Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

午年

2014-01-01 23:56:52 | Weblog
ってことで、マイブリッジの馬でも見ようかなあと手元の本をパラパラしてみたら、犬しか載ってなかった。でも犬と馬の走り方の違いが分かったぞ。馬は別の本に載ってたな。ということがあったのは、一昨日でした。今年はまだ今年らしいことをしてません。ってことで、

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

これで新年らしくなりました。

年末の朝日新聞に、大澤真幸が『あまちゃん』についてちょっとだけ触れていたのを読んだ。曰く、このドラマは「ここではないどこか」を常に暗示し続けていたという。そうかなあ、というのがぼくの感想。逆に「ここ」を常に提示し続けたような気がしているので。いや、でも本当はそれすら正しくはなくて、「ここではないどこか」と「ここ」とが絶妙なバランスで提示され続けていたんじゃないか。

思えば、『あまちゃん』というのは二重性を刻印されたドラマだった。アキとユイ。東京と岩手。影武者。これほどダブル(分身)のモチーフが多用されているドラマも珍しい気がする。

紅白での『あまちゃん』のパフォーマンスは、かなり時間を割いていたけど、個人的によかった。『潮騒のメモリー』三連発には、胸が熱くなった。

綾瀬はるかの放送事故並みの迷司会、これは出場歌手からも視聴者からもクレームが来るレベルじゃないだろうかと思ってはらはらしていたら、前半最後に彼女が涙ながらに歌を歌っているのを目にして、これはむしろ好感度が上がっちゃうんじゃないかと思い直しました。まあでも反省会して下さい。彼女を抜擢したスタッフが。

泉谷しげるの思いは伝わりましたね。明らかに彼はテレビの前で一人苦しんでいる人間を対象に歌い、メッセージを出していた。今日で全て終わる。今日で全て変わると。あの「手拍子すんじゃねえ」という怒声にひくわ~とか意味不明とか言う人たちはたくさんいるんだろうけど、こういうのは大衆にではなく、「一人」に伝わるメッセージなんだと思う。そういう歌はあんまりテレビでは流れないけど、たまにはあってもいい。

えーと、あと何か書いておくべきことはあったかなあ。まあいいや。