、・・・・・つづき
那須塩原まで行った甲斐がありました!
65歳を過ぎると、生き方という意味では2種類に大別できると思う
*チャレンジを続けていこうというタイプ
*チャレンジなんぞせず穏やかに余生を過ごすタイプ
これはどっちが良い悪いという問題ではない。どう生きるかは、少なくともこの国では今のところ自由だ。たぶん私は前者だ。そして残された時間が見えるからこそ、よけいな遠回りはしたくないと思う。
しかし、この年齢になると、いろいろアチコチにガタがくる
運動機能が老化する原因は、形態学的変化と運動学的変化、循環器変化、神経感覚機能の変化に分類されるらしい >以下が自分の場合
◇形態学的変化:
身長の変化や、円背などに伴う姿勢の変化、骨や関節の変化
>身長が低くなった。最近体重増加 ・腰椎ヘルニア・脊柱管狭窄症もある
◇運動学的変化:
筋力、柔軟性、俊敏性、平衡性、歩行動作、リズム運動(タッピング)の変化
>駅の階段で1段飛ばして降りられなくなった。柔軟性が著しくなくなった。ランが遅くなった。バイクも遅くなった
◇循環器変化:
血圧や脈拍数を含む循環機能、肺活量を含む呼吸機能の変化
神経感覚機能の変化:
知能や感覚の変化
>・高血圧 ・脂質異常症 ・アレルギー性喘息・鼻炎
と見事に全部当てはまるわけだが、少なくとも私の場合は、医師からの処方箋で薬を喰らい身体を維持して、スポーツを楽しんでいる。
幸い自分の付き合っているドクター達は、頼もしいことに
「日常生活に困らないくらいなんだから、ほどほどにして・・・年なんだから」等と言って決してチャレンジ精神に水を差すことはないし、もしそんなことを言うドクターいれば、そこに行かないというか、ヤブ医者だと思うだけだ(笑)
でも、ドクターだけが悪いワケじゃない脊柱管狭窄症で悩んでいる時に10件以上の整形外科・スポーツドクター・ペインクリニックを訪問して気が付いたのは、多くの患者が自分の意志をキチンと伝えていないのではないのか?詳しい症状を伝えていないのではないか?ということだ。普通の医者は、まさか60歳過ぎて3.8km泳いで、180㎞自転車乗って、さらに42㎞ランニングする患者をふつうは診ていないと思う。想像するにそんな運動習慣を知らされなければ年齢相当の平均的な身体として判断するからだ・・・・
が、それを伝えると、厄介な患者が来たと顔に出る医師、さらに「そんなバカなことはやめなさい」とありがたいアドバイスをくれる医師(笑) でも、中には真剣に向き合ってくれる本当にありがたい医師がいることがわかってきた。実際、こんな様子(写真)でフルマラソンに出たいと言ったら・・・・「そんなバカなことはやめなさい」という気持ちも理解できる(笑)
2015年の頃は100m歩くごとに、痺れがおさまる迄杖に頼り(間欠跛行症状)最悪だった・・・
これで、フルマラソンを走るといったら、普通の医者は止めるのは当たり前だとも思う(笑)
でも自分もあきらめず、真剣に向き合ってくれた主治医もいろいろな解決策を考えて紹介状を書き、結果としてサブ4を再びできるまでに復活した。
とはいえ、外科的な治療はしていないので、いまや背骨もS字状に曲がって(写真)、身長も2㎝くらい縮んでいるかも、そして時々股関節に痺れはあるもののとりあえず走れるようにはなっているが・・・・・
65歳を過ぎてまたパフォーマンスが急激に低下してきた・・・・
・息苦しい
・ランナーズハイにならない
・ランのスピードが極端に遅くなった
これが、加齢の影響なのか?トレーニング不足なのか?体重増加のせいかのか?解決の近道を探るうえで、医的な対処方法の同時進行でかつに、自分の身体能力にあったトレーニング方法を見つけることだった。
そのひとつの答えを
トライアスロンの大御所、宮塚英也師匠に呼気測定でいろいろなことがわかると教えてもらい、アドバイスをもらうことにした。(唯一日本人でIMコナ世界選手権でトップ10に入っているのだ!)
現役時代の師匠はあまりにも他を寄せ付けない圧倒的な記録の持ち主なので、近寄りがたい印象を持っていたのだけれど、5~6年前かな榛名湖TRに招待選手として選手の中に紛れ込んでいた時に初めて声を掛けました。想像とは違ってなかなかどうして、気さくでかつ素晴らしい分析力と知見をもったおぢさんでした(笑)
とにもかくにも、特に中高年は時間に限りがあるので、近道をするには科学的アプローチは必須。
その内容は、安静時と運動時の呼気分析をしてもらい、その心拍数時におけるエネルギー源が脂肪優位なのか糖質優位なのかを分析、さらに細かな指標に基づいて宮塚師匠にトレーニングのアドバイスをもらうというもの。
盲目的なトレーニングや、必要以上に負荷の高いトレーニングは中高年にとって、良くないばかりか突然死のリスクがあるとかつてスポーツドクターの主治医に教えられたことがあるけれど、まさにそれをより具体的に掘り下げてアドバイスしてくれることがありがたい。特に苦しいこと頑張ることがトレーニングと勘違いしている中高年諸氏!!必須!です
運動時呼気検査↓
このような測定器があっても、的確なアドバイスをするためにはデータの解析力と宮塚師匠のような経験があればこそだ。
安静時と運動時の呼気測定をして、(これはほんの一部)
このような様々な指標がでて、さらにこれに基づいて的確なアドバイスをしてもらえる
安静時はリラックスできる椅子の上で呼気測定をするのだけれど、喘息気味の状態で正しく計測することはできなかった。運動時の呼気測定では、私の健康状態を考慮してか?時速8㎞迄(じゅうぶん心拍が上がっていた)たぶん10年くらい前はこのレベルが乳酸閾値だったはずと思いながら計測が終了。
さらに1時間ほど、内容の解析と今後のトレーニングのアドバイスを受ける。身体能力には個人差や年齢差があるので、詳細を書いても仕方がないのでアドバイスで気が付いたことを・・・
・乳酸耐性を上げるトレーニングは、あまりこの年齢だとあまり意味がない
・乳酸閾値を維持向上させるトレーニングが重要
信じられないことに現役時代の宮塚師匠は、乳酸閾値を向上させるトレーニング=高負荷ではない が主だったそうだ。他のライバルがそれに気が付いておらず高負荷のトレーニングを一生懸命やっていたので、あの結果が残せたと笑いながら語っていた。
呼気検査チェックを含めて2時間ほど、たっぷりデータに基づいた個人的なタップリアドバイスを頂いて、22000円は、老人おやぢアスリートにとっては大変有意義なものだった。
これからのトレーニングの方向性を大きくかえる可能性がある。参考までにこんなこともわかる、ふだんまったくしない時速6㎞の早歩きの運動が、なんと時速7㎞以上のジョグよりも、糖質燃焼が上回るという結果が目から鱗だった。たぶん肉体的な負荷は、ジョグの方が低いということだ。
もうひとつの解決方法、医的対処方法については現在検査待ちなので、いずれ
その前に、昨日の伊達トラ顛末記かな・・・・