ブームが一段落したであろう(よくわからないけど)今になってなぜかこれに手を出してしまいました。
去年、あれだけ情報が出回っていたのに、今までほぼスルーしてました。(*1)
おかげで、ほぼ先入観0の状態で、読むことができました。
いや。やっぱり話題になるだけあって、素直に面白かったです。
以下、ストーリーに触れた感想。
まあ、いまさらネタバレもないでしょうが…。
一番思ったのが、清水義範とか、眉村卓とかの、昔読んだジュブナイル小説を思い起こす部分がいろいろあったなということ。
特に思ったのが清水義範の学園SF(?)で、(いろいろなところで言われてますが)主人公の独白スタイル・性格とかは「魔獣学園」が浮かんできたし、ヒロインが部活を作って~とかで「パステル学園大乱戦」を思い起こしたとか…。
そういう作品(というよりその源流である古典SF?)のエッセンスがところどころにちりばめられて、私の場合、そういう意味でも楽しめました。
あと、学園ドラマとしては、うる星やつら・究極超人あ~る・エンジェル伝説とか、私が勝手に定義している「しあわせなおなはし」になる気がするし…うーん。そんなこんなで、私がはまってしまうのは必然かもしれない。
あと、とあるシーンで、仕事で見覚えのある言語が出てきて少し笑えたりとか、表紙のカラーイラストが、本文と矛盾してたりするのはどうかと…そんなものなのかな?と思ったりとか…。
「ものすごく期待して」読むと肩透かし食うかも知れないけど、やっぱり素直に面白い作品だなと思います。
*1 それが、店頭で(平積み)見かけたのを手に取ろうと思ったのは、多分ここがきっかけ。
*2 とりあえず「~退屈」まで読了。
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