Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

調べもの

2014-01-20 22:15:47 | Weblog
このあいだ大学に行ったら無駄足に終わってしまったんですが、助教の方がいらしたので色々とお話させていただきました。今後のこととか勉強の悩みとか共通の知人のこととか、色々話したのですが、その方のお話の中で特に印象に残ったのは、調べ過ぎない方がいいんじゃないでしょうか、というアドバイス。これは誰にでも言えることではなくて、あくまでぼくに対するアドバイスなのですが、確かに自分は徹底的に調べようとしてしまうところがある。調べないと気が済まなくなるのです。このことにはもう10年くらい前から気が付いていて、それが悩みの種でもありました。実際に完璧に調査することが可能ならば、悩みにはならないかもしれませんが、完璧というのが難しいので、でも完璧を目指してしまうので、悩ましいのです。

今後ちょっと新しいことに取り組むつもりなので、一から調べないとな、と考えていたのですが、必ずしもそうすることはないかもしれません。もちろん最低限の調査はしますが、先行研究を網羅しようだとか、そういう意欲はもっと別のことに振り向けた方がいいかもしれません。

まだほとんど手つかずの研究分野であれば、後進のためにデータを揃えてやる必要を強く感じますが、そうでないならば、もっと自分のやりたいことを大切にした方がいい。そう、他人のためじゃなくて自分のために尽くした方がいい。もっと自分の好きなことを発展させた方がいいということは、去年別の人からも言われました。

ロシア文学の場合、自分の好きなことを研究するだけでお金をもらうということにぼくはずっと疑問を感じていて、その疑問を解決することが結局できなくて、若い世代や日本の文化、ロシア文学の発展のために研究しなくてはいけないのではないかと思い詰めていたのですが、そんな思いは唯の一人にさえ伝わりませんでした。

あらぬ方向に話が進んでしまいました。ともかく、これから試行錯誤しながらの迷走が始まります。