当院は、お子さんお母さんを中心に、ご家族様、近隣にお住まいの方、勤務地のある方々...0才~90才の皆様の治療を行って参りました。
開院から14年目を迎える現在も「大人の治療もしてますか?」と問い合わせがありますが、もちろん当初から変わらず行っております。
当院はかなり難しい診断・治療を行うことも多いですが、子供さんの治療よりも、大人の治療は難しい場合が多いです。
(最近多い子供さんの治療内容については、また後日触れさせて頂くとしましょう。)
...それは、大人で歯科恐怖症や、歯科に不信感を抱いてしまった方々の相談が多く寄せられるためです。
そして、そういう場合の歯は長期に手付かずで抜歯が必要になっており、それらをいかに諦めずに抜かないようにするかを考えながら治療を行うために難しい治療にもあきらめなるのです。
皆様、とにかく一度早めにご相談下さい。
相談から初めましょう。決心するまで、相談だけでもいいんです。
なにもしないまま悩みが長くなると悪くなるばかりで、歯は自然には元に戻りませんから...。
で、入れ歯のお話でした。笑
Mちゃんの話。
いわゆる哺乳瓶う蝕と呼ばれる虫歯は、上の前歯に1才前後から生じます。
夜の授乳が卒乳できていない場合は、哺乳瓶でなく母乳でも虫歯になり、それも同じように表現します。
つまり、その年齢で上の前歯が長時間・長期的に汚れたままになってしまうことでなる虫歯のことです。
Mちゃんは、残念ながら、哺乳瓶う蝕のような状況で、上の前歯を4本無くしてしまいました。
小さいお子さんが、生え変わりでなく歯を抜かないといけないのはとても残念なことで、親御さんのお気持ちも察し、親御さんの希望があれば連携ある病院歯科へ相談に行って頂くことが多いです。
Mちゃんは結果やはり残念ながら、病院歯科で上の前歯は抜歯となり、入れ歯を入れることになりました。
抜歯が適切な処置、と最終判断されたので、前に進むためには大切な処置なのです。
そしてMちゃんは、前歯に入れ歯(小児義歯)を入れることになりました。
つづく→