ついに大好きなラファエロ展が!!!
もう何年か前からラファエロ展がないかと探したりしていたが、ついに今年三月から国立西洋美術館に!!
ラファエロと言えばレオナルド・ダ・ヴィンチ
ミケランジェロと共にルネサンスを代表する画家としいて人気も高い。
ラファエロ作品は各美術館のメインとして人気が高いため借用困難な為、ヨーロッパ以外では大規模な展覧会は行われなかった
それがついに日本初「ラファエロ展」!!!
3/2から6/2までの期間で、その後は各地を巡回・・・なんてことは無く早々にイタリアに帰国してしまう。
東京から遠いい地方の方は新幹線や飛行機となって大変だろうとか、いや、もうとっくにイタリアで見ているだろう
いやいや、日本にわざわざ来てくれたのなら東京まで行くだろうなど色々思いながら
超極貧な私はイタリアどころか遠くにはいけない。
つくづく東京近郊の住民で良かったと思う。
ラファエロに関してはもうここで書かなくとも有名画家、有名作品なので
説明なしに感想だけをのべてみようと思う
もう本当に今更!他の方々が散々このラファエロ展や作品に関して感想を書いていると思うので
行きました!これを見ました!的に小学2年生作文風に書いてみようと思う。
では
絵画の魅力に憑りつかれたのは中学生の頃。
20年前の事。当時から好みの傾向に変化はなく、好みは至って偏りがち。19年前、
この国立西洋美術館に1872年の印象は作品が集まると知った時の興奮はつい24時間前の事のように感じる(「昨日」でよくね?)
当時あった池袋の東武美術館までが限界で 上野と言ったら遠い異国に感じ、とても一人では行く勇気も出なかった中学時代の自分
今は通勤ルート内となった上野
今回のラファエロ展、真冬から楽しみにしていたものの、きっと三月は寒くて大変だろう、すぐ日が暮れるし。少し時期をずらすか・・・
4月の上野は桜の花見客で大変な混雑になるだろう・・・などと、先延ばしして気づけばもう5月も半ば過ぎ
5/25 もう本当に絵画達の帰国までギリギリ!!!あとわずか!!焦る様に行ってきた。
私は目当ての展覧会には二度行く傾向がある
が今回はもう本当にギリギリ。とにかく5/25(土)
なにせラファエロだ。初来日作品もある。大変な混雑を予測し先にチケットを用意。
(それはどの美術展覧会でも基本だが)
今回は絵画には全く興味はない友人のMちゃんだが(私の友人、母と周囲にはほぼ絵画に興味の無い人達しかいないのだが)
「500年も前の超有名人気画家の凄い作品がきてるよ、日本初来日のもきているから貴重だよ、せっかくだから行ってみるけ?」
と誘ってみたらついてきたので 二人で国立西洋美術館へ。
とても心地のいい天気。チケットを購入する列は相当な待ち時間の様で、やはりな・・・!
と
チケットお持ちの方は右にーと言われ、チケットをお持ちの私は右に進む。チケットお持ちの方は30待ち。
うーーーーーん・・・・・・さすがだな、きっとコレ、マシな方なのだろう。
Mちゃんが、こんなに人がいるのかと驚いていた。そんなに見に来る人がいるのか、どんな画家なんだと言った感じで
知っている人にはそれはもう、書かなくても分かる、大人気の芸術、ラファエロ!
だが、まったく興味が無く知らない人にはこの自画像も分からなければ ラファエロだかエロだかよくわかならい・・・
となってしまう、まあ、それは仕方がない。私も知らない分野にはとことん疎い
最近のジャニーズ、アイドル、芸能人なんてほぼ9割知らない。「因数分解?どこのグループ?ああ、数学なの」
なんて感じだ。
話が脱線したので戻す。
今回、同じイタリア生まれとして可愛いロディがサイトで案内を。
ロディもコラボとして商品化しているそうな。
可愛いロディにますます気合が入る自分!
国立西洋美術館 ラファエロ
Mちゃんがとても面白い発音で「ラファエロ」と言っていた。新潟弁が一番その発音に近い。
関西弁のマネさえ出来ないMちゃんが何故新潟弁の特殊なニュアンスで言えるのかが
凄く謎に思いながら聞いていた。むずかしいだろうに・・・
でも面白いので言うたびにツッコミを入れた。
今更これが誰なのか、作品に対してを説明するまでもない有名な肖像画。
と思ったが、自分が「みんな知っている常識」と思っても実は周囲に知らない人が沢山いたので ラファエロの肖像画と書いておく。
どのような人物かは私が説明するまでもないので
Mちゃんの感想「なで肩だ」「髪の毛が細かい、本当の髪の毛みたいだ」との事。
髪の描写に関してはよく褒めていた。
うーん、これはなかなか面白い感想だ。
かなり率直なコメント。 たしかにMちゃんの言う通り、なで肩と言われればそうで、髪が細かくて本当の毛の様だと言われれば全くその通りなのだが。
よく絵画を見慣れていないと思われる人が「うまいなー」「絵、上手い」「服が質感ある」なんて発していることが多い。
友人でない人がそれを言うとイラっとするが、でも彼らなりの感動なのだ。これに怒るのはいけない。
率直過ぎてビックリだが、確かに見た通り感じたことを言って、またたしかに間違いではない。
その人なりの感動で楽しんでいるのだ。
私はどうも自分基準に考えてしまう。自分の物差しで考えるのが私の悪い癖だ。
「絵うまい」「髪細かい」「服がー」とか細かいとか その通りなのだが、でも、だがしかし
世界に名だたる巨匠の作品に向かって、「絵が上手いとは何事だー!!???誰の作品だと思ってんだ、この作品がなんだと思ってんだ!???」
なんて事も言いたくもなってしまうのだ。
更にはブスだ、ハゲだ、デブ、性格悪そう、絶対酒癖悪い、女に逃げられただと低レベルな批判するカップル(特に男)もいる
流石にこれは不快になる。が、今回はそう言った人が居なかったので良かった。
聖家族
こちらも有名作品。いまさら説明するまでもないので
また作品に関する感想は書きつくされたと思うので
私もMちゃんの様に率直的に思った事を書いてみようと思う。
とにかくルネサンスに見られる特徴的な肌
明るい色彩で彩られた滑らかな肌からは人間の温かみも柔らかさもまるで触っているかのように伝わってくる。
これがルネサンス絵画であり革命なのだと身を持って感じさせられる。
宗教絵画が支流なこの時代、神は人間では無い、その神達から人間味のある愛らしさ、柔らかさ、
母性と温かいぬくもりが生まれた革命
ラファエロ17歳の作品、天使。
なんて愛らしい姿だろう。
この展覧会に来る前からこの天使に会えるのを楽しみにしていた。
この天使のA4クリアファイルが欲しいと思っていたのだが私が見た限りではミニサイズの物しかなく残念だった。
(売り場に人が多くて商品すべてを見る事が出来なかった)
こちらも人気の作品
右後ろにいたオジサンの感想「滑らかやな~、どうやったらこう滑らかになるんだ」
オジサンの妻らしき人「水彩かしら」
オジサン「水彩かえ?それでもこんな滑らかにならんやろーー」
Mちゃんの感想「これ女の人?手が女性的。手が小さい!」
私の率直感想
Mちゃんや知らないおじさんの言う通り、手が小さく女性的で滑らかだと思った。
滑らかな色彩、数百年の年月を経て今なお輝きを放つ。描いた巨匠は若くして亡くなったが
作品に、ここに、今まさに目の前に存在しているのだと思い知らされる。絵画に命を吹き込み
その姿と美を守るべく長年にわたり絵画修復師たちによって守り続けられてきた
そこにはたしかにラファエロが存在し、絵画と共に存在し続けるのだと感じた。
もちろんこれはこの作品のみに感じたことではなく自分が美を感じるすべての作品に対して思う事
率直にそう感じるのだが口に出して言ったらバカだと思われるので(バカだが)
どの絵画に対してノーコメントでただガン見していた。
「無口な女」
これはもうタイトルだけで有名
このタイトルが影響してしまったのか、目が冷たいだの
暗いだの、何かと冷たい印象として語られることが多いが、さあ、どうなのだろう。
そして作品にお目にかかる。
これは是非ともMちゃんの率直感想を聞けばよかったと後悔した。
今度この絵を見せて感想を聞いてみる事にする
私も率直と言うか好みからの個人意見として
「無口」とは誰がつけた名前なのか、最初から「無口な女」と言う作品を描くつもりでモデルにそうさせたのか
私はそこのところは知らない。絵画の横には説明書きがついているものだが 私はあえて見なかった。
知って観る。より 知らないまま自分の好奇心と探究心からただ想像に浸る、その方が楽しそうだと思ったからだ。
そういった好奇心を煽られるのはタイトルにふさわしい、キッ!ときつく閉じた唇。
・・・いやいや、よく見ろ!タイトルに洗脳されているぞ!口周辺だけをよく見ればそう力がこもっているわけでもない
陰影によって頬骨からの影がキツイ印象にさせているのだ
冷たそうだの、目がうんたらかんたらと よく言われるのもその影った顔とやはりこのタイトルだ、
これが違った印象を刻み付けるタイトルをつけたらどうだろう?
「秋服を着た聖母」ラファエロ画
ほら!!!目もなんだか丸くて慈愛を感じるようにみえないだろうか
「笑いを堪える隣のオバちゃん」ラファエロ画
ほら!!!もう冷たい女なんて言わせねえ感たっぷり
愛嬌ある楽しい優しいおばちゃん! もう無口の女なんて言わせない!!
とりあえず私が見て思った事は、口は閉じているが、目がものを言う。
目がこの一枚の絵画の世界をドラマの様に表現している。目が話している。
個人的な好みでこの服の色コーディネートが素晴らしい。
深い緑ボルドーワインの様な深い赤をリボン結びにし、刺繍の施されたクリーム色の胸元のレースと
同系色の袖、その下に深い茶色の袖
全体的に暗い色ながらもこの色合いが目立つ!!頭のレースも可愛い。
そして口以上に物言う目!
女性だけでなく、服が口ほどに物を言う!!!
・・・手に宝石の付いた見事な指輪がはめられているが、女性の目と服に負けて
無言の宝石となっている。タイトル「沈黙の宝石」でもいい。
この絵で「沈黙の宝石」来秋、映画化! なんてもの行けそうな気がする。え、ダメ?
右の「パドヴァの聖アントニウス」
Mちゃん「魔法使いみたい!!」
これには盛大に吹いた私。さすがはMちゃん。想像もつかない発想をする。
この修道士スタイルからどうして魔法使いが出てきたのか聞いてみた。
服装が魔法使いっぽくて持ってる植物を杖みたいにし、手に持った魔法の呪文書で魔法を使うのだと。
ほうほう・・・さすがに斬新な率直感性、言われてみればその意見通り魔法使いに見え・・・ない。
頭(髪)が変だと言うのでトンスラの説明をした。修道士が頭のてっぺんの髪を剃る
わりと近年までやっていたと伝えると
「その髪型が流行ってたの??」と返されたので
またまた大笑いした私。Mちゃんは子供の感性と似ているのだろう。
いや純粋でいいのだが。純粋さでは絶対負けない自信があったのだが、なにか根本的に違う
天然はやはり凄い!面白い。
面白いコメントと言えば
額にサソリの飾りを付けた女性の肖像画
女の子たちが「私、猫に見えるー!!」「私もー!!!」なんて言うので
ああ、本当だ、猫の顔に見える
枢機卿
後々Mちゃんにこの絵を見せた所
Mちゃん感想「え、あったっけ!?」記憶に無いとの事。
単純に見ていないのかもしれない。しばらく私の後にぴったりくっついていたMちゃんだがこの絵の所には来ていなかった気がした
聖ゲオルギウスと竜
Mちゃん「こわいー!これ竜?竜?なの?これ・・・なんたらかんたら」あとは聞いてない自分
「んーーー竜。」とかなり適当に答えた。と言うのも見たとたんに一目ぼれしたからだ。
このテの絵に弱いのだ。と言っても どんな絵だよ
と言われそうだが。女性を助ける、猛獣と闘って倒す勇敢な美天使(兵士的な)の勇ましさ、強くも美しい姿と言うのに私は弱い。
馬にまたがる躍動感がまた良い・・・。
それを言ったらMちゃん「白馬の王子様的な??」と。
ちがう!!!王子様なんかじゃダメなんだー!!!!!そういうロマンとは違うんだ、戦士戦士!!!
・・・自分ん方が痛いので心の中で叫ぶだけ、黙ってた。
この竜、Mちゃんは怖い、この絵の魅力も分からないと言うが 動物大好きな私には可愛い
このシーンはかわいそうと思う、竜もおじいちゃんに似てるし。
こちらも名作
右端でラファエロがこっちを見ている。
ここで好みの美しい人を探す。
右側ハゲた老人がかがんでコンパスを回す。(縮小画像では指をさしている様に見えるが)
それを膝をついてかがんで見ている青い服の亜麻色の巻き毛の美少年
そのすぐ近くでかがんで上の人を見上げる美青年
真ん中の老人のセクスィーポーズから左上を見て
白い衣装に身を包んだ(上の方が青い)腕をくんだ長い髪の横顔の美形
女性かと思う美しさで、女性!?と思った。
そこからさらに左下、白い衣装に身を包んだ髪の長い女性の様な人物がこちらを見ている
もう女性にしか見えなかった。
美しいっ!!!!
この4人が好みの美しさであった。
(すさまじく低能な見方だが実は好みの美男美女を探すのがまた楽しみ)
私の率直的な感想
ラファエロと、時を共有した周辺の画家たちの作品。500年と言う月日の間にどのように色彩に変化があったのだろう
近年はX線での調査により元の姿、材質、様々な事が解明される、修復による色彩復元が可能になった。
目の前のこの作品
描かれてから数百年の時を経て今、私が1作品の絵を目の前に対峙している。その間にこの絵にどのような事が起きたのだろう
一体誰がこの絵の前にこうして今の私の様に対峙し、同じことを考えたのだろう
歴史的な人物も多くいるはずだ
数百年前の時の権力者、王侯貴族、ナポレオンやヒトラーも美術品を収集には熱を入れていた。
彼らも同じように私が今見ているこの絵画に魅せられたのだろう、様々な時を隔てロマンに浸る。
どれだけの人物が同じようにして心奪われ魅入ったのだろう
それらの人物達と美を共有しているかのようだ。
その美を愛でた歴代の人物達同様、私も数十年後に死に絶えるが そののちもこの絵画たちは輝き続けるのだろう
そしてのちの人々を魅了し続ける。
ラファエロは死してもなお存在している。現在も未来も。
(おわり)小2作文というより感想文。
単純に私は可憐で美しい女性、聖母に関心が行くが(美しい・・・赤ちゃんではない天使や男性なども)
Mちゃんは赤ちゃんの可愛さ、姿に関心が行った様子。
これもまた違いがあって面白い。
これは感性や美意識に関係なく生活の違いと思われる
子供と接することが全くない私とは違い 赤ちゃんや子供と接する機会の多いMちゃんでは母性的な何かが違う様子
普通に赤ちゃんは全裸で描かれていて それに対し、ごく当たり前の物を見たようなMちゃんの感想と
私は赤ちゃんでさえその部分は直視できず 即視線を外していた為 赤ちゃんには目を向けていない
他の友人で 絵画には女性がヌードで描かれていうものが多くて嫌だと言う人もいる
私は女性に関しては美術的な美の象徴と考え大丈夫なのである。
それぞれ違う見方をするだけに人の意見を聞くのもまた面白いと思う。
Mちゃんのコメントは天然発想思考で斬新だ意見を聞くのも楽しい。
ちょっとどうでもいい話として、何故私がラファエロが好きなのか
美しいから。 Mちゃんが率直と言う前に自分もここはかなり率直というか何とも・・・。
なぜ絵画が好きなのか。
単純に美しいから。自分が美しいと思った作品、またそれを描く巨匠が好きなだけで他に意味はない。
そういった好きな作品を前にして、作品の時代、描いた昔の画家、モデル、
絵を所持し、自分のように対峙してきた時の富豪、王侯貴族に権力者達にも思いをはせる。そこにロマンを見出す。
ブルボン王家などの王家の手にわたり、ナポレオンによって、またヒトラーによって美術品は愛され・・・
彼らの魅入ったその作品をまた数百年もして私が。
目の前にある絵画は歴史的有名人たちとも向かい合っている・・・。
そうやってロマンに浸る単純な私
今回来ていなかったが ラファエロの描く女性は本当にい美しい
大好きな絵画でこちらも言わずと知れた名画。
この可憐で愛らしい聖母には目も心も奪われた。
他にも好みの作品全てを取り上げていたらきりがないので 一部好みの作品を。
聖ゲオルギウスと同様の理由から惚れ込んだ絵画。
強くて美しい・・・
中央の人物に魅入ってしまう。美しい!
柔らかな色彩、美しい天使や女性・・・
ロココ絵画の様な派手できらびやかな物が大好きだけれど、このように素朴に柔らかな温かみのある明るい色彩にも魅かれる
また美術館の楽しみの一つ、グッズ。
あらかじめサイトでチェックを入れておく。
ここでまず狙っていたのがこのラファエロ展限定の可愛いミニロディに入ったラムネ
そして紅茶
サイトより
(グラツィア) 桃とミルクのお茶
桃とミルクの甘くて優しい香りの紅茶。
赤と青の花びらが上品な味わいをいっそう引き立てます。
20gオリジナルラベル缶入 / 800円
(ファッシノ) ミモザとシャンパンのお茶
春を告げる花・ミモザとシャンパンの香りによる華やかな風味の紅茶。
アイスティーにもどうぞ。
20gオリジナルラベル缶入 / 800円
購入した物
クリアファイルと紅茶とロディのラムネ 奥のRの袋はオリジナルロディセット
紅茶 グラツィアは2個かったが正解だった。美味しい。
ファッシノはまだこれから。
クリアファイル
ラムネロディと ラファエロ展限定ロディ(ラムネロディ、ミニロディ、ストラップ、ポストカード)
後姿も可愛い!
ラファエロ展とのコラボとしてベレー帽をかぶった愛らしいロディイラスト!
可愛いポストカードは3枚
癒されます!!!