小楢の虎斑

2018-12-19 | 家具・小物
とても目のつんだコナラを山仕事創造舎から譲っていただき今日製材しました。
山の作業道を作る時に伐採された木です。
小楢は大抵成長がものすごく早く、年輪が荒くとても堅くて重く、乾燥中に暴れてしまう特徴があります。そのため薪や炭の材料としては優れていますが、家具の材料としてはあまり使われていません。
でもこの小楢はとても年輪が細かくおとなしい樹でした。枝下約6mほぼ真っ直ぐで素直ですらっとしています。
きっといい家具に生まれ変わると思います。
ナラの特徴で柾目に製材すると木目に虎斑(とらふ)という模様が出ます。
年輪と直行する方向にある放射状組織です。
使い込むとこれがキラキラ光って際立ちます。
この木も素晴らしい虎斑が出てくれました。
柾目に挽くため、あまり巾の広い板は取れませんが、4、5枚接ぎ合わせてテーブルにするのが楽しみです。まずは桟積みし天然乾燥、2、3年後には天板の材料として使えます。
楽しみ楽しみ。