母は子どもの成長を願い期待します。
子の成長は母から離れていくことです。
この二つの関係は矛盾したものです。
しかし この自立に向かって
子どもを養育してきた母は ・・・ 「別れの日」を覚悟している。
子供がやがて社会へ旅立ち
自分が孤独な世界に置き去りにされる子ことを
・・・ 承知している。
母とこの別れは
他人どうしの別れのようにドライにはゆきません。
つらい悲しい むごいものです。
仏教でも愛しあうものの別れ 愛別離苦は冷酷なものだといってます。
母の愛が深ければ深いほど 「別れ」は残酷な苦しみを与えます。
けれども 母は
子供が母親から肉体的にも 心理的にも離別しようとして
日々つみ重ねていることを ・・・ 深く自覚しなくてはならない。
「ああ 立派になって」と母が子をふり仰ぐとき
子は親を離れ 手のとどかぬ川岸の向こうに立っているのです。
もはや 母は
子どもの記憶と思い出に残る人間になってしまったことを
・・・ はっきりと自分にみとめなくてはならないのです。
もう 母は子にまつわることはできない。
いや ・・・ してはならないのです。
* 2010.11 東ブータンで
子の成長は母から離れていくことです。
この二つの関係は矛盾したものです。
しかし この自立に向かって
子どもを養育してきた母は ・・・ 「別れの日」を覚悟している。
子供がやがて社会へ旅立ち
自分が孤独な世界に置き去りにされる子ことを
・・・ 承知している。
母とこの別れは
他人どうしの別れのようにドライにはゆきません。
つらい悲しい むごいものです。
仏教でも愛しあうものの別れ 愛別離苦は冷酷なものだといってます。
母の愛が深ければ深いほど 「別れ」は残酷な苦しみを与えます。
けれども 母は
子供が母親から肉体的にも 心理的にも離別しようとして
日々つみ重ねていることを ・・・ 深く自覚しなくてはならない。
「ああ 立派になって」と母が子をふり仰ぐとき
子は親を離れ 手のとどかぬ川岸の向こうに立っているのです。
もはや 母は
子どもの記憶と思い出に残る人間になってしまったことを
・・・ はっきりと自分にみとめなくてはならないのです。
もう 母は子にまつわることはできない。
いや ・・・ してはならないのです。
* 2010.11 東ブータンで