色々お散歩

ヨーロッパ好き乙女趣味な 旅写真・日常ブログです

8 ヴォージュ広場とカルナヴァレ博物館 2015年

2015年10月04日 02時29分11秒 | 海外旅行・フランス


9/18(金) 午後
この日は午後から自由行動。実質私はここでツアーからは最終日、帰りの集合まで離脱するため
ここから最後まで完全フリーとなる。

ツアーの方々ともここで最終日までお別れっ
!皆さんとてもフレンドリーで良い方々でした。
この後ルーヴル美術館へ行こうと相談している方々かはガイドして欲しいと言われ

ルーヴル美術館大好き人間の自分、是非是非行きたいところだか…
21年間も行きたい行きたいと思っていたカルナヴァレ博物館へ行くチャンスだったこの日、泣く泣く断る

この日、ルーヴル美術館は夜間までやっていまが結局眠さと足の疲れやら面倒くさいやらで行かなかった←糞人間な自分

この日の午後の予定は
カルナヴァレ博物館、ロココ美術品を揃えたコニャックジェイ美術館、近くのローアン大司教の邸宅を写真に収め、その近くの
シャンブル・オ・コンフィチュールでコンフィチュールを購入
バスティーユ広場からメトロでショコラトリー
ジャックジュナンでお土産を買い

サンルイ島のパリ一アイス店
ベルティヨンのサロン・ド・テで
フランボワーズメルバを食す!

これが予定というか夢だったのだが…
予定とは予定通りにいかないものである

とにかく、沢山歩く事も予想されるため
コートの下は半袖のワンピ


外に出るとコートを着ていても寒いと感じられたが実際やはり半袖で良かったと後々思う。
「行ってきます!」


スタート地点はルーヴル界隈から。
>_
これを通過しひたすらセーヌ川沿い前進するのみ。
とにかく進んだ。何も面白いものが無かったがどんどん行く。
自分は一体どこまで歩くんだろう、と思い始めてきた。

人の行き着く先は一体…?
とかも考え出したが、死後のことは考えるだけ無駄と判断した。

では日本の行く先は?
自分の老後は??
景色も先もよくわからない場所を延々と歩いていると無駄な思考が巡る。
やはり私のような思考深い人間は哲学的なことを考えてしまうものなのだ。

学生時代もテスト中に
こんな事をしていても何にもならないのではないか、お小遣いが増えるわけでもないし。
自分はこんな事で満足にお金が得られるようになるのは一体いつになるのか…なんてのでテスト答案に計算してみたり、それも面倒になると落書きしたり…

するとテストの時間が終わってしまい、
回答も書かないまま提出したりした為に
異様にテストの点数が悪かったが
これも思考深い人間故であろうと推測される。

歩く場所を変えたほうがよかったな、セーヌ川沿いか、サントノレ通りを歩いていたほうが色々と景色が良かったのでは…??

なんて後悔の思いを抱きながら
どこまで?…とりあえずサンポールを目指そう……

と、颯爽と歩いていたのが次第に足が痛くなりペースダウン。
速度が速すぎて足を痛めたらしい。

何て思ってあるとそのうち左手にどこか見覚えのある庭が見えてきた。

………????やけに見覚えがある気がする。
そう思いながら通過した自分。

それはサンポールからサンルイ島へ抜ける道を通過する際にある庭なのだ。

ストリートビューでは最近やっと発見した、ほんのちょっとしか見ていないだけに
なんだか見覚えある。と思うだけで通過してしまった。

そして最後、驚いた事に
さすがに遠いいからと後日メトロで行こうと思っていた
アンリ・ガリ公園に行き着いたのだ。

アンリ・ガリ公園には
フランス革命時、バスティーユ牢獄を襲撃し、その一部が残されている。
日本のガイドブックなどには公園の名前の表示すらない為、日本人ではマニアな方しか来ないのではないかと思われる


思ってたよりデカイっ!!
いや、牢獄の一部だし
当たり前だが、ほんの瓦礫を積み上げたものが残ってるのだと思ったから大きくてビックリ

そしたら
バスティーユ広場まで一本道!
バスティーユ広場に行かないわけには行かない!
公園からセーヌ川とは真逆へ進むと
バスティーユ広場に出る。

セーヌ川の位置と道路の太さを確認し
バスティーユへ抜ける一本道を見定めるとそれをひたすら進む!
ストリートビューを駆使して道を歩い散々迷いながら覚えただけにパリの道地図ももうしっかりと頭に記憶されている!
(自分の目的として定めた道のみ)


バスティーユ牢獄のあった場所、バスティーユ広場。この記念碑以外、見た目特に何もないのでベルばら好きの方以外はわざわざこれのためだけにここに来ても特別何もない。

しかしベルばら好き、特に
オスカル様ぁ~~なんて言ってる女性なら外せない場所。


このバスティーユ、メトロ一号線ホームには壁に革命の絵が描かれており、5号線を上の方へ行くホームにはここにもバスティーユ牢獄の残りが展示されているという…
ここも予定では5号線を使いタンプル近くにあるジャックジュナンというキャラメルが美味しいショコラトリーへ行く予定だったが
まずは早く閉まり、時間を食うカルナヴァレ博物館とコニャックジェイ美術館から!

と、その前に。
ルーヴルからバスティーユまで30分もかからない速さで歩いてきた。
流石に足に疲労を感じ
ヴォージュ広場で休むことにしよう!

バスティーユからサンタントワーヌ通りをサンポール方面へ進む
教会を通過

右手通りを覗くとにヴォージュ広場の特徴的なレンガ色の建物が見えてくる

くぐる。実はこの中に面白い落書きがあるのだが、何だか写真を撮れる雰囲気ではなかったので写真なし←きになる方はストリートビューで!


ヴォージュ広場
以前「王妃の館」を読んだのでシミジミ思い返しながら眺める。
マロニエを人に投げつけたくなってきた。




さすがに疲れてベンチで少し休憩


浅田次郎作「王妃の館」意地悪な少年がマロニエを投げつけるシーンがある。
マロニエを知らない私はお洒落な文章に感じロマンに浸ったのだ。
なので私もマロニエを投げたいなぁ←危ない

「王妃の館」の小説の表紙のイラストと同じ景色も見られるのだ。写真に撮らなかったけれど…撮ればよかった!

「王妃の館」上は現代のツアー旅行企画会社とそのツアー客がメインで面白おかしく読めた。

下の方はルイ14世時代、略してフォーティーンの愛した美女と二人の血を引くパリに追いやられた少年の話がメインとなる。
この少年が王の血を引きながらも母とパリで貧しく暮らす
惨めさがあり
読んでいるときに東日本大震災があり
電車が動かず5日間、会社に行けず家にこもり無計画停電下でロウソクをアルミで囲い灯りを取って読んだため、話の惨めさがより倍増されたものだった。



鳩さん


レンガ色が綺麗




ヴォージュ広場からカルナヴァレ博物館へは一直線の道でつながっている。


カルナヴァレ博物館

帰国後、有名ガイドブックの本のパリ2015年版
を見ると
カルナヴァレ博物館 7.5ユーロ
ドノン館(コニャックジェイ美術館)
無料(特別展のみ有料)
と書かれているので情報が逆のようだ。
行かれる方は一つの情報を信じずに幾つかの場所で情報収集しておくと良さそう


お庭が綺麗!!外観の写真も撮ればよかったと後悔・・・


カルナヴァレ博物館は日によって閉っている部屋があるとかでドキドキした。

つまり行っても見たい部屋が空いているかわからないのだ。
サバイバル的であり日本から命がけではるばるやってきても
容赦なくしまっていればそれまで。

後日来れればいいが
日数の少ない観光客にはもうこれは
駆けだ。
これがダメならば21年の夢、敗れ去り!!!
なんて小説でも書けそうだ。

このカルナヴァレ博物館は一般公開の部屋は無料。
受付の方々、皆さんとっても素敵な笑顔を向けてくれた!無料なのに!
無料スマイルがとっても素敵で
「ジャパニーズ?タダ!」と無料であることを教えてくれたり。

広すぎる王宮、ルーヴル美術館と違い、こちらは貴族の館。
お屋敷に招待された様な
アットホームな雰囲気。
お庭がとっても素敵だ。
無料なのに手入れが行き届いて見事
ヴェルサイユ宮殿の庭園
アンドレ・ル・ノートルを思い出す{





それでは細かい説明はここでは抜きにして写真ばかりを載せまくる。
可愛い馬車



本当に招待された客人の様・・・









他の誰もさほど写真を撮っていないので私ばかり一人でシャッター音出しまくりで少し恥ずかしい。
日本人=写真撮りまくりイメージをより強く根付かせたと思う。
ちなみにここでアジア人には出会わなかった。




やはりシャンデリアが素敵





気球のお皿と絵




豪華な鳥や動物の描かれている部屋




怖い顔の方
何か気にくわない事でも…???

窓の外。やはりお庭がとっても素敵!
アンドレ・ル・ノートルを思いだす


青と白の部屋

真ん中にテロアーニュ・ド・メリクールの肖像画発見!!!





テロアーニュ・ド・メリクール
頭のリボンがハイセンス過ぎて私には理解出来なかった



動物のおうち?とっても品格があり可愛い。後ろの花模様も素晴らしい。

豪華な帽子が気になる。
欲しい!



マリーアントワネット!?



椅子の質感が良い!座りたいっ


「踏んだらアカンて」「放せや~」


と、突然現れたのがっ!!!
「あっ!!!陛下!!!」

でかでかとルイ16世


緑に赤の小花の装飾の部屋がお気に入り



豪華なヘアスタイルブルジョワめぇ~!!

なかなか良いセンス

豪華な頭にちょうどシャンデリアが乗ったような写真になっていて豪華さ倍増!!
実際船よりこちら載せればより豪華でキラキラとよかったのに・・・(火災発生するだろ)

マダム。自分も写っている




沢山絵があったが何故かこの雨の中「雨ウザッ!!」的な女性の絵だけを撮影した。
理由はわからないが。
これがその後の自分の暗示だったのかもしれない。


可愛い汽車

階段の所にサンキュロットの絵があり、フランス革命と英語とフランス語で書かれていた。やっとここまで来たのか!!
実は内心フランス革命物が出てこない為、見つからないのではと不安だったが心底安心した。

登るといよいよ革命モード!!!
いきなりバスティーユ襲撃!



ここは一応誰でも気軽に見れる旅ブログカテゴリーの為細かい説明はせず
たまにごくごく簡単な一言説明と写真を載せていく(詳しい事を描いたマニアックな方用は後日に描く予定)
私の中学の資料集か教科書に載っていた絵
左下の動物はモノノケヒメにも出てくる(うそ)


また陛下いた!!!

テニスコートの誓い

真ん中に立ってるのがパリ市長のバイイ

そろそろこの顔にピンとくるようになりましたか?

自由、平等、博愛の3色のフランス国旗



奥の顔、そろそろ覚えてきたんじゃないでしょうか



革命の引き金的事件



アンヴァリッドから武器や弾薬を盗みバスティーユへ向かう

バスティーユ牢獄





めっちゃ襲撃してます。アニメ・ベルサイユのばらではクライマックスですね


人権宣言




ちょっとよく分からない絵も。説明文はフランス語のみだから長ったらしいのはスルーしてきたが一応少しは読めばよかったと後悔
写真に映っているが文字が小さすぎて見えない



多分サンキュロットに扮した歌手


マリーアントワネットやら王族の遺髪
これの説明文が見つからなかったが昔東京にも来たことがある

肖像画。マリーアントワネットの二男ルイ・シャルル




コンシェルジュリ牢獄のマリーアントワネット

これは説明文が大きく映ってますね(*^。^*)
マリーアントワネットとランバール侯夫人の髪を編み込んだ真珠の指輪




タンプル塔で王一家が使用した物

チェスやら。
蝶々の形のものもあり、虫胴体部分がかなり肉厚そうな感じがなんとも…

マリーアントワネット肖像画



家族と引き離されるルイ・シャルル



王一家の部屋、家具など



ルイシャルル

家族と別れるルイ16世



タンプル塔のルイ16世


タンプル塔は残念ながらもう残っていないがここからそう遠くはない。

処刑




革命家・ジャコバン派の方々

ダントン

ロベスピエール

マラーだと思う

マラー殺害シーン
暗殺の天使シャルロット・コルデー



カミーユデムーラン


マラーの展示








いきなり等身大人形がいてビックリ



戦地に赴く兵士


ナポレオン


人権宣言

私の中学の資料集はこちらの写真でした


ヴェルサイユへ行進
1789年間10月
革命は起きても相変わらず食べ物も無くパリのおかみさん達の怒り爆発
ベルサイユへ


トランプ


ユラン伍長
ベルばらのオスカルのモデルにもなっている


風刺画



下の階へ降りる
昔の看板展示


ニャー!


フォーティーン

入り口なのか出口なのか
フォーテーンがお出迎え。

ここはマリーアントワネットゆかりの品と言うことで
彼女の靴や扇子などが展示されていたらしいが最近では見ることができなくなったとネット情報で得たが
やはり普通に展示している場所にはそれらしき物は無かった。
古いものなので環境保存など、そういった事が関わっているのではないかとのことで仕方がない。

ここを出るとすぐ近くにロココ美術品を扱う
コニャックジェイ美術館がある。

そちらへ向かう。
かなりどうでもいい事だが
私の着ている半袖のワンピと上のコート
このブランドのお店もこのカルナヴァレ博物館のすぐ近くにある。
ついでに無印もあった。

不思議な事に
カルナヴァレ博物館、説明文はフランス語オンリーだが
意外なことにアニメ幽遊白書のフランス語でフランス語字幕付きで見聞きして覚えた絶対旅行で使わないだろう単語がこういった博物館、コンシェルジュリの説明文などで役立ち意外性にびっくりする事が多かった。


















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4 コメント

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カルナヴァレ博物館 (Chris)
2016-05-12 22:46:32
こんばんは、初めまして。 Chrisと申します。

カルナヴァレ博物館の記事と写真を拝見して、懐かしいなと思いました。 私も昨年2015年5月に、約15年ぶりにここを訪問しました。
タレーラン氏とレカミエ様の肖像画展示部屋が当日閉まっていたので残念でした。。。

色々各地旅行されているのですね、私も旅行大好きです。
またフランスへ行きたいなぁ~
返信する
Chrisさん (リフィ)
2016-05-13 02:16:25
初めまして。 コメントありがとうございます!

カルナヴァレ博物館は21年越しの夢が叶いやっと昨年訪問できました!
言われてみれば
あの有名なレカミエ夫人の肖像画、私も見れませんでしたっ!
ジェラールの描く陶器のようになめらかな白い肌が眩しい、美しい肖像画ですよねっ(実物を見たことはありませんが)

旅行楽しいですよね。
私もまたフランスに行きたいです~。

Chrisさんも是非また素敵なフランス旅行を楽しまれてくださいね。
返信する
そう、ジェラールのレカミエ様… (Chris)
2016-05-13 20:53:40
早速の暖かいお返事ありがとうございます~
21年越しの夢だと、きっとホント感激だったでしょうね! 昔の自分もそうだったなと…

そう、ダヴィッドではなく、あの優美なフランソワ・ジェラールの作品のレカミエ様がカルナヴァレにはあったのです(*^-^*)

実はここ数日、私はちょうど1年前のカルナヴァレのブログを書いていて、そういえば他のみんなはカルナヴァレの印象はどんなかな~と、偶然リフィさんの素敵な写真いっぱいの記事を拝見させていただいたのでした。
http://ameblo.jp/rue-chris/entry-12159675798.html
http://ameblo.jp/rue-chris/entry-12159088631.html
http://ameblo.jp/rue-chris/entry-12157968173.html
<カルナヴァレ博物館1~3>

世界を知ると視野も広がりますね♪
リフィさんもこれからも素晴らしい旅を! 失礼しました~(*^-^*)/
返信する
Chrisさん (リフィ)
2016-05-15 19:20:41
こちらこそ暖かいコメント嬉しいです(^ ^)

フランス史は子供の頃からの憧れで
よく図書館にこもって絵画集と一緒に歴史本を見ていたので
カルナヴァレ博物館は感動的でした!
前日にはヴェルサイユ宮殿と離宮に、翌日にコンシェルジュリ牢獄でジャコバン派の説明部屋やマリーアントワネットの牢獄再現などを見た後にカルナヴァレ博物館へ出向いたので
やはりこう…やりきれない気分で

悲しくなってしまい、結局その翌日はまたヴェルサイユ宮殿と離宮へ行ってプチトリアノンや村里にずっと篭ってたんですよ(⌒-⌒; )

Chrisさんのブログ教えていただき
ありがとうございますっ!!

ゆっくりお茶を飲みながら楽しませていただきます(*^_^*)
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