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お昼ご飯をいただいた 『城北洞ヌルンジペッスッ』 から坂道を下って、
地下鉄 「漢城大入口」 方面へと歩いていくと次の目的地でもある 『壽硯山房』 が見えてきました。
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こちらの建物は、近代小説家李泰俊 (イ・テジュン) 氏の旧家をそのまま活用した伝統茶店です。
お孫さんにあたる方が、お店を始めたとかどこかで読んだ気がします。
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お店は、地下鉄 「漢城大入口」 へと続くバス通りから少しだけ中に入っているので、
気を付けていないと通過してしまうかも。
それにそのバス通りには、かわいらしいカフェもたくさん並んでいるので誘惑も多いです。
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門をくぐってお庭の方へ歩いていくと、お部屋の中からお店の方が出てきて
「こちらへ どうぞ」 と座席まで案内をしてくれました。
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一度も来たことがないのに、見覚えのある風景… デジャブかしら?
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いいえ、このお店は建築的にも価値のあるもので、よく雑誌に載っていたりするので、
以前どこかで見た記憶が蘇ってきたのかもしれません。
それにしても、軒は低くく狭い空間なのにとっても落ち着きます。
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別のお店かと思ったら、奥の方に離れもあり、外でお茶をいただくこともできるようです。
かなり敷地は広いようで…
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こちらのお部屋は、雑誌の撮影などにもよく使われるので、ご存じの方も多いかも。
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内部は、こうなっております。 見覚えがあるかなぁ~
実は、私たちは最初、この部屋には通されませんでした。 先客があったので。
でも注文の品を選んでいるときに、そのお客さん達がちょうど帰られたのです。
お店の優しそうなおばちゃんが 「こちらに移りますか?」 と聞いてくれ、 すかさず 「お願いします!」 と。
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で、場所移動も済み注文した品が出てきました。
ヨモギ入り緑茶 8500ウォン (595円) オミジャ茶 8500ウォン (595円) メシル茶 6500ウォン (455円)
大きな器になみなみとお茶が入っています。
お茶請けのお菓子は、サービスで付きます。
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ここで私のカメラに異変が…
画面に 「メモリーフル」 の表示が出てしまいました。
これ以上写真は撮れないので、1号が私のために携帯を貸してくれました。
なので、ここからは1号の携帯の画像になります。
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↑ の写真の反対側のお部屋。 最初は、こちらに通されました。
ザ・韓国って感じのお部屋でしょ。
狭い空間なのに、とても落ち着くんですよ。 のんびりお茶をいただくことができました。
そうそう、このお店最初に座席まで案内された後、注文前にお茶を出していただけました。
日本なら珍しくありませんが、韓国で注文時にお茶を出してもらったのは私の経験の中では初めてです。
クセのないおいしいお茶でしたが、何茶かお茶の名前を聞くのを忘れました。
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季節的にお庭の菊が満開で、唐辛子やナツメの実が干してあったりするのを見ると
いいとろころでお茶をいただくことができて幸せだな~としみじみ思うのでありました。
お店の店員さんもみなさん感じが良くにこやかな方ばかりで、正座をして座っていた私を見て
「楽に座ってくださいね。 ゆっくりしていって下さい」 と声を掛けてもらったり…
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お茶もいただいたので、さてここからどうする?
みんな連日の歩きづめで、足の疲れがピークにきていたので、一旦ホテルに戻ることにしました。
バス通りに出て、タクシーをつかまえてホテルに帰ります。
ポチっと押して頂くと皆さんには何もありませんが、しゃかしゃか母がHappyになります
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