51ページの「図1」の元図のようです、、、。(この図は、世界中のあちこ

ちの、5つの場所の「四項関係」が書かれているようです、、、。)





(matrilinは母系、patrilinは父系か、、?)




「四項関係」の解説図?のようです、、、。(親族の基本単位?)





「mere」は母親、「pere」は父親、「Ego」は甥、「oncle」は伯父または叔父、だと思うのですが

あとで出てくる「満男」の「甥」が「Ego」になっていて、(おまけにEは大文字)、、、ユダヤ系

の人ってのは、何だか凄いですね、、、、。



「とらや」の人たちの親族関係は、普通に表すとこんな感じなのですが、、、






これを、一番上の図のようにすると、こうなるんでしょうか、、、?





(atome de parente 親族関係の原子?)



(すいません。「トンガ王国」の図をお借りしてます。後から出てくる「+」と「-」が、一番

近いかな?と、思ってしまったものですから、、、。「寅さん」の「伯父」と、「満男」の「甥」

の間の「伯父甥関係」の「+」が、日本語の訳書の図より、かなり左に寄っているのが気にな

るのですが、どうしてなんでしょうね、、、?)


図の中の、「=」と「+」と「-」は、何だか良く分かりません。(「±」と言うのもあるみた

い、、、)


    = は相等性

    ± は互恵性 (何だか最近の政治家の人は「互恵」云々が好きみたい、、、。)

    + は権利

    - は義務


って、「+」は仲が良いんじゃないんでしょうか? 



「父権」が強すぎる場合に、その父の配偶者である母の兄弟(つまり「伯父さん」または「叔父

さん」)に対して、夫婦の「子」は、やさしい母に対する親近感と同じような親近感を感じる

と言う事なのでしょうか、、、? (時には「馴れなれしく」なって「冗談関係」にもなったり

する、、、? でも最近は、その「おじさん」が身近に居ない、、、。)


いずれにしろ、「+」と「-」は権利とか義務じゃなくて、、、


    「+」 は相性が良くて、仲が良い。

    「-」 は相性が悪くて、仲も悪い。


の方が、日本人の僕としては、しっくり来るような気がしないでもありませんが、、、。

(でも、それだと上の図で、「さくら」と「寅さん」は仲が良くない事になってしまう???) 




追記   『音韻論』云々を持ち出されたり、『母方のおじとの関係は二項関係ではな

     く四項関係である。』とか『親族の基本単位は近親相姦の禁止の直接の結果』

     などと言われると、半分は文系のような設計士の私にはチンプンカンプンで

     す、、。(「二項関係」って数学?) レヴィ=ストロース さんって、数学でも何

     でも出来る、頭の良い高校生だったんでしょうね、、。
  



                     叔父さん その4 につづきます、、、。







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