
せっかく大正区までやってきたのです。もう一杯そばを食べたいと思いました。昭和山のあとは大正通(JR大正駅から南へ走っている道路)の西側を歩いてみることにしました。商店街も歩いてみましたが、それらしい店が見つからず、また見つかっても営業時間でなかったりと、不発が続きました。大正駅周辺を歩いてみると沖縄料理屋が何軒か見つかりましたがこれも夕刻からの営業です。
大正駅からJR線路の高架下を芦原橋方面に歩いて行くと見つかりました。店の名は「いちゃりば」。「いちゃりばちょうでー」の「いちゃりば」ですね。 店の中は高架の柱もあって結構複雑。見晴らしの悪い店内です。定員もそんなに多くはなさそう。窓に面したカウンターに座りました。
出てきたコップには水ではなくさんぴん茶(ジャスミンティー)が出てきました。尾崎亜美が作って杏里が歌った曲に出てくるジャスミンティーと、沖縄の日常的なお茶であるさんぴん茶が同じものというのは不思議な感じですね。
沖縄そば(600円)を注文しました。こちらはピコの出汁より色も薄く薄味のように思います。麺は非常によく似ている。こちらのもピコのもどちらもおいしいのだけれど、ズルズル食べながら思ったことは…。
沖縄そば専門店でもない限り、麺や出汁にこだわってゼロから作ることは不可能に違いない。ラーメン屋やうどん屋だってすべて自家製というのはそんなに多くないことでしょう。前述の沢志商店でも、何種類かの生麺(沖縄そば用)や業務用そば出汁(沖縄そば用)が置いてありました。沖縄県のそば屋で食べるのはともかく、関西では多くは居酒屋で食べる沖縄そばがほとんどだとすると、そんなにお店お店のオリジナルには出会いにくいのでないかと。決してケチをつけているのではないのです。それでもたまには沖縄そばを食べたいと思う私です。たまには沖縄の雰囲気に触れたいと思うのです。
この日、2杯も食べてしまいました。とてもうれしい日になりました。
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