ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

浦和東武ホテル

2008-02-25 09:41:16 | ぶろぐのおけいこ
  とにかく静かなホテルです。何よりも静かなのが落ち着きを覚えます。浦和駅から徒歩約10分と近く、埼玉県庁の隣にあるのですが、ホテルの前は人通りが少ない。大理石と大きなシャンデリアで飾ったロビーには、たまたまかも知れないけれど上品な老人が数人。バンケットルームがいくつもあるのに、夕方の喧騒はありません。
  客室も十分な広さがあり、シングルとして使うには広すぎて寂しいくらいです。調度類もそれなりに重厚で落ち着きます。バスルームにはちゃんとアフターシェーブ、ヘアトニック、リキッドが備えてあります。20年前くらいならぐっと評価が高かったと思うのですが、時代に取り残されたような印象もあります。部屋のキーは家庭でも使うごく普通のシリンダ錠。もちろんオートロックですが、カードキーが普及した近頃では珍しい。最近では常識とも言えるLAN回線は客室にはありませんし、高価なサイホンジェット式のトイレを使ってはいますが、温水洗浄器は付いていません。そういえば、スタッフに若い人が見られませんでした(これもたまたまでしょうか)。 備え付けのティーバッグは狭山茶かと期待したのですが、「宇治抹茶入り煎茶」でした。残念な気がしましたが、シティホテルは当地性よりも統一性が大切でしょうから仕方ありません。東武ホテルチェーンの札幌東武ホテルでも仙台国際ホテルでも「宇治抹茶入り…」なんでしょう。
  このホテルが6月末をもって閉鎖するらしいという話を聞きました。駅に近いところに新しいホテルができて客が遠のいたというのが理由だそうですが、そう思って考えれば静かなのも理由あることと思います。9階までしかない建物ですが、最上階にはレストランがありません。ここから富士山が見えるはずなのですが、周辺のビルのほうが高いくらいで、見晴らしといっても自慢できるものもありません。 驚くべきことは、このホテルの開業は1991年なのだそうです。つまり20周年を待たずに閉鎖となるわけです。
  ホテル内で静かに過ごしたいという方、あと数ヶ月です。急ぎましょう。
  浦和東武ホテルのwebページはこちら
 

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