松本市のお菓子の老舗、開運堂の椅子の編み替えをさせていただきました。
松本のお店で使われていた古くなった民芸家具を、新しい使い手へご紹介し使い継ぐという取り組みの一環で、
松本で空間設計、デザイン等されているアトリエm4の前田大作さんからご紹介をいただきました。
松本民芸家具のしっかりした作りの椅子です。
座面を編み替えることによってまた生まれ変わりました。
直しながら長く使うという文化の一助になれて幸せです。
ありがとうございました。
まずは長年使い込んだ蒲を編み込んだ座面を取り除きます。
緩みのあるものは一度分解し組み直します。
七島い(しちとうい)はお湯で蒸らして柔らかくしたものを紐状にしながら椅子の枠に編み込んでいきます。
編み上げた後よく乾燥させて、脚部と座面部を組み立て完成。