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Love & Wisdom



友あり遠方よりきたる・・・
それで先日教えてもらったばかりの久住山の慈尊院跡へ
一緒にウオーキングすることに。
後尾は桂子。予定になかったことでみんな軽装。
梅雨直前の涼しくて爽やかな貴重な午後となりました。



参道の途中にある野仏。
その隣に、梵字が彫られた岩があります↓



三つの円のなかに梵字。その下に漢文がありますが
「万」という字以外は私には判読できません。



帰ってから画像を拡大しコントラストを強めたら
梵字の形状が鮮明になりました。このような梵字とはインド古典語サンスクリット文字を神聖視したものです。



岩の三つの梵字は、まさにこの組み合わせ
阿弥陀三尊を梵字で象徴するものでした。
上の梵字がキリーク(阿弥陀如来)。
左がサク(勢至菩薩)。
右サ(観世音菩薩)。




例えばこれは京都大原三千院の阿弥陀三尊像ですが
これを梵字であらわしたものが久住山のこの岩でした。

阿弥陀というのは、サンスクリット語のアミターバ(無限の光)とアミターユス(無限のいのち)に由来します。

観世音菩薩は、アミダの慈悲をあらわす化身。
勢至菩薩は、アミダの知恵をあらわす化身。

つまりあの岩に彫られているのは
宇宙の無限性、無限の創造性と
その慈愛(Love)という本質と
知恵(Wisdom)という本質です。
無限の慈愛と無限の知恵・・・