★「由太郎ノートNO.016-第63期大分合同アマ将棋名人戦3番勝負第1局解説:低段者編」
▲神品和男 対 △早咲誠和(平成21年7月12日対局)
棋譜解説:平成21年全日本アマチュア将棋名人 山崎由太郎
編集責任:棋楽庵
▲挑戦者 神品和男
△県名人 早咲誠和
=第1譜=
=第2譜=
=第3譜=
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→「第63期大分合同アマ将棋名人戦三番勝負」結果-NO.1(平成21年7月12日:大分市「割烹 百合」)
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→「第63期大分合同アマ将棋名人戦挑戦者決定大会」-結果NO.1(平成21年6月14日:大分市「大分合同新聞社」)
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・トーナメント表
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・ミニミニ写真館2
▲▲ ナビ犬京香のまったりINFORMATION △△
▲神品和男 対 △早咲誠和(平成21年7月12日対局)
棋譜解説:平成21年全日本アマチュア将棋名人 山崎由太郎
編集責任:棋楽庵
▲挑戦者 神品和男
△県名人 早咲誠和
=第1譜=
(指し手 1~30) ▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲6八銀 △6四歩 ▲6七銀 △6三銀 ▲6八飛 △4二玉 ▲4八玉 △3二玉 ▲3八玉 △5四銀 ▲7五歩(第1図) △6二飛 ▲7七角 △5二金右 ▲2八玉 △3三角 ▲3八銀 △2二玉 ▲8六歩 △3二金 ▲8五歩 △4二金右 ▲1六歩 △1四歩 ▲5八金左 △1二香(第2図) |
▲7五歩は趣向ですね。この手の狙 いは7六飛車型の振り飛車の理想形を 作ること。居飛車の桂馬の活用を防ぐ と言うのはまやかしでしかありません。 実際、右四間の桂馬は6五ではなく 8五に跳ねることが多いので、△9四 歩~△9三桂の活用が残っている以上 意味がありません。しかし、右四間は 攻めの理想形がスムーズに作れるのが ウリですが、攻めが単調で理想形に組 めたからって勝てるわけでもないので、 ビビル必要があまりない戦法です。具 体例が気になる方は「四間飛車の急所 1(藤井猛)」をお読み下さい。 ということで、強くなればなるほど、 あまり指されなくなっていくのです。 超有力ならみんな指してますから。な ので、今回の右四間飛車は早咲さんだ から成立している意味があるのです。 単調な攻めをそのまま成立させてし まうような「異常な」腕力。みなさん、 「異常」ですよ。並みの力自慢では右 四間は指しこなせません。ま~ ▲7 五歩は神品さんが早咲さんの腕力を警 戒した手と言えるかもしれません。神 品さんも相手が並みの指し手なら、普 通に組んで普通に勝っているでしょう。 |
=第2譜=
(指し手 31~61) ▲8八飛 △8二飛 ▲8六飛 △1一玉 ▲5六銀 △2二銀 ▲4六歩 △9四歩 ▲9六歩 △4四歩 ▲3六歩 △3一金 ▲2六歩 △3二金寄 ▲2七銀 △4五歩 ▲同 歩 △6五歩 ▲同 歩 △7七角成 ▲同 桂 △4五銀 ▲同 銀 △5五角 ▲4六銀 △7七角成 ▲5六飛 △6二飛 ▲5三飛成 △6五飛 ▲3八金(第3図) |
△8二飛は手堅い手です。△6五歩 も考えられたと思いますが、後手番と いうこともあり、慎重に指されたので しょう。 ▲2七銀はたまげました。肝が据わっ てるというか、早咲さんが穴熊完成さ せて「さて、どうやって攻めようかな」 という時に、離れ駒を作るんですから。 ▲3八金の感覚は勉強になりました。 普通、一手で形をまとめるなら▲3八 銀だと思うのですが、それは△6九飛 成~△6六桂~△5八歩が早いという ことなのでしょうか。 |
=第3譜=
(指し手 62~87) △6九飛成 ▲4七金左 △9九馬 ▲4四歩 △4二歩 ▲3四銀 △5二歩 ▲5四竜 △9八馬 ▲5二竜 △6五馬 ▲5六角 △同 馬 ▲同 歩 △4九角 ▲8七角 △6八竜 ▲6九歩 △8八竜 ▲3二角成 △同 金 ▲4三歩成 △同 歩 ▲3二竜 △3一香 ▲4一竜(第4図) |
▲4七金左。う~ん この局面は不 思議なのです。振り飛車が先手取られ まくって悪いのかと思いきや、要塞作っ て、飛・角・銀・桂・香全て捌けてま すからね。この大局観は本当に勉強に なりました。 △5六同馬が敗着に近かったのでは ないかと考えています。やはり、▲8 七角が痛すぎます。いつも、早咲さん 自身が「将棋は角・銀・桂で金を捕る ゲーム」と語っていますから、本譜み たいに角一枚で金2枚はがされてはア ウトです。 最後の勝負所は△3一香のところで しょうか。早咲さんも本当は△3一歩 ~△3二香と受けたかったと思うので す。実際、△3二香と打てたらかなり 怪しいと思うんですが、△3一歩には ▲2二竜~▲2四銀で必死級ですね。 受けはかなりないと思います。 △3八角成~△3二金が筋ですが、 ▲6六角で撃沈。ま~ 負けるときっ て言うのはこういうもんですか。以下 は、指しただけでしょうから、低段編 では以下の手順は省きます。 |
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