舞子公園で山陽電車を下車しました。どこで降りて遊ぼうかと車内で考えていました。停車する直前まで、ここで降りるか乗ったままかを考えていました。雲が多すぎて、写真を撮るにはもうひとつだろうと思っていたのですが、さりとてほかの候補を思いつくでもなく、ドアが閉まる直前にあわてて降りてしまいました。
舞子公園へは何度も来ています。だいたい様子も分かっています。けれど少しずつ整備がされて、どんどん魅力的な公園になっていってるように思います。明石海峡大橋の風景を楽しみにくる観光客や、釣りに来る人たち。自身の散歩や犬の散歩にくる地元の人たち。いろいろな楽しみ方があるようです。
舞子海上プロムナードの存在は知っていましたが、これまでは入った(登った?)ことはありませんでした。明石海峡大橋の橋桁の下を自分の足で歩けるというものです。鳴門海峡大橋の鳴門側からも同じようなものがありますね。鳴門のほうは二度ほど経験があるのですが、舞子は未経験でした。それがどういうものか入場料が半額だという。平日は120円で入れるというので、挑戦してみました。
結論をいうと、いっぺん経験する値打ちがあります。まず、この季節に涼しい。舞子公園では日差しにもさらされなければなりませんが、こちらは自動車が走っている部分が屋根となって、直射光を浴びる心配がありません。頭上を自動車が走っている振動が伝わり、自分の足場が揺れているのがわかります。海峡を渡る風をダイレクトに浴びられます。海抜47mからの眺めはすばらしい。水蒸気の多さからか、大阪の街は見えませんでした。でも足元の孫文記念館(移情閣)から、マリントピア、そして須磨あたりの海辺がよく見えますし、西を見れば午後の日差しに海がキラキラと光ります。
プロムナードは大きく三つのエリアに分かれています。金網に守られた遊歩道が二カ所、間には展望ラウンジという空調の効いたガラス張りの部屋。吹きっさらしの展望広場にもベンチはありますから、お好きな環境でお楽しみくださいというわけです。
海峡は貨物船が行き来し、時にはヨットが白い帆を上げて走っていきます。漁船が青い海に白い波を残していくのもいい。飽きもせず写真を撮っている阿呆なおじさんがここにいます。他の観光客は一通り風景を眺めて、記念撮影をして、展望台で腰を下ろして一休みしたら下りていきます。第一、連れもなくカメラをぶら下げた中年のおじさんがこんなところでウロウロしていること自体が怪しい。こういうところはグループかカップルで来なければなりません。
(つづく)
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