OMEGUMIWO
前回に引き続き超極貧ブログである。
やはり貧乏カテゴリーを作った方がいいかもしれない・・・。
貧乏こそ私のすべてである。 前回はやや暗めの日記となったので 今回は夏も春も近い事なので
夏を先取りした 怖い話でもするような涼しげなスタイルの貧乏日記を書いてみたい。
3/29
今日はブラームスと、珍しくモーツァルトを聴きながら書いている。
僕がモーツァルトを聴くのは珍しいんですよ・・・ええ・・・。
周囲からはクラシック音楽好きの印象が強く、クラシック音楽なら大抵は好きだと勘違いされているわけで
実際は選り好みが激しく
好きな曲でも演奏者によって好きでない物も多い。
が モーツァルトは全世界で人気であるが 実は苦手である。
退屈してしまうのである。 ほんの数曲のみ例外はあるが。
一番よく好んで聞くのが
ショパン
リスト
ラフマニノフ
この辺は飽きが来ない。
もちろん演奏者によっては聞きたくもないと思うが。
他にシューマンも加わり、ロマン派を好んだのは10代から。
10代 20代半ばと曲はクラシック音楽のみであった。その後少し幅が広がるものの
やはりこのクラシックに戻る。
今は古典的な物に魅かれるのか
モーツァルトや 20歳頃に聞いたリストの交響曲だとかブラームスなど
昔のヨーロッパの自分のイメージするものを彷彿させる曲を好む。
これとは別にロシア作曲家の壮大さも大好きである。
シベリウス、ラフマニノフ・・・。特にラフマニノフは良い。
ちょっと癖があるが、その癖が自分の好みにジャストフィットする。
ベートーヴェンのピアノソナタは好きであるが それ以外は自分の好みに合わない。
だがフィデリオは良い。
オペラは
「フィデリオ」「こうもり」くらいしか聞かないのである。
クラシック音楽・・・、世間や周囲の友人からはセレブ風みたいに言われるが この貧乏日記を書くように超極貧である。
超極貧、下層娘がこうして クラシック音楽を聴きながら ハロッズのダージシンを飲みながら書いているのである。
形だけはブルジョア女を気取っている自分である。
偽ブルジョアである。
歌のない曲ではクラシック!!!であるが、
歌で好きなのは見事に洋楽のみで、カラオケなどには入っていない、日本では聞かないようなスペインやフランスの男性グループ?の物を好むようになった。(べるばら動画で使われていて気に入ったのである)
中でも夢中になっているのが ドイツのラムシュタインである。
一部ベルばら動画でも使用されていたが、カッコイイ系で使用されていた。
ロマンティックさも甘さの微塵も無い ラムシュタインはヒトラーや第二次大戦中のナチスドイツ親衛隊 SSの動画などで使用されていたりする。ネオナチが好んで替え歌にしたりと やはりそのような過激な歌詞に曲である。
人を殺害して食う とか 大量殺害した事件とか 曲に影響を受け、事件を起こした犯罪者がでたくらいの影響力があり
魅力を感じる人間には かなりの魅力なのである。
またメンバーが体格がよく長身で 日本ではまず見ないようなワイルドでスリリングな男たちである。
クラシック音楽からは連想もつかないようなラムシュタインである。
マリリンマンソンのスィートドリームも好んで聞く。友人は怖いと言っていた。
日本の怪奇話で使われるような怖いBGMも大好きである。
私の好みと言うのはあまり偏りが無いのかもしれない。(嫌いなものはハッキリしている。明るい元気な曲と言うのは嫌いである。可愛い・幸せな恋愛曲、切ない系片思い曲、失恋ソングや、ほのぼの系も、暗いだけのも嫌いである。)
話が脱線しまくったが さっそく本題の貧乏日記を夏らしく始めたい。
極貧の3/29
あれは・・・そう、2012年春も近づいたころだった・・・ええ・・・。
とにかくお金が無かった。震災が来た際にはA地区のアウトドアのプロのところに行こうなんてFさんが話しているのが聞こえてきた。
その場所は元あった事務所の前。
排気ガスなどで髪も服も肌も顔も全てが灰色と化したプロがリアカー持ちで 折りたたみダンボールの家を所有している。
その時点でホームレスという名は使用すべきでないのか使用しても良いのか
あの地域の方々は落ちたみマイホームを持っている。
Fさんの話を聞きながら 今にでも自分は彼らの元へ行った方がいいのではないかなあ。なんて思うほどの貧乏だった。
と 以前Yさんが紅茶をくれた事を思い出した。
なんてことはない、ダージリンだ。
が これが今になって所持金0円の生活で命つなぐものとなった。
超極貧となっていたのはFさんが知っていた。
いつ話したんだったか・・・外では激しい雨が窓ガラスを叩きつけていた。
昼間なのに真っ暗で不気味な社内の空間だった。
その日は大阪工場の人間も東京に出張で来ていた。
社員の一人がコンビニで大きなペットボトルのコーラを買ってきて、その大阪の人間の前に1リットルコーラを置いていた。
いま思えば、これが恐怖の始まりだった・・・ええ。
凍りつくような結末が待っていようとも知らず のんきにFさんに極貧事情の話をしていた。
外の雨はひどくなる。次第にガラスに叩きつける音が大きくなった。
と・・・急に電気がチカチカしはじめた。
これは・・・まずい・・・。直感でそう感じた。ええ・・。
と 女性が叫んだ。
「所長!!!所長室から雨漏りしてる!!!!」って。ええ・・・。
けっきょく雨漏りはしてなかった。
でも 音だけがずっと聞こえていた。
電気の消えかけた薄暗い部屋に冷たい空気が流れた
一瞬。ひんやりした冷たい空気が凍りついたように感じた。
・・・音がした。雨漏りなんてしていないのに雨漏りの・・・暗がりに響くのは水の音・・・
ピチョン・・・・・・ピチョン・・・・・・ピチョン・・・・・・ピチョン・・・・・・ペヨンジュン・・・・・・ペ・ヨンジュン・・・・・・
たしかに聞こえたんだ。 みんながたしかにその音を聞いた。そこにいた全員が・・・。
私は所長を見た。
所長は顔面真っ青になっていた。
所長のAV隠し場所のすぐ脇から聞こえてきている・・・。
AV隠し場所にはいつも鍵がかかっている・・・。しかし所長はいつバレるか・・・とでも言うように青ざめ、しまいには
「雨漏りやない!外の雨の音や」と言って我々を所長室から追い出す。
が しかし、本当の恐怖は所長室の外で起きていた!!!!!! ええ・・・。
電気は消え、真っ暗になった室内で明らかに様子がおかしい。
わたしと 女性社員が異変に感づく。
大阪から来た社員がおかしいのである。 その社員の前に置かれた1リットルボトルのコーラが空になっていた。
1リットルもの中身がどこに消えたのか・・・!?
謎の雨漏り音の要因となっているのか!?
で 聞いたんだ。
「コーラの中身は?」
「そんなん飲んだに決まっとるやないか~!!!!当たり前やないかお前~<めっちゃヌルかったねんぞ、お前~!!!!」
なんと一人で短時間で飲み干していた。
私は凍りついた。
しかし本当の恐怖かまだ続く。
横のFさんを見た。
FさんのYシャツが破れている。
「太りすぎでYシャツ破れてます」と言った。ええ・・・。
その後ずっと 私を攻撃しようとするたびに
「手、揚げたらまた破れますよ!!!太ってんですから!」と 何度も言っては面白がっていたものであった。
そんな事があり 金欠状況はしっているFさんである。
Fさんは富豪であるため、今日、三越に一緒について行ってチーズを買ってくれた。
欲しかったのはスイスのエメンタール。そういって一緒に探し
エメンタールチーズ 1028円
貧乏人には厳しいこれを買ってもらった。
Fさんはデパ地下をあるいても 本屋に入っても北朝鮮の指導者のごとく貫禄と威厳に満ちた体格であった。
本屋のレジ付近に 「バカを直す本」なんて物があり嫌な予感がしてそそくさと立ち去ったが
レジに並んだFさんが大声で呼んだ。
「稲川さん!!!」
振り向けば
「バカをなおす本がある」と言っていた。 言うと思った。余そんなものはいらない 貧乏を直す本を出してくれ!
Fさんの破れたシャツ姿は何度も撮影を頼んだがかたくなに拒否された。
こうして今日の夜はそのチーズを半分も食べてしまった。
金欠恐怖はまだまだ続きそうである。
破れたシャツでさらし者にされたくないと言ったFさん
Fさん「稲川さん」
私 「今日のネタは怖い系で話すんで大丈夫です」
Fさん「稲川さん、今年の心霊ライヴはいつやるの?」
私 「そうだねぇ、世間の流行りとあわせてばかりもつまらないから、11月にやろうかな、納涼心霊ライヴ」
FSだん「もはや夏の風物詩じゃなくなってるねぇ」
と 最後の会話は嘘である。
ちなみに本屋で叫ばれたのは 「稲川さん!」ではなく
実際は 名前である
「リフィ!!!」
である。
そして
「バカを直す本がある」
オフィス街地下の書店の5:30少し回った時間、皆、個人個人一人で買い物や暇つぶしに来る大人ばかりなため 会話声などしない静かな場所。
この大声は目立ち
私の名前と バカ と言う事が一気にそのフロアに知れ渡るという事態が起きたのであった。
21世紀 全米を驚愕させた事件である。
来年には映画化され。私はCD(アルバム)を出すであろう。