北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

旧帝国ホテルのエスカレーターの謎

2014-10-11 12:13:46 | 日記
旧帝国ホテルの項の部屋名をチェックしていて、「大食堂」を「孔雀の間」に書き換える

のに、プロムナードの写真を見ていたら、チラッと見えるエスカレーターの上がりきった

辺りの、例のゴムの手摺り(何て名前なのか知らん?)を発見!「あれっ?」ライトの帝国

ホテルにエスカレーターなんて、あったっけ? それも、こんな、ど真ん中に、、、、?

もしかしたら、ホテル側が、「今の時代に、これじゃ不便だ。」って言うんで、ゼネコン

と相談して、例の「狭い階段」のところに無理くり付けちゃったのかな? (つけたとした

ら、1960年代の始めくらい?)でも、その「チラッと見える」ゴムの手摺りは一台分だけ。

(だって狭いんだから、一台しか付けられないはず、、。)普通エスカレーターは「上り」

と「下り」でワンセット、、、。旧帝国ホテルはご存知の通り、左右対称シンメトリーの

建物。「狭い階段」同士は、8~9mは離れているから、後から付けたであろうエスカレー

ターも、8~9m離れていて、どっちかは「上り」で、どっちかは「下り」。「んっ?」何か

不便そう、、。「下り」のエスカレーターの下まで来たお客さんは、「あらっ違ったわ」

って言うんで、反対側の「上り」のエスカレーターに行こうとする、、。だけど、そこは

厨房からバンケットホール?(つまり、一日3回ご飯を食べる「大食堂」。)との間で給仕

さんたちが、しょっちゅう行ったり来たりしてるはず。これじゃ、信号の無い交差点。

給仕さん達は、お客さんとぶつからないように、もの凄い気を使っただろうし、食事をし

ているお客さんは、行き交う他のお客さん達を見ながら(見られながら)食事をしていた

の?旧帝国ホテルは最後の何年間か、こんな風な光景の中で営業されていたのか知らん?



えいっ、これじゃさすがに判んないだろうから、写真載せちゃいます。






「チラッと見える」ゴムの手摺り、わかりますか? (本当は、この写真手前の左下に、

もう一つの「ゴムの手摺り」が見えるはずなんです、、、。はるか上の方に見えるのは

例の「半球状の不思議な飾り」です、、。これが僕には「心の珠玉(たま)」の、さらに

「珠玉」に見えてしまう、、、。この写真の、向かって左が日比谷公園、右は有楽町駅、

「孔雀の間」。)



写真は、本当に申し訳ありません。勝手に使ってしまっています。(松岡正剛さんなんか

は、どうしているのか知らん?全部、その都度、了解を頂いているのだろうか、、、?)

削除要請の場合は私のメールまで、ご連絡下さい。





追記  旧帝国ホテルの1階の平面図ありましたので載せておきます。23番の番号の

    両側の幅の狭い階段が、後からエスカレーターに変えられてしまっているように

    思うのですが、どうなんでしょうか、、、?



   
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