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入れ歯のお話*その3 筑紫野市原田 のりこキッズマム歯科医院

2015-09-29 | 筑紫野市 小児歯科

入れ歯のお話、つづき。

(よろしければ、「入れ歯のお話*その1,その2」をご覧下さい。)

 

入れ歯=小児義歯の調整を終え、ご機嫌で帰ったMちゃんでしたが、

お母さんから、一カ月も経たないのに予約の電話が入りました。

「入れ歯が割れました~! 修理できますか⁉︎」とのこと。

割れ方によっては作り直しとなってしまうため、

とりあえずMちゃんと一緒に来てもらいました。

 

当院にやってきたMちゃんは少しブルーでした。

お母さんは大変焦っておられました。

「入れ歯を洗って洗面台に置いていたのを、私が床に落としてしまって割ってしまって」

見ると、入れ歯の端の樹脂が少し欠けていました。

しかし機能には問題なく、院内で修理できそうでした。

 

「リュックサック...」

Mちゃんがつぶやきました。

「リュックサック?ああ!リュックサックみたいやね~」

私はMちゃんは上手い表現するなあ!と感心しました。

「本人はリュックサックって言ってるんです。」とお母さん。

 

Mちゃんの入れ歯は、前歯が無くなったところにはめるための物ですが、

ひっかけるワイヤーが左右両側の奥歯に二カ所付いていて、

ワイヤーを左右の奥歯にひっかける感じが、言ってみれば、まるで背中にリュックサックを背負う感じです。

 

お気に入りの"リュックサック"が壊れているため

ブルーなMちゃん。

 

そんなMちゃんのために、すぐにその場で修理をしました。

Mちゃんのお口の中で樹脂を使って修理するため、

接着剤系の匂いに耐えれるか?と思いましたが、

大丈夫でした。

 

入れ歯が直るか不安そうにされていたお母さんもホッとされ、

Mちゃんのご機嫌も直り一安心。

 

「大丈夫?痛いとこない?」に、

また、大人のように、お口をモゴモゴさせて確認するMちゃんでした。笑

 

「ちょうどいい」

 

Mちゃん的にはリュックサックを背負っている感覚でしょうか、

そんな表現の言葉で、ご機嫌で帰って行きました。

 

良かったね、Mちゃん!