社会人から教員に ~40代後半での教員採用試験体験記~

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推薦&卒業試験&人事

2013-02-11 11:13:00 | アニメ好き教師
前回記事からまた一か月たってしまいました。この間は授業、進路指導、部活指導等の通常業務に加えて推薦入試と卒業試験(試験問題づくり&採点&評価)があり、非常に多忙な日々でした。

推薦入試では初めて面接官をやりました。他の面接官は中堅からベテランの先生方が多かった中で新採2年目の私が面接官を依頼されたのは、「今期面接指導したほとんどの3年生を合格させた面接スキル」と「民間人視点」を期待されたからだと(勝手に)判断し、張り切って臨みました。都立高校の推薦入試の面接は、昨年までは個人面接だけでしたが、今年から個人面接に加えて集団討論も行うことになりました。ですのでベテランの先生でも集団討論の評価は初めてという方が多かったのですが、私にとっては集団討論の評価ポイントは2年半ほど前にとことん(受験生の立場で)勉強したばかり。結果として、いろんな意味で貢献できたと思っています。

卒業試験は2教科分の問題づくり&採点&評価。試験前には最後のまとめがあり、その頃に推薦入試や他のいくつかの仕事(2年次研修関係含む)も重なったので、まさに寝る間も惜しんで仕事をしていたような感じでした。ホント、教員とは知力だけでなく体力勝負&ボランティア的要素を多く含んだ仕事です。・・・・それらがほぼ一段落し、今日の祝日は本当にありがたい休日になりました(だから久しぶりに記事を書けています)。

先生方の間では来年度の人事についての話題が多くなっています。異動予定の先生方には本人に内示があったため、正式発表はまだですが、「私は異動します」とか「あの先生は異動だよ」という話が、ほぼ公然と話されるようになってきました。新採教員は4年目までは異動しない慣例があり、来年度で新採3年目の私は他校への異動はまだありません。来期は担任があるかも?と思っていましたが、それもありませんでした。勤務校はクラス数の割に教員の数が多く、20~30代の新採3年目以下教員で「担任順番待ち」の方がかなりいらっしゃるので、来年度年齢50歳の私には「若手に担任を譲る&進路指導適性の高さを生かす」ことが望まれているようです(ぼかした表現しかできないことをご了承ください)。

一方、中学校の場合は、全教員の中で担任を持つ教員の割合が高校よりはるかに高くなっています。ですので、私の実例から考え、「40代後半で教員への転身をめざし、受験教科が中高共通で、勤務校は中学でも高校でもどちらでも良くて、教員をめざす以上は絶対担任を持ちたいと強く希望している方」が合格した際は、申告カードに中学だけ書いた方が「担任を持てる確率」が高いと思われますのでご忠告まで。
・・・・昨夏合格した方には遅すぎる情報ですみません・・・・。

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8 コメント

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Unknown (たか @)
2013-02-11 22:01:07
私も、来年は担任ではありませんでした。仕方ないのかなと諦める反面、焦りも無くはないのですが、20代の同期(笑)の先生も担任ではない状況を考えるのと仕方ないのかなとも考えられます。
少なくとも、できることをしっかりとやるしかないのでしょうね。これは、会社員のときも同じことでした。
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Unknown (たき)
2013-02-14 05:16:54
たか @さん
>できることをしっかりとやるしかないのでしょうね。
おっしゃる通りだと思います。「分掌」と言うくらいだし(笑)。
お互いがんばりましょう!
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Unknown (トロトミン)
2013-02-18 21:53:18
たき様、大変お世話になっています。
たき様のブログを参考に、一昨年教員採用試験に合格し、昨年4月より工業高校の教員となった、たき様と同い年のトロです。
その節は、大変お世話になったにも関わらず、十分なお礼も言わずじまいで、大変失礼の段、心苦しく感じております。

めまぐるしい、教員初任の1年も、もうすぐ終わろうとしています。

さて、実は、来年度より担任をもつことになりそうです。
今年の12月で50歳になるところで、初担任ということです。
生徒は、私の3分の1も生きていないわけです。
色々と不安なこともありますが、生徒とより近い立場で、教育の現場で苦労することで、本当に自分がこの年で教員になったことの意義をかみしめて行こうと考えています。

社会人生活24年あまり、転職も3回して、教員となりました。
自分なりにも、なかなか経験できない、おもしろい人生を送らせていただいていると思っています。
しかし、それも、自分一人の力でなし得たものでは、決してありません。

身をもって、けっして人間1人で生きて行けるものではないことを、教えて行きたいと思っています。
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Unknown (たき)
2013-02-22 06:03:15
トロトミンさん、コメントありがとうございます。
失礼だなんてとんでもない。私としては、このブログがお役にたったことを大変喜んでおります。

来年度は担任になりそうとのこと。現在教員への転身を検討中の同世代の方々に役立つ貴重な情報をありがとうございます。どうぞ健康に気をつけて、がんばり過ぎないように、がんばってください。

今後、差支えない程度で、時々近況を伺えれば嬉しく思います。それでは。
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Unknown (Nori)
2013-02-27 21:55:24
こんばんは。始めまして。関西在住の45歳、Noriと申します。ほんの数日前にたまたまこのブログを知りました。私の場合は会社一筋ではなく、広告営業マン1年、専門学校広報5年、私立高校教員2年、大学職員11年、私立高校教員に再チャレンジして4年という経歴で今日を迎えております。昨年県立高校教員の採用試験に挑戦して何とか採用が決まりました。教員免許を取った二十代の時から二度目の挑戦です。採用試験に向けた取組み、気持ちの持ち方、ご経験を読んでいて、自分のこの1年と似ているところが多く、またこれから46歳で新任教員をやるにあたってこれから起きるであろうことを参考にさせて頂きました。勇気付けられました。ありがとうございます。今は赴任校の連絡を待ちながら、研修参加や、読書等で充電しています。また状況を報告させてください。
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Unknown (たき)
2013-03-04 01:33:39
Noriさん、はじめまして。コメントありがとうございます。そして合格おめでとうございます。

Noriさんの場合は面接で「なぜ一度教員をやめたのか」「なぜ再び教員になろうと思ったのか」「なぜ私立高校教員から本県立高校教員に転職しようと思ったのか」について、結構シビアに聞かれたことと思います。状況ご報告とあわせ、同様の経歴をお持ちの読者の方のために、差支えない範囲内で体験談を伺えれば幸いです。

それでは今後ともよろしくお願いいたします。ご活躍を祈念しております。
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Unknown (Nori)
2013-03-07 20:32:05
たきさん、お返事をありがとうございます。一度にまとめてうまく言えないのですが、今回の挑戦における面接の山場はまさにご指摘の所でした。私が常に細心の注意を払ったところは、『現在の働く環境に決して不満があるわけではない。むしろ幸せに働いている。しかし、さらなる挑戦を通じて成長したい。もっと自分の持っている情熱をぶつけたい。経験を活かして子供の成長に貢献したい。』というのを自分の志望動機の中心に据えるということです。『絶対に過去と現在に否定的なことを言わない』ということがことの成否を分けると信じて一次と二次の面接を受けました。そして今回の試験になってようやくわかってきたことは(というのはそれまでに大学の事務職員時代に他大学の事務職員を受けて苦い失敗を何度かしていたので)否定的なことを『言わない』のじゃなくて、本当に過去に感謝し、経験を肯定的に捉え、そこで学んだことをきっちりと整理し、明るく自信を持って、採用された暁にはどう活かせるか説明できる。そのように信じる人間に『本当になる』ということが大事だと思いました。ちなみに聞かれませんでしたが、一度教員をやめた理由は、その学校が閉校になり、学園内で大学への転籍を勧められたことです。再び教員を目指した理由は、やはりダイレクトに生徒と関わって行きたいということ。そして今回公立の教員を目指した理由は、受験先の県の新しい取り組に強い魅力を感じたこと。その取り組みに自分が経験してきた業務(国際教育交流)と語学資格試験への長年の挑戦が生徒指導に活かせるということでした。私はあと半月あまりで、現在の職場を去りますが、現在の職場には本当に感謝の気持ちでいっぱいなのです。世の中のことはすべて例外なく光の部分と影の部分があります。過去も現在も、そして未来においてもこの事を冷静に受け止め、これからに生かす気持ちが何よりも大切だと思います。
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Unknown (たき)
2013-03-11 05:59:56
Noriさん、たいへん貴重なコメントをありがとうございます。企業、私立学校、他の自治体など外部組織に所属する人が教員採用試験を受ける際の心構えが情熱的に記されていて、今後受験する方々全てに読んでいただきたい内容だと思いました。私もNoriさんとほとんど同じ気持ちで試験に臨みましたので、最初にいただいたコメントに書かれていた「採用試験に向けた取組み、気持ちの持ち方、ご経験を読んでいて、自分のこの1年と似ているところが多く」というのはこの点だったのか、と強く納得しました(^^)。これからも時々コメントを頂ければ嬉しく思います。お互い頑張りましょう。
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