ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ 岡嶋裕史 光文社新書

2010-08-02 07:03:28 | 読んだ本
  タイトルからは見えにく いですが、クラウドコンピューティングの時代に、アップル、グーグル、マイクロソフトの3者が、それぞれこれまでたどってきた道筋とどう折り合いをつけな がら戦略を立てるかという、私のような素人には少々難しかった一冊です。つまり、この一冊には降参しました。
  クラウドコンピュー ティングについて難しいことはわかりませんが、ブラウザで何でもこと足りるということではないかと理解しています。メールだって、アウトルックエキスプレ スで読み書きしていた時代はメーラーと呼ばれるソフトウェアがコンピュータ内で活躍していました。今、私はGmailを主に使っています。メールデータは ネットの向こう側に置かれていて、どのコンピュータからでも自分のメールの読み書きができます。このブログの作成画面では残念ながら文章を考えづらい(私 の場合)。文書作成のためにこないだまではワープロソフトを使っていましたが、今はGoogleドキュメントを使っています。これが便利です。印刷を前提 としていない、書いたり訂正したりして文章を考えることだけに集中できます。データの保存先を考える必要がないのがとっても便利。なにしろ一定時間おき に、勝手に保存してくれるわけですから。予定はGoogleカレンダー。簡単に予定を他人と共有できるところが楽チンです。予定に場所を入れると、 Googleマップと連動して行き先確認も手間がかかりません。これをPCとケータイの両方で使えるようにすれば100人力です(残念ながら私にはまだ ケータイからは使えません)。
  その他、かつて地図ソフトはインストールして使っていましたが、今はWeb上の地図を当たり前のよ うに使っています。これもブラウザ。ブログの作成や、CMS(コンテンツマネージメントシステム)を使ったWebページの作成もブラウザがあればOK。 データの保管にはWindows Liveを使っています。
つまり、ブラウザで何でも仕事ができて、かつてそれぞれのコンピュータに置かれていたデータはネットの向こう側に集中して置かれていく。
と、クラウドコンピューティングをこんなふうに理解していたのですが、本書でいうこの言葉はもう少し違う概念らしい。私のような個人相手ではなく、企業向けのサービスのカタチのようなことらしいです。お手上げです。
  グーグルは、自ら発電所を持っているといいます。瞬時に結果を返してくる検索システムはとてつもなく電力を消費するものだそうです。検索を2回行えばコー ヒー1杯分の湯をわかすだけの電力を消費する計算なのだとか。世界中のWeb公開サーバーにある情報を自社のデータセンターにコピーしているわけですか ら、そりぁ電力も半端ではないでしょう。そう考えるとデータは世界中のコンピュータに散らばっているよりも、自社のしかるべきところに集約させたほうが効 率的なんでしょうね。Gmailも、Googleドキュメントも、Googleカレンダーも、そしてYou Tubeも、散らばっている情報を集約させるための仕組みと考えれば、「世界中の情報を整理しつくす」というGoogleの策略も理解できるような気がし ます。一連のGoogleのサービスも、25Gのハードディスクを無料で使わせるマイクロソフトのサービスも、次の覇権のための動きなんでしょう。
 

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