ぶろぐのおけいこ

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阪神電車山陽電車全線走破(1) 武庫川線

2019-09-04 19:41:51 | PiTaPaで歩く

 派手なタイトルをつけてしまいましたが、たいしたことではありません。阪神電車が発行している1枚2000円也の、「阪神・山陽シーサイド1dayパス」があればこと足りるのです。

 阪神電車は、大阪の梅田から神戸三宮を経て西代までの本線と神戸高速線、武庫川から南へ3駅分の武庫川線、そして尼崎から分岐している今年10周年を迎える阪神難波線。たったこれだけ。つまり、大阪から神戸方面の本線におまけが2本付随している格好。山陽電車は西代から山陽姫路までの本線と、飾磨から枝分かれする網干線のみ。1日あれば十分「全線走破」できるのです。梅田と山陽姫路と大阪難波と武庫川団地、それに山電網干の5駅をを結べば「全線走破」というわけです。

 この阪神山陽の全線のうち、まったく乗ったことがないのが阪神の武庫川線です。いつも、大阪から神戸方面に走るとき、武庫川駅から、南へ向いている車両の屋根がちらっと見えます。いっぺん武庫川線に乗ってみたいと思っていました。

阪神電車、梅田駅のホーム。右の特急で出発。

  全線走破という以上、梅田駅も通過しなければなりません。梅田駅で件の切符を買い、改札口をくぐる。

尼崎で特急から急行に乗り換え、武庫川で下りる。このホームは武庫川をまたぐようにある。

武庫川線のホームと車両。車両は2両。

  本線の武庫川駅は、名前通りに武庫川を渡る鉄橋の上にあります。武庫川という川を境に東が尼崎市、西が西宮市。改札口は仲良くどちらの市にもあります。そして、西宮側には武庫川線があるという仕組み。武庫川線のホーム側には中間改札なるものがあります。本線側からやってくると、武庫川線のホームに至る直前で改札口(自動改札)を通ることになります。同じ会社のホームなのに不思議なことだなと思っていました。2両編成の短い電車はそこそこの客を乗せて武庫川団地前に向けて出発。とはいっても、武庫川駅を出たら数える駅は3つ。距離はたったの1.7km。歩いて歩けない距離でもありません。

東鳴尾を過ぎるとこんな様子。

 そこそこの客は、ひとつめの東鳴尾駅で降りてしまいました。武庫川の堤防の外側に沿って、洲先、武庫川団地で終点。あっけないほどすぐに終着駅です。武庫川団地駅には自動改札がありますが、東鳴尾、洲先は無人駅のようです。券売機もないので中間改札があるのでしょう。

武庫川団地駅の改札口を出たところ。

武庫川の堤の上に立って上流を眺める。

  武庫川団地駅。住宅地の中の駅です。駅のすぐ横は大きなスーパーマーケット、南西方面らは高層の団地。駅から東に少し歩いたら坂の上が武庫川の堤防。河川敷では歩いている人、自転車に乗っている人等、それなりの人気(ひとけ)。1.7kmですから、武庫川駅までの帰りはこの河川敷を歩くことにしました。河川敷には自転車道も作ってあります。

Wind is blowing from the Aegean  この鳥、羽を広げたままじっとしています。

 なんという鳥でしょう。黒ジュディ・オング!

プレガーダーとはなんぞ!

  プレガーターで架けられた仮歩道。西宮側から。

 800mほど川をさかのぼると南武橋という橋がかかっています。そこで気になったのがプレガーダーと書かれた橋桁。これは何ぞ。橋に上がって尼崎市側へ渡ります。橋の河口側にあるプレガーダーと側面に書かれた青い鉄板は仮設の歩道橋。本体側の橋桁に支えられた歩道橋。橋脚を拵える必要がないのが、プレガーダーのウリのようです。では、南武橋にもともと歩道橋はなかったのか。いや上流側に歩道はありましたが、現在使用不可になっています。南武橋は今の上流側に新しい橋を架けるように見えました。そのための仮設歩道橋もプレガーダーなのでしょう。

上流側に新しい橋の橋脚が。そのせいか、歩道が途切れている。

  上空には飛行機の通り道のように飛行機が何度も南に向かって飛んでいきます。伊丹空港を離陸した飛行機は、武庫川に沿って瀬戸内海へ出るようです。

国道43号線の歩道に上がるための階段。中央は自転車用のスロープだろう。

国道43号線の歩道。ほぼ真ん中が尼崎市・西宮市の境。

  尼崎川の河川敷を400mほど歩いたら、国道43号線。国道の歩道で再び西宮市に戻ります。さらに堤を200mほど歩いたら武庫川駅に戻ってきました。ここまで両市を行ったり来たりしたをもう一丁。武庫川駅の自由通路を通って尼崎市側へ。駅舎に掲げられているのはレトロな感じのロゴで「阪神電車 武庫川」。

年代物と思われる、味わいある文字。

  日差しと気温が上がってきました。ここから、急行で西宮へ、直通特急に乗りかえて山陽電車の飾磨駅に向かいます。

(つづく)


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