「食べログ」は恐ろしいという話題をします。飲食店の情報をWeb上で探そうと検索をかけると、その結果はいくつかのパターンに分けることができます。ひとつは、飲食店そのものが情報を掲げているサイト。次に、個人がブログなどで、お店に行った感想を記しているもの。そして、今回の話題とする飲食店情報をぎゅっと集めたサイトです。「いつもNAVI」とか、「9199.jp」とか、「YAHOO!グルメ」だとか。この手のサイトは、概ねお店の所在地や電話番号、営業時間や休業日の情報、また地図が付けられていて、便利ですね。さらに、ユーザーからのコメントも書き込めるようになっていて、お店の様子を知るのに参考になります。
ところが、「食べログ」はそのコメントがちょっと他のサイトとは違う。というのは…
かつてこのブログでも記事を書いたことのあるお店の情報を探していたのです。予約をするのに定休日を確認しておきたかったのです。どのサイトでもよかったし、自分のブログを見たかったわけではありません。たまたま、検索結果で「食べログ」にあるその店が引っかかりました。「へぇ、あんな小さいお店でもコメントがいくつかあるんだぁ」と、そのコメントの文章を眺めるとなんとなく文の雰囲気に見覚えがあります。というより、これは自分の文章だ!。よく画面を見ると、そのページには「ブログでの評判」というタイトルがついている。つまり、「食べログ」にコメントとして書き込んだものではなく、巷のブログからお店について書かれている文章を引っ張り出しているわけです。全文ではありませんが、これが驚きのひとつ。
二つ目に、その私の文章、タイトル部分をクリックすると次に現れたページは、その記事全文と、「このブログが記事を書いているほかのレストラン」として13件の情報が書かれています。つまり、全部私が書いた情報やん!。
13件のなかに、"鉄道博物館"というタイトルで書いた記事が混じっています。なんでこの記事が混じり込んでいるのだろうと思って、自分で書いた記事を改めて読み返してみると、"駅弁"や"旅のレストラン"という語があるんですね。コンピュータがキーワードをもとに自動的に集めたという証拠なんでしょう。
ブログの記事を書くこと自体が公開を前提にしているわけですから、別のところで引用されていても怒りもしません。閲覧者をだましているわけではなく、じっくり読めば、ちゃんと説明してあるのですが、それでも「食べログ」、あな恐ろし。
これこそがネットと言えなくもない話ですね。
見る限りちゃんと登録したレビュアーの口コミとは別になっているので、単なるリンク集扱いになってるんでしょう。
グルメサイトにグルメブログ検索がくっついていると考えると便利ではあります。
でも他人の文章を勝手に集めてアクセスを増やして広告収入で稼げるんだからまさに上手い、美味い? 話です(^^;)
私もユーチューブなどは投稿者が自分で撮影した動画だけアップされてても見ないですが、違法?的な転載が便利で ( 消される前に ) 利用してたりします。
まさにネットの世界の便利さと怖さですね。
おっしゃる通りです。ネット上に各人がばらばらにお店の感想を書く。お店の情報がほしい人は検索をかければいいのですが、その作業を先に「食べログ」がやっているということですね。情報はバラバラにあってもあまり価値がありません。整理されているべきだとすれば、すばらしいことです。
でも…。逆に、なぜ「食べログ」だけなんだろうと思います。