「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

NATOにもいる白アリとは?<ウクライナ紛争2023年11月

2023-11-15 22:25:31 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

去年の暮れにウクライナが戦車を供与してくれ!と大騒ぎして今年の1月にアメリカ・NATOで大型の武器援助が決定しました。その中には、戦車300両が含まれる豪華版です。ウクライナの戦車供与要求は、満たされたかに見えますが❓

この300両のうち一線級の戦車は、約100両です。ドイツのレオパルト2、イギリスのチャレンジャー2、アメリカのエイブラムスです。これらは強力な戦車です。
ところが❓
数が予定数集まらなかったようで、残りの200両は何故か、レオパルト1になりました。ヨーロッパ中の武器商人の倉庫から買い集めてボチボチとウクライナに供与されています。
ここに大問題が、あります。レオパルト1は倉庫で眠っていたことから分かるように旧式のオンボロ戦車です。前面の装甲の防御力が現役のレオパルト2の10分の1しかないと言う虚弱戦車で、ほぼ前線での戦闘には使えません。砲弾かミサイルが命中すると確実に破壊されるからです。前線のかなり後方から中型の砲としてしか使えません。

もちろん供与するNATOの方だってそんなことは百も承知です。戦車供与の予算を使い切るために計画段階でレオパルト1・200両を混ぜているわけです。予算を使い切らないと予算がなくなるから、こうしたのだろうと思います。戦車200両分の予算が、倉庫の奥で眠っていたクズモノ戦車の購入に当てれられました。本当はクズ値段なのに現役戦車並みの支払いをしている疑いがあります。その差額が、どこかに消えているかもしれません。

これは戦車だから分かりますが、他の兵器なら分からないかもしれません。数の多い兵器にクズ物を混ぜてもほぼ分からないと思います。

巨額の予算を短期間に使い切ろうとすれば、このような怪しげな話は、かなり混入していると思います。

つまり❓
ウクライナ紛争には、戦争利権が食いついて食い物にしている疑いもあります。あんな兆円を超えるような予算を一々細かく吟味することは事実上不可能だと思います。
NATO側ですら、このような有様です。
ウクライナに行く巨額の現金支給の分が、腐敗と汚職大国のウクライナで無事である可能性は、少ないと思います。

ウクライナ紛争は勝ち負けはどうでも良くて長く続けることが目標の戦争のようにも思えます。

少なくとも巨額の軍事費に群がっているであろう、白アリに都合がよいのは確かです。白アリは、アメリカにもヨーロッパにもウクライナにもいると思います。

ゼレンスキーが絶対に戦争を止めようとしない理由は何なのでしょうね❓
領土奪還など今となっては不可能です。
不可能を言い続ければ、いつまでも戦争を続けられますが❓


「ノルドストリーム」爆破事件で利益を得た者と将来得る者<ウクライナ紛争2023年11月

2023-11-15 22:23:59 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

「ノルドストリーム」爆破事件で利益を得た者は、アメリカとノルウエーです。ヨーロッパの天然ガスが完全にアメリカとノルウエーの液化天然ガスに置き換わりました。パイプライン経由の方が価格が格安ですからパイプラインがあれば、普通はそちらを利用します。なければ、割高でも液化天然ガスを買うしかありません。
「ノルドストリーム」があっても、ヨーロッパはロシア産天然ガスを禁輸していましたから(ノルドストリームは稼働停止状態)爆破する必要は、ありません。
しかし爆破してしまえば将来もアメリカとノルウエーの液化天然ガスを買い続けるしかありません。

特にアメリカは怪しいですね❓
リーク情報によれば、アメリカは爆破計画を探知していながら阻止しなかった可能性があります。

しかし❓
もう一人怪しいのがいます。
ロシアの天然ガスは、「ノルドストリーム」が完成する以前は「兄弟パイプライン」を使用してヨーロッパに運ばれていました。

「兄弟パイプライン」は❓
ウクライナを東西に横断しています。
紛争地のウクライナを経由することを避けて、ロシア・ドイツ間に海底パイプラインを建設しました。これには、もう一つメリットがあります。公海の海底を経由していますので敷地や施設利用料が不要です。建設費はかかりますが将来のランニングコストを削減することが出来ます。

つまり、ウクライナにとっては「ノルドストリーム」はウクライナの利益の邪魔をしています。なければロシア産の天然ガスはウクライナの「兄弟パイプライン」を通して供給されます。そうするとウクライナには、巨額のパイプラインの施設利用料が入ってきます。これは以前はウクライナにとって結構な収入でした。

仮に将来ロシアとの戦争が終わり、ヨーロッパがロシア産の天然ガスを購入するようになれば、そのガスは「兄弟パイプライン」を通して供給されてウクライナには少なからぬ施設利用料が入って来ることになります。

ウクライナには「ノルドストリーム」爆破で関係国では一番大きな利益が期待できる事になります。一番大きな動機があることになります。

事実は不明ですが❓
今の時点では、利益があるのはアメリカとノルウエー。
(将来的な)利益と動機があるのは、ウクライナです。

中々、魑魅魍魎でしょう❓

※関連日記
2023年11月12日 11:03
昨年のパイプライン爆破事件にウクライナ将校関与の報道(米WSJ)<2023年11月

https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/286629f2319a21b2f94db516d58162f3


昨年のパイプライン爆破事件にウクライナ将校関与の報道(米WSJ)<ウクライナ紛争2023年11月

2023-11-15 22:21:15 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ウクライナ将校関与か 昨年のパイプライン爆破事件
2023年11月12日09時57分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023111200191&g=int

これは去年だと思いますが、ニューヨークタイムスが報道しています。その後、実行役6人が特定されたとの続報もありました。

今回、米WSJと独誌シュピーゲルが指揮役を名指しで報道しています。実行役とされている人物は、特殊部隊所属のウクライナ軍将校のロマン・チェルビンスキー大佐です。「現在、別の特殊作戦に関する不正の告発を受けウクライナで拘束されている。」との事です。

ウクライナの情報組織である「ウクライナ保安庁 (SBU) 」は、かなり非合法工作に関わっている疑いがあります。ドンバス紛争ではアゾフ連隊とともに、残虐行為を行った疑いが指摘されています。

ウクライナの特殊部隊はしばしば「ウクライナ保安庁 (SBU) 」と共同作戦を行っていますから、非合法活動も行います。両方とも相当、怪しげな組織と言えます。

私は、ウクライナ側は「ノルドストリーム」爆破事件に関わっている可能性は低いと見ていました。発覚した場合は、ロシアの格好の攻撃材料になりますし大きな支援国であるドイツから支援を打ち切られる可能性があるからです。

独誌シュピーゲルと米WSJが同時に記事をリリースしたのは、何らかの意図を感じます。アメリカ政府とドイツ政府の何らかの同意がなければ、記事にはしにくいと思います。

ウクライナの最大の支援国と次に支援額が大きいアメリカとドイツであると言うことは、主要な支援国からウクライナへの何らかのメッセージであろうと思います。

最近アメリカのメデイアから2件、停戦交渉の観測気球のような記事が連続してありました。
『欧米がロシアとの和平交渉の可能性に関する協議を持ち掛け(米NBCニュース)<2023年11月』
https://smcb.jp/diaries/9164772
『ウクライナ政府の中で何が起きているか?(米タイム誌)<ウクライナ紛争2023年11月』
https://smcb.jp/diaries/9164242

しかし、ゼレンスキー氏はその働きかけを否定し断固戦争継続の構えです。
しかし、ウクライナの予算の半分は援助により賄われる予定のようです。
『ウクライナの来年度予算<2023年11月』
https://smcb.jp/diaries/9168422

更には、予告編のようなフェイク動画がアップされました。
『ウクライナ軍トップの偽動画とは?<2023年11月』
https://smcb.jp/diaries/9168113

停戦交渉の席につかなければ、「こうなるぞ!」と言う警告にも受け止められます。

そして今回は、ドイツの支援打ち切りにも結び付きかねない爆弾情報が暴露されました。

こんな情報が突然出てきた訳ではないと思います。実行役6人は早い段階で特定されていますからこの暴露情報は、公開を停止されていたと思います。ウクライナを牽制する場合に役に立つからです。

今回、ウクライナを牽制する必要が高まったと言うことであろうと思います。
ウクライナの国家予算の不足分の約5・5兆円を支援国に付け回しされては、さすがに堪らないでしょう。それ以外にも武器支援だ難民支援だの合計すると10兆円を超えると思います。毎年、こんな負担を求められれば支援国とて財政が無事ではないと思います。

そろそろ❓金の切れ目が迫っているのかもしれません❓
戦争をやりたきゃ❓
自分でバンバンしろ!と言うことだと思います。

おんぶにだっこの戦争は、聞いたことがありません。
ウクライナがロシアの影響下に戻ろうと、困る国はどこにもありません。
バイデンさんとウクライナの過激主義者や過激民族右翼(政権の中心)だけです。ウクライナ国民ですら、一日も早い停戦を願っていると思います。

この戦争は、国としてはウクライナを含めてウクライナが負けてもどの国も困らないという「不思議な戦争」です。ウクライナが負けてもNATOの勢力圏が、元のポーランド国境に戻るだけで前と同じだからです。

ウクライナ紛争は、こんな不思議な戦争なんですよ❓

※「ノルドストリーム」爆破事件に関しては、今年の6月には大体、内容が把握されていたと思われます。しかもアメリカは爆破計画を探知していながら阻止しなかった疑いもあります。
この極秘情報は、ジャック・テシェイラ被告の「米軍の機密文書流出問題」で内容がリークされました。
それが、今頃蒸し返された理由は何か❓

ロイター
ワールド
2023年6月7日2:31 午前Updated 5ヶ月前
米、ウクライナの攻撃計画把握 ノルドストリーム爆発前に=新聞(米紙ワシントン・ポスト)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-nord-stream-idJPKBN2XS1EF

BBC
ノルド・ストリーム爆破、親ウクライナ勢力が実行かと米報道 ウクライナは否定(米紙ニューヨーク・タイムズ)(独紙ディ・ツァイト)
2023年3月8日
https://www.bbc.com/japanese/64884512

※関連日記
2023年11月12日 11:57
「ノルドストリーム」爆破事件で利益を得た者と将来得る者<ウクライナ紛争2023年11月

https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/105c0577feb9290a0f1a3458ae76d24a


※事故後の2022年のロシアの主張
当時は、嘘だと一蹴されました。
『パイプライン爆発、欧州人が驚く「真実」ある ロシア』
2022年10月21日 23:34 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3430168?cx_part=related_yahoo


2023大相撲九州場所のお楽しみ・熱海富士<2023年11月

2023-11-15 22:21:15 | スポーツ

先場所優勝同点の熱海富士が充実の調整で九州場所へ「いつも通り良い感じできている」と手ごたえ
[2023年11月9日16時37分]
https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202311090000658.html

久しぶりに大物感のある若手が出てきました。
年齢21歳で身長186cm体重181kgと年齢サイズとも申し分がありません。やや体重が重いのが心配な程度です。

先場所は帰り入幕で幕尻に近い位置ながら11勝4敗で優勝決定戦の末、大関・貴景勝に敗れて初優勝はなりませんでした。大関・貴景勝が変化したのは疑問ですが、まあこれも相撲です。

今場所は、西8枚目まで番付けが上がって上位とも全部対戦します。この位置でどれだけ頑張れるか?勝ち越せるようだと三役が近くなります。
順調にいけば、来年は大関取りです。

そのような期待もあり今場所の熱海富士の相撲に注目しています。先場所の悔しさをバネに初優勝を目指して頑張ってほしいと思います。

大関・貴景勝なんか❓
今度は、土俵の外にぶっとばしちゃえ!


ロシアのウクライナ侵攻を招き寄せたもの<2023年11月

2023-11-15 00:09:00 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ウクライナ紛争に関しては、かなりの記事を書いてきました。最近その日記に書いた事の多くがプロパガンダの影響を受けており、またダブル・スタンダード(二重基準)の立場に立つ意見を多く取り入れている事に気が付きました。それらを排するとウクライナ紛争は、全く違う側面が見えてきます。そのような意味で中立の立場で新しく書いた記事を、まとめて再度掲載しました。今日、ここまでにアップした分は過去に一度掲載しています。読んだ方は、スルーしてください。プロパガンダを単純に受け入れることやダブル・スタンダード(二重基準)の立場で物事を見ては、いけないとシミジミ思いました。ガザ問題を見るならダブル・スタンダード(二重基準)の究極の姿が分かると思います。

カテゴリーに「中立の視点で見るウクライナ紛争」を追加してそこに分類しています。

 

※調べてみるとアラアラと言うほどボロが出てきます。バイデンさん、一応大統領ですからね❓ここまでは調べていませんでした。調べてみたら、バイデンさんはウクライナに副大統領の時代から深く関与しています。

きっかけは?
2023年11月5日 8:46
『ウクライナ紛争とロシアの主張<2023年11月』

https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/d18e16c52f31128be01baa0c0031eb1b

そして2008年4月NATOブカレスト首脳会議でGWブッシュ米大統領がウクライナとジョージアのNATO加盟に対する期待を述べた事で、ロシアの危機感は一気に高まります。

これがアメリカの戦略を大きく変えました。それまでは、ウクライナをNATOに取り込む考えは、アメリカにはなかったと思います。
常識的にあり得ないし、してはならないことだからです。

キューバ危機
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%90%E5%8D%B1%E6%A9%9F
旧ソ連がキューバに核ミサイルを配備しました。これを探知したアメリカがキューバの海上封鎖を行い、一時は核戦争寸前まで行きましたがソ連が核ミサイルを撤去することで解決しました。

ウクライナをNATOに引き入れるのは、ロシアにとっては似たような安全保障上のリスクが発生します。理論的にはウクライナがNATOに加盟すれば核ミサイルの配備も可能です。だから、普通はウクライナをNATOに引き込もうとは考えないと思います。
アメリカの一極支配に驕り高ぶったGWブッシュ米大統領が「掟破り」の発言をしてしまったわけです。

これで止めておけば(ウクライナを中立のままにしておく)、今回のロシアのウクライナ軍事侵攻を起きなかったと思います。ロシアにする理由がないからです。

このブッシュ発言を現実化したのがバイデンさんです。

『バイデンに利用され捨てられたウクライナの悲痛』
2022/2/25(金) 11:22
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/cf3953f7d8ec2af5f55ce6ce9bd242fba987b2be

この記事に詳しく書いてあります。
2014年ウクライナで親アメリカ派がクーデターを起こして親ロシア派大統領を追放します。
即座にロシアは、カウンターを発動しクリミアを奪取し、ドンバス介入を始めます。ウクライナ紛争は、ここから始まっています。

バイデンさんの副大統領の時代が2009年1月20日~2017年1月20日ですから、この工作はバイデンさんが主体になってやっていると思います。(大統領オバマ)
副大統領時代にバイデンさんは6回もウクライナを訪問しています。
そしてアメリカが大統領に据えたと言えるポロシェンコ大統領に働きかけて『ウクライナ憲法に「NATO加盟」を努力義務とすることを入れさせる』
このような事をしました。

つまり、この時点までNATO加盟はウクライナ政府の優先事項ではなかったことになります。
ほぼ当時のバイデン副大統領が、そうさせたと言えます。
これでロシアとウクライナの対立は、決定的なものになったと言えます。
その後・・
『2019年2月7日に、ウクライナ憲法116条に「NATOとEUに加盟する努力目標を実施する義務がウクライナ首相にある」という趣旨の条文が追加された。』

そしてバイデン大統領はアフガン撤退失敗で内外から大きな批判を浴びます。
その人気回復のためにしたのが・・・
『2021年9月20日にはNATOを中心とした15ヵ国6000人の多国籍軍によるウクライナとの軍事演習を展開した。』
(過去最大規模)
更にプーチン氏が必ずブチ切れることをしました。
『10月23日になると、バイデンはウクライナに180基の対戦車ミサイルシステム(シャベリン)を配備した。』

※これはオバマ大統領が一発却下したことです。ロシアが報復処置を取ることが分かり切っているからです。分かり切ったことを敢えてやって、プーチン氏をモロ挑発しました。

この後、ロシア軍がウクライナ国境への集結を開始しました。
その後?
『こうした上で、バイデンは何としてもプーチンとの首脳会談を開きたいと申し出て、2021年12月7日の会談直後に「ウクライナで戦いが起きても、米軍派遣は行わない」と世界に向けて発表したのである。』

ロシアに「軍事侵攻!どうぞ、して下さい!」と言ったのと同じですね❓

こうして見てくると、これまで知らかった経緯があります。バイデンさんが初めから終わりまで全部、段取りしてロシアにウクライナ軍事侵攻をさせているのと、大体同じだと思います。

この長いウクライナとの付き合いの中でバイデンさんのウクライナ疑惑もあります。
参考記事
バイデン大統領とウクライナ関連記事のメモ<2023年11月

https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/4846202a91bb2854c3481cee8c61372e

そしてこうしてロシアにやらせておいて、事前に用意したプロパガンダを瞬間世界に拡散し、ロシアを極悪にしてウクライナ支援の武器や資金をかき集めてウクライナに提供しています。アメリカも盛大にウクライナ支援しています。

ゼレンスキー氏は、一向に戦争を止めようとしませんね❓
(これも、かなり怪しいです)

これではロシアやプーチン氏が悪いなどとは、到底言えないと思います。

こうやって戦争を引き起こして金儲けしている連中は、かなりいそうですね❓

胡散臭い疑惑まみれの小汚い戦争です!

どこが!
世界の自由と民主主義を守る戦いだ!
世界の汚職と疑惑を守るための戦いだろ!

調べれば調べるほど、怪しくなりますね❓
ロシアとプーチン氏は、全然悪くなかったですね・・・

※ゼレンスキーも結構、胡散臭いですよ・・・
アメリカはウクライナ紛争をどう考えているのか?&バイデン氏の支持率低下+ゼレンスキーさんの資産の話<2023年11月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/40ddb5d3541a423437f8e650b3913d07

 


ウクライナを巡る・アメリカの世界戦略とロシアの世界戦略<ウクライナ紛争2023年10月

2023-11-15 00:08:36 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

旧ソ連の崩壊からの近い過去の世界政治を振り返るとウクライナ紛争は、一つの帰結であると言えます。
アメリカの世界戦略とロシアの世界戦略の結果生じたものです。

旧ソ連崩壊は、アメリカにとっては大きなチャンスでした。アメリカ一極主義の世界を構築できます。これがアメリカのソ連崩壊後、変更になった世界戦略です。それまでは、東西冷戦ですから二極構造です。

最初は、アメリカはロシアを西側に取り込もうとします。
G8の時代です。ロシアも一回経済破綻していますからそれに迎合するしかありませんでした。
だからこの時期はウクライナは問題になりません。独立に際して中立を宣言しました。

ロシアの世界戦略は旧ソ連崩壊後、もう一度再構築するしか方法がありませんでした。しかし最初は世界戦略どころではなかったと思います。国家としての秩序や安定が失われ経済が完全に崩壊したところから、ロシアを作り直しました。この間、ロシアは民主主義と自由主義を表面的に取り入れて西側の仲間の振りをします。ロシアにとっては、屈辱的ですがそうするしか国力と軍事力が弱体化した以上、それしか安全を守る方法がなかったからです。

そうして西側と良好な関係を作り、社会の安定と秩序を作りながら西側の資本を導入し企業を誘致して、その間現在のロシアの富の源泉である石油・ガス・石炭・資源などの開発を進めます。

この辺りからロシアの世界戦略の再構築が始まります。それを主導するのがプーチン氏です。もう東西冷戦の時代に戻れないことはプーチン氏も理解していたと思います。

プーチン氏の世界戦略は、まず国内にありロシア社会を安定させ秩序を取り戻し外国勢力の浸透を防ぐことであったと思います。西側の仲間の振りをしてもロシアであることは、止めないしロシアを思想的に文化的に守ると言うことです。

ロシアの音楽や舞踊は、沢山の動画がアップされています。その中でイメージされているのは、「母なるロシア」です。そこに加わるのが「偉大なる旧ソ連軍のイメージ」と「大祖国戦争のイメージ」です。

これがプーチン氏が作り上げた内政上の思想統一です。
「母なるロシア」、偉大なる旧ソ連軍、大祖国戦争。
ここに「ロシアの勝利」のイメージが追加されて完成します。
今のロシアは、このイメージが国民に刷り込まれています。これは、おそらくプーチン氏が大統領になったころから始めています。2000年に大統領に就任しています。その後、ずっとロシアの権力者ですからこれが20年以上継続しています。

外交と言う意味でのプーチン氏の世界戦略は、ロシアの安全保障体制の再構築です。それほど大それたことは考えていないと思います。プーチン氏が選んだ相手は中国です。中国とロシアは親和性があります。それが現在、中国でロシアの好感度が抜群である事につながっています。
近隣では、旧ソ連から独立した国との関係の再構築です。
中央アジア諸国、ベラルーシ、ジョージア、アルメニア、アゼルバイジャンです。

バルト3国が入らないのは、バルト3国は元々ロシアの領土ではありません。(スターリンが第2次世界大戦のとき併合しました)だからプーチン氏の目から見ると対象外です。
あくまでプーチン氏の考える国は、旧ソ連圏でロシアの領土と言える国です。ここで安全保障体制を築くのが一つの外交目的です。

だからプーチン氏は、この領域以外では軍事行動をしていません。シリアへのロシア軍の派遣は、随分後のことです。

そこで問題になるのが、ウクライナとモルドバです。モルドバは小国ですからそれほど気にしていません。ウクライナは勢力の境界線にありロシアにとっては、安全保障上の要の土地です。

ここでアメリカの世界戦略と「ロシアの世界戦略=ロシアの安全保障」が衝突します。

アメリカのこの地域での世界戦略は、NATOの東への拡大です。だからウクライナに様々な工作をして西側に引き入れようとします。一方ロシアは、そうさせまいとします。

もみ合っているうちは、まだそれほど問題は起きなかったのですがアメリカが強引にウクライナの取り込みを図ります。過激右翼や過激民族主義者を利用して2014年革命(=クーデター)を起こさせて、当時の親ロシア派の大統領ヤヌコーヴィチを追放させました。そして親NATO派が政権を握ります。
尊厳の革命
2014年2月18日 – 2014年2月23日
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8A%E5%8E%B3%E3%81%AE%E9%9D%A9%E5%91%BD

これがプーチン氏に武力行使を決意させます。黙っていればNATOとの国境線は、ロシアとウクライナの国境線になるからです。プーチン氏の最低条件は、独立した時のウクライナの宣言の通りウクライナが中立を守ることであったと思います。最低条件です。

つまりアメリカはやり過ぎたのです。プーチン氏の考えるロシアの安全保障のラインを踏み越えてしまいました。だから即座にプーチン氏は、軍事力の行使を決断しました。
それが・・・
ロシアのクリミア侵攻
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%82%A2%E4%BE%B5%E6%94%BB
2014年3月1日~
ドンバス戦争
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%B9%E6%88%A6%E4%BA%89
2014年3月初めから

日にちを見れば明らかですがヤヌコーヴィチ追放後、即座に始まっています。
つまりプーチン氏は、ヤヌコーヴィチが追放された場合のカウンターをかなり早い段階から準備していたことになります。反体制派のヤヌコーヴィチ追放がプーチン氏の軍事作戦の引き金を引きました。

ウクライナ紛争は、この時点で始まっており2022年に起きたわけではありません。これもすごく誤解されていると思います。そのイメージが盛大に拡散されたからです。

2022年のロシアのウクライナ領への軍事侵攻にしても、いきなり始まった訳ではありません。2012年11月ごろから国境付近へのロシア軍の終結が始まり12月にはかなり集結しています。それを招いたのは、ゼレンスキー氏のドンバスへの軍事力行使の強化でありミンスク合意を破棄しようという動きです。
プーチン氏は、バイデン大統領と直談判して決裂ならウクライナ侵攻を決めていたと思います。ニュースなどによるとその時期は2021年の8月ごろのようです。

2023年10月29日 7:14
ロシアのウクライナ軍事侵略前のロシアとアメリカ&NATOの交渉についての記事<2023年10月
https://smcb.jp/diaries/9160217

プーチン氏はアメリカ側に12月に国境線からのロシア軍撤退の条件を提示しました。
2022年1月には、ロシアとアメリカおよびNATOとの交渉が持たれたようです。合意に至る可能性は十分あったようです。
しかし、それを中断させて自分で直接交渉しようとしたのがゼレンスキー氏です。結論、その無駄な動きがロシアのタイムリミットを招きました。

タイムリミットも冬季北京五輪の閉幕に合わせて予め決定していたと思います。

ロシアとアメリカの最後のロシア軍撤兵の交渉の時間を潰してしまったのはゼレンスキー氏のスタンドプレーです。

ロシアのウクライナ侵攻を回避する時間もありましたしチャンスもありました。しかし、その交渉相手はアメリカでなければなりません。
『2021年12月にロシアは「NATOを東に拡張しないと書面に残せば(国際条約とすれば)軍隊を撤退する」という条件を出した。』
プーチン氏の交渉の相手はアメリカであり、ウクライナではありません。

それは余談になりましたが、ウクライナ紛争は2014年に発生しており、それはアメリカの世界戦略とロシアの世界戦略(=ロシアの安全保障)が衝突した結果として起きたことです。

ウクライナが2022年2月のロシア軍のウクライナ領への軍事侵攻を回避したければ、その時間もありましたし方法もありました。何もせずゼレンスキー氏はロシアとの対立を大きくしました。
それでも国境に集結したロシア軍が撤退に応じる余地はありました。
これらを全部ダメにしたのは、ゼレンスキー氏です。

ウクライナ紛争は、2014年に発生しておりどこかでアメリカとウクライナは、妥協を図るべきでした。理由はアメリカが2014年クーデターで不法行為と言うべき謀略を仕掛けているからです。悪い方が妥協を持ちかけるのが、当然だと思います。(それ以前にロシアの裏庭のような場所に手を突っ込むのが間違いだと思います。)

こう考えてみると?
ロシアがいい悪いの話では無いことが分かると思います。
特段ロシアが極悪でも何でもないでしょう。ロシアの安全保障のために行動しているだけです。
プーチン氏の人格攻撃にも何の意味もないですね。
しかし事前に用意されたプロパガンダが、ロシアのウクライナ領への侵攻後、大量にバラまかれました。

アメリカの世界戦略の仕上げは、ロシアに先に手を出させて徹底的にロシアとプーチン氏のネガテイブ・キャンペーンを行って極悪の烙印を押して、ロシアを潰してしまうことでした。これは、秘密でも何でもないです。アメリア政府からもNATO各国からも「ロシアが二度と立ち上がれないようにする」のが戦争目的だとはっきりコメントが沢山ありました。

アメリカにアメリカの戦略があれば、ロシアにもロシアの戦略があると思います。

ロシアの戦略は❓
持久戦(長期戦)に持ち込んで、ウクライナを経済的に破壊することだと推測します。3年でも5年でも継続する予定だと思います。

私が、さっさとロシアと交渉して停戦から和平に持っていかないとダメだと言う理由です。ウクライナがロシアに勝利できるならいいです。出来なければ、ロシアの目的がウクライナの経済破壊である以上、長く続けるほどロシアの術中に嵌ると言う意味です。

ウクライナが財政破綻し実質的に政府が崩壊してからでは遅いと言うことです。そうなれば、無条件降伏しかないでしょう。


ロシアに軍事力で挑戦して返り討ちにあっているウクライナとNATO<ウクライナ紛争2023年11月

2023-11-15 00:08:19 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

調べるほどに呆れかえるウクライナ紛争。
NATOは、思いっきり!ロシアを脅して、その勢いでウクライナはドンバス(東ウクライナ)への攻撃を強めました。

そして、ゼレンスキー氏は❓
「クリミア・プラットフォーム」を立ち上げて領土奪還の動きを始めます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0
これが、2021年8月23日です。

ロシア・ウクライナ危機 (2021年-2022年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E5%8D%B1%E6%A9%9F_(2021%E5%B9%B4-2022%E5%B9%B4)

読むと分かりますが・・
『2015年2月11日にはミンスク2(ミンスク合意)が調印された。しかし、親露派武装勢力が占領するウクライナ東部のドネツク州とルハンスク州に幅広い自治権を認める「特別な地位」を与えるとの内容も含まれたこの合意は、ウクライナ国内で不満も出ていたことから、2019年に大統領になり、当初融和派だったウォロディミル・ゼレンスキーも翻意して履行せず、反故に動いた。一方、合意には「外国の武装組織の撤退」や「違法な組織の武装解除」も定められているが、親露派側は守ってこなかった。

2021年10月26日、ウクライナ軍は親露派との紛争地域で親露派武装勢力にドローン爆撃を実施した。ドローンによる攻撃は、ミンスク2から強化された2020年7月の協定で禁止された違反行為であったため[90]、ロシアからの批判だけでなく、EU諸国からも異を唱えられた。その禁止行為はロシア軍が行動に移すための口実となった。 』

加えてNATOの春の大規模軍事演習です。
こういうのを、2021年6月にやっています。
思いっきりの脅し上げです!
ところが?
これが検索しても中々出てきません。
『黒海の多国籍共同軍事演習「シーブリーズ2021」、アフリカからエジプトなど4国参加』
https://www.ukrinform.jp/rubric-defense/3274053-hei-haino-duo-guo-ji-gong-tong-jun-shi-yan-xi-shiburizuafurikakaraejiputonadoguo-can-jia.html

NATOはロシアの海である黒海で思いっきり、ロシアを脅し上げたわけです。ロシアがフロリダ沖あたりで、これやったらアメリカは、黙っていますか❓

NATOを頼みに、ゼレンスキー氏はクリミアの奪還を計画しドンバスには、トルコのドローンを使って攻撃しました。
ミンスク2を事実上、破棄したようなものです。

これでロシアが怒らないわけが、ないでしょう❓

だから、その後ロシア軍がウクライナ国境に集結し始めたと言うわけです。

ロシアは、アメリカに実質的な最後通牒を突きつけました。バイデンさんは自分で希望してロシアと12月に会談しています。その後、アメリカの軍事不介入を世界に宣言しました。
1月にアメリカ・NATOでロシアと会談してロシア側の要求を却下しました。
※ちなみにその時のロシアの要求は、調べてみると合意や条約に元づいた正当なものです。

どうです❓
ここまでやられたら、ロシアはやるしかないでしょう❓
(ウクライナ軍事侵攻)

やったら、準備されていたプロパガンダが大量に一気に西側世界にばら撒かれて❓

ロシア&プーチンは、極悪の烙印を押されたという訳です。

どう見ても筋書きを描いたのは、バイデン氏で調子に乗ってロシアを挑発しまくったのは、ゼレンスキー氏です。
それで、被害者づらするなよな!

もう、双方合わせて推定50万人死傷者が出ています。その大きな原因は、間違いなくバイデン氏とゼレンスキー氏です。

※更に言うなら❓
朝鮮半島沖合でいつもアメリカと韓国が北朝鮮を脅し上げるから、北朝鮮はミサイルをせっせこ作り核ミサイルを作っているわけです。
黒海でロシアを脅し上げたから❓
プーチンさんと金正恩さんは、帝国主義と戦う同志になりました!
だから、北朝鮮の砲弾が大量にロシアに売られていると言う訳!
文句なんか、全然言えないでしょう❓

西へ行こうと東に来ようと危険なアメリカ(帝国主義)と戦うためにプーチン同志と金正恩同志が固く団結して互いに助け合っています。
美しい(バーターの)友情だなア❓


東洋経済~シカゴ大のジョン・ミアシャイマー教授「今回のウクライナ戦争の原因を作ったのは西側諸国、とりわけアメリカだ」<ウクライナ紛争2023年11月

2023-11-15 00:08:02 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

アメリカ・シカゴ大の国際政治学者、ジョン・ミアシャイマー教授
『今回のウクライナ戦争の原因を作ったのは西側諸国、とりわけアメリカだ』

読んで驚きました。私が1か月くらいかかってニュースを探し資料を探して読み込んで、やっとたどり着いた結論をミアシャイマー教授が、もっと正確に分かりやすく書いていました。やっぱり学者は違います。でも❓1か月かかったけど学者と大体同じ結論に到達できたから良かったと思います。

以下、記事のリンクと抜粋引用。読んでみて下さい。

2023-11-10
そもそも1991年ウクライナ独立の経緯とその後の経緯・東洋経済から<2023年11月
https://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2023/11/10/220708

※特に問題なのが、これです。
ロシアとウクライナが「こじれた」複雑すぎる経緯
歴史で紐解く「ウクライナは民族国家なのか」
2022/02/25 15:00
https://toyokeizai.net/articles/-/514936
https://toyokeizai.net/articles/-/514936?page=3

『1991年のソビエト崩壊によって、ソ連の共和国が独立していく。その中にウクライナもあったが、ロシアはこれらの地域がNATO(北大西洋条約機構)に入らないという条件付きで、独立を認めた。』

※最初のウクライナの主権宣言
1990年7月にウクライナ・ソビエト社会主義共和国最高会議が採択した主権宣言には、「ウクライナ・ソビエト社会主義共和国は、将来において恒久的に中立国家となり、軍事ブロックに加わらない(中略)という自らの意向を厳に宣言する」と記されていた。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jarees1993/1998/27/1998_27_111/_pdf/-char/ja

 

※関連記事

ダブルスタンダードの立場に立たなければ見える世界が激変する&プロパガンダでない日記の仮まとめ<ウクライナ紛争2023年11月12日
2023-11-12 18:18:18 
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/56e54b5812c60a0d6843d88b9a250211


ダブルスタンダードの立場に立たなければ見える世界が激変する&プロパガンダでない日記の仮まとめ<ウクライナ紛争2023年11月12日

2023-11-15 00:07:44 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

呆れたことに検索すると企業名が出てきます。

https://kotobank.jp/word/%E3%83%80%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%89-321984

ダブルスタンダード
〘名〙 (double standard) 仲間内と部外者、国内向けと外国向けなどのように、対象によって異なった価値判断の基準を使い分けること。

二重規範(ウイキペデイア)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E9%87%8D%E8%A6%8F%E7%AF%84

 

検索のしにくさを考えるとそもそも「ダブルスタンダード・二重規範」と言う言葉自体が日本では、一般的ではないのかもしれません。言葉の使用頻度が少なければその概念を持つ人も少ないと言うことであろうと思います。

 

私は、ウクライナ紛争に関してはアメリカ・NATOの立場に沿って書いていきました。

「ウクライナ正義、自由と民主主義の守りて」

「ロシア極悪・侵略者、排除すべきもの」

単純にプロパガンダを信じていた訳です。

 

何か変だな?と気が付いたのが、フランスと二ジュールの軍事革命政権との事柄を書いたニュースを読んでいた時です。そもそもフランスは、なぜ?旧フランスの植民地から独立した国々から嫌われ、しかもその国々が近年連続してクーデターが起きてフランスが追放されています。

フランスが植民地時代の枠組みを残してこれらの国々と付き合うというより関与していたから、追放されていることに気が付きました。好ましくないことをしてきたから追放されるのでしょうね?

追放した国々は大抵イスラム過激派に侵略されています。その戦いに困ってロシア=ワグネルを頼ります。武器を供与し軍事訓練をしてくれて戦い方を教えてくれるからです。

本来のワグネルは、ロシア政府や国防省、情報組織の海外での仕事を代行する組織です。確かにあくどいこともしていますが、ある意味ではロシア政府の代行です。これも批判の嵐と言ってよい報道のされ方です。しかし、それほど極悪な組織ならフランスを追放した国々が頼りにはしないと思います。

これらの経緯を報道するニュースに相当胡散臭さを感じました。

 

はっきりそれが分かったのが❓

ナゴルノ・カラバフ戦争
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%95%E6%88%A6%E4%BA%89

これは、アルメニアがアゼルバイジャンに仕掛けた侵略戦争です。

侵略した方が正義で侵略された方が悪にされていました。アメリカやフランスにアルメニア系住民が多く、徹底的にロビー活動をしてプロパガンダを巻き散らかした結果です。アメリカの議会外交委員会の報告書を読んで呆れました。ほぼアルメニアのプロパガンダを切り貼りしたものでした。全然、調査も検討もしていないようでした。欧米のメデイアの報道もこれに準拠した内容です。こうして本来悪であるはずのアルメニアを正義=被害者に仕立て上げたプロパガンダで、少なくとも西側世界では情報操作されます。

 

決定的に悪質だったのが、イスラエル・ハマス事件です。

G7はイスラエル絶対正義・ハマス極悪で結束しました。

ここにダブルスタンダードの完成形を見ました。

 

そこで何か不信を感じていたウクライナ紛争を過去の経緯や歴史、隠されている情報を探して自分で調べてみました。やはり思った通り正邪が反対とまでは行きませんが、正邪の天秤が大きく歪められていました。

現時点での感想は、ロシア&プーチンは垂れ流されているほど極悪ではなくむしろ自分たちの安全保障のために戦っていると言えます。悪質さは軽いと判定できます。

むしろ悪質さの点で度合いが大きいのは、アメリカ・NATO&ウクライナです。こちらは、ロシアにパワーゲームを仕掛けてウクライナを使って戦争を引き起こした側です。ウクライナは、ロシアを叩き潰すための道具にすぎません。これは、既にいくつかの日記で書いてきました。

 

ウクライナ紛争では、ダブルスタンダードを外れて中立の立場で見てみると完全に大量に瞬時に西側世界に巻き散らかされてキレイなプロパガンダに騙されていました。気が付いて以降は、中立の立場・視点から日記を書いています。そのような目で見てみるとアメリカとウクライナのボロがどんどん出てきます。ほとんどアメリカとウクライナがロシアの軍事侵攻を「引き寄せた=やらせた」ようにも見えます。相当、悪質ですね❓

こんなことを調べもせずに単純にプロパガンダを信じ込んでいた自分は愚かだった!と反省しています。

随分、プロパガンダ日記を書いてしまいました。

その反省のためにウクライナ紛争については、日記を纏めてダブル・スタンダードに立たないで書いた記事集を作ろうと思います。

ほんと知らなかったとはいえ、ロシアとプーチン氏には失礼なことをしてしまったと思います。

ロシアとプーチン氏→チョイ悪

アメリカとウクライナ→極悪

現時点での私のあくどさ判定は、このような評価です。

 

※プロパガンダでない日記の仮まとめ

報道されないウクライナ紛争①<2023年11月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/4e61e8044adb3db6041c1aaeac7c209b
ロシアのウクライナ侵攻を招き寄せたもの(バイデン氏)<2023年11月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/cdc07e3a1bde3060c3fa699138decfbf
バイデン大統領とウクライナ関連記事のメモ<2023年11月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/4846202a91bb2854c3481cee8c61372e
アメリカはウクライナ紛争をどう考えているのか?&バイデン氏の支持率低下+ゼレンスキーさんの租税回避資産の話<2023年11月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/40ddb5d3541a423437f8e650b3913d07
ウクライナ紛争の異常さ(ヨーロッパの集団ヒステリー)<2023年11月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/956368d01300ec846a5d707d6993d6e1
ウクライナ紛争とロシアの主張<2023年11月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/d18e16c52f31128be01baa0c0031eb1b
欧米がロシアとの和平交渉の可能性に関する協議を持ち掛け(米NBCニュース)<2023年11月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/dd3849b3896a4d6dedd70cee16e6417e
ウクライナ政府の中で何が起きているか?(米タイム誌)<ウクライナ紛争2023年11月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e07d9d3d60512c6149004714bd003d28
西側がウクライナに供与した武器が闇市場に流れているとの主張<ウクライナ紛争2023年10月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e348b8c30bbb5725c6270aa20618813e
ほとんど報道されないウクライナ事情<ウクライナ紛争2023年11月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6afcd864a2da3b032a6e3db4709aa031
ウクライナの国内の事情が分からない?<ウクライナ紛争2023年11月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/a1b736d63868a8238f52b5e6dbee6a53
恥ずかしながら大日本帝国と似てきたゼレンスキー氏<ウクライナ紛争2023年11月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/a066a2c92ce0fe488bbb25caf777efdc
アメリカの戦略とウクライナ紛争の行方<2023年11月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/3181216a7a0ca2f6e0616bfc8da163fe
ウクライナを巡る・アメリカの世界戦略とロシアの世界戦略<ウクライナ紛争2023年10月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/d98181796fd4821120068c92836f95cf
腐敗・汚職大国ウクライナの魑魅魍魎とは?<2023年10月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/399bb554a5a9102d32d092a0ebad4985
ロシアのウクライナ軍事侵略前のロシアとアメリカ&NATOの交渉についての記事<2023年10月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f9aeafbab9b2fcc8744ea6cfed58f35b
ロシアとウクライナの歴史とウクライナ紛争と「嘘日記」のお詫び<2023年10月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/71a43b0752fe6327ae06763b5f67d73c


報道されないウクライナ紛争①<2023年11月

2023-11-15 00:07:29 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ウクライナが腐敗と汚職にまみれた国であることは、知っている人もいるかもしれません。

『 ウクライナ国民の戦争以外の最大の懸念は「汚職」』
01.11.2023 17:16
https://www.ukrinform.jp/rubric-society/3781418-ukuraina-guo-minno-zhan-zheng-yi-waino-xuan-nianha-wu-zhi.html

これはウクライナ国民自体が一番心配しているようです。

『ウクライナを蝕む汚職と腐敗、戦費6兆3700億円に群がる白アリたち
欧州ではロシアに次ぐ腐敗度、「内なる敵」に鉄槌下すゼレンスキー』
2023.8.17(木)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/76545

『汚職指数、日本「清潔度」18位 ウクライナ116位で依然深刻』
2/2(木) 17:17配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b30fe0f48c7c0468c6b2e6af13f51676d96c59f8
2022年版「汚職指数」
ウクライナは116位(改善傾向は見られる)
ロシアは137位

ロシアとウクライナは、似たような社会構造の国です。ウクライナの方がロシアよりひどいのが、犯罪です。ロシアマフィアとウクライナマフィアは長年協力関係にあります。戦争で関係が切れたとか切れていないとか話がありますが、聞いて答えが得られませんから分かりません。しかし、ロシアとウクライナ以外の所では協力関係は続いているようです。日本でも両国マフィアが協力して大量の麻薬を密輸しようとして摘発されたのが、数か月前の事件です。

ウクライナの社会構造は、それほど変化していないと思います。
2012年7月号掲載論文では、「マフィア国家」が誕生している。その例示の中にウクライナも含まれています。
『2012年7月号掲載論文
マフィア国家の台頭
―― 融合する政府と犯罪組織』
https://www.foreignaffairsj.co.jp/articles/201207_naim/

危ない話は、ゴロゴロ転がっています。

2023-07-06 17:02World eye
『侵攻で裏社会にも亀裂 ロシア・ウクライナ 』
https://sp.m.jiji.com/article/show/2974779

2022.06.07
『プーチンの「大誤算」…ウクライナが“武器のブラックマーケット化”しかねない「ヤバすぎる現実」!』
https://gendai.media/articles/-/95949?imp=0

『戦争によって断絶されたロシアとウクライナのマフィアの協力関係
“マフィアの楽園”だったウクライナでの戦争で「国際的な闇社会の勢力図」は激変した』
2023.5.14
https://courrier.jp/news/archives/325768/

だから当然、ウクライナに供与されている大量の武器の横流しは懸念されています。今は戦争で使っていると思いますが、戦争が終われば残った武器がどうなるかなど誰にも分からないと思います。

ウクライナの国家として危険性を言うなら❓
2022/04/06 12:00
『なぜ高度なICBMを作れるのか…失業したウクライナ人技術者を誘い込む北朝鮮の手口 』
https://president.jp/articles/-/56290?page=1

ウクライナ政府が関与しているのか、ウクライナ人技術者が単独でしているのかは不明ですが、ウクライナのミサイル技術が北朝鮮のミサイル開発に大きく貢献しているのは確かです。

つまり、本来アメリカにとっても日本にとってもウクライナは危険性のある国家です。

それ以外にも、2014年ドンバス紛争以降は、主に西側の過激民族主義者が続々とウクライナのある組織に参加して、ウクライナ側で戦っています。

※これだけ見てもウクライナは、相当危ない国家であり西側が総出で援助するような国ではありません。

※ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始した直後に、このような事情は簡単に無視されて❓
ウクライナは正義の国家になり、大々的に西側の武器と資金の支援が始まりました。
そのためのプロパガンダも、瞬間的に大々的に拡散されウクライナの国家や社会の暗部を隠してしまいました。テレビや新聞がウクライナのキレイ事を拡散するたびに暗部が見えにくくなります。

※ここにバイデン大統領の深すぎる長いウクライナ関与を加えると、何らかの疑問が生じます。それを最近の日記に書いてきました。

※ウクライナ紛争は、仕組まれた醜い謀略のような戦争である疑いが浮上します。少なくとも、おかしすぎることは確かです。

※なぜ❓これほどウクライナだけ特別扱いするのか❓

※BBC
ウクライナ軍総司令官の側近、手投げ弾で死亡 誕生日の贈り物
2023年11月8日
https://www.bbc.com/japanese/67353255

信じられますか❓
幹部将校が、手投げ弾を私物化してプレゼントしたり私物化しています。幹部ですらそうなら、それ以外はどうなんだ❓

これで武器の管理など出来るわけがない事は確かです。武器倉庫の管理をろくにしていない事の証明です。


ウクライナ紛争がヨーロッパにもたらす事<2023年11月

2023-11-15 00:07:12 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

NATOに加盟するヨーロッパ諸国は正気を失ったと言えます。ロシアのウクライナ軍事侵攻は、ヨーロッパにパニックと集団ヒステリーを引き起こしました。

ロシアのウクライナ軍事侵攻直後から西側世界に「ロシア・プーチン極悪」のプロパガンダが盛大に瞬時にまき散らかされました。西側のメデイアを総動員していますからこれは、あっと言う間に西側世界を覆いつくしました。しかし、事前に準備されたフェイクニュースも同時にまき散らかされました。
それは❓
「ロシアが攻めてくる!次はポーランドだ!バルト3国だ!」
「鉄のカーテンの復活がロシアの目的だ!」

ロシアの政治家は、かなり過激ですが誰一人そんな事は発言していません。
ロシアが一貫して言っていることは・・・
「ウクライナを対象にした特別軍事作戦」
どう見てもウクライナ限定の軍事作戦のようにしか見えません。

それを大きく膨らませてフェイクニュースを大量拡散した者が、います。アメリカとウクライナの合作だとは思いますが、最近それを言うのはウクライナのゼレンスキーだけです。受けが悪いので、時々グチグチ言っています。

ロシアの戦車軍団に巧妙に重ね合わせると、特に東ヨーロッパ諸国には悪夢のイメージがあります。
プラハの春
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%81%AE%E6%98%A5

鉄のカーテンの内側にいた国々には悪夢であり、そうなるくらいなら何でもするでしょう。フェイクニュースにこのイメージを刷り込んだので主に東ヨーロッパ諸国はパニックを起こしました。その結果、集団ヒステリーが起こりました。
「ウクライナ絶対正義・絶対支持&支援」
「ロシア・プーチン極悪!断固撲滅!」
この構図が、誰かが意図したとおりに完成しました。

アメリカからもNATOからも、同じ言葉が聞こえてきました。
「ロシアを二度と立ち上がれないようにする(=叩き潰す)」

と言うわけでウクライナに戦争させる一方で、アメリカ・NATOは徹底的な経済制裁を発動しました。これでロシア経済を破壊して「ロシアを二度と立ち上がれないようにする(=叩き潰す)」ためです。

ところが❓
「徹底的な経済制裁」に参加したのは、アメリカ・NATOだけですので玄関は封鎖したけれど、裏口の方が開いていたので(中国・インド)ほとんど効果は、ありませんでした。ロシア経済は今も順調とは言えませんが、特段困ってもいません。「徹底的な経済制裁」は完全に失敗しました。

※その結果がヨーロッパにもたらす事
まず、格安のロシアの原油や天然ガスがヨーロッパには来なくなりました。他の国から(アメリカ・ノルウエーなど)割高な原油や天然ガスを買わなければなりません。長い目で見るとこのコスト増は、ヨーロッパ経済に影響すると思います。特にドイツは影響が大きいでしょうね❓天然ガスは、半分強がロシア産でした。

次にかなりの西側の企業がロシアに進出して収益を上げる構造がありました。。多くの西側企業がロシアから撤退したのでこの収益がなくなります。しかも工場などの設備は二束三文でロシア企業に売るしかありませんでした。ロシアは西側企業が投資して作った工場や設備を、ただ同然で手に入れました。

西側企業がロシアで行っていた様々な製品の販売・工業生産やサービスは、全部中国企業が全部が請け負っています。西側企業がロシアで販売していた製品や商品も中国企業が、提供しています。

全部一式、中国にプレゼントしました。格安の原油や天然ガスもです。

こうしてヨーロッパ諸国は、エネルギーコストが増えてそれ将来とも続きます。
ロシアで得ていた貿易・現地生産関係の収益もなくなりました。

『結果としてアメリカ・NATOの強力な経済制裁は自分たちを制裁することになりました。ロシアから得ていた利益は、全部中国にプレゼントしました。』
これを何と言うべきか❓

まだあります。
過去帳方式のウクライナの戦費と財政負担です。ウクライナの来年度予算を見ると、約半分が足りません。足りない分は西側からの援助で賄うのであろうと思います。出さなければウクライナは、即刻財政破綻します。つまり❓ウクライナが戦争を継続する限り資金を出し続けなければ、ならない構造が出来上がりました。これもアメリカ半分ヨーロッパ半分の比率になっています。

これをヨーロッパ諸国は、自分の国の税金から支出しなければなりません。それだけでなくウクライナ難民約800万人の支援金もあります。いやいや❓どうするんだ❓と「ひとごと」ながら心配になります。
完全にウクライナにたかりの構造を作られました。

当然、ヨーロッパの国の中には貧しくなる国も出てきます。貧しくなれば社会不安が起き犯罪も増えます。犯罪者天国のウクライナがそれを見逃すはずがありません。今税関は緩いと思いますから、様々な禁制品がウクライナから流れ込むと思います。

犯罪大国のウクライナを仲間にするリスクを無視したツケは当然、ヨーロッパ諸国に跳ね返ります。

更には、今以上に過激主義者(民族主義・過激右翼・ネオナチなど)が増えます。戦争以前からその傾向がありました、それが増幅すると思います。

※ごく簡単に考えても、これがウクライナ紛争からヨーロッパが得るであろうものです。
集団ヒステリーの跳ね返りは結構、大きそうですね❓
恨みは、アメリカとNATOに言うしかありません。

どうなるんだか❓


ウクライナ紛争の異常さ(ヨーロッパの集団ヒステリー)<2023年11月

2023-11-15 00:06:54 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ウクライナ紛争も後、4か月でまる2年を迎えます。終わる気配は見えませんから3年目に突入するのでしょうね。

過去のウクライナを巡るアメリカ&NATOとロシアの駆け引きと近い過去の歴史を振り返ると、ウクライナ紛争の本質が見えてきます。

ごく大雑把に書くと旧ソ連崩壊に伴うロシアの弱体化に付け込んでNATOは東方に拡大しました。その先にウクライナがあります。ウクライナをNATOに取り込むためにアメリカ&NATOは様々な工作(謀略含む)を行います。
一方、ロシアはNATOとの国境がロシアに近づくのは安全保障上の脅威です。従ってウクライナがNATOに接近するのを阻止しようとします。

これは、立場を変えるとよく分かると思います。力関係が逆でロシアがNATOとの国境を、どんどん西に広げ旧東ドイツ地区まで取り込もうとします。NATOは断固阻止しようとするでしょう。それを考えるとロシアの政策と行動は理解できると思います。

NATOの安全保障を考えるならポーランドまでがNATOの勢力圏で、ウクライナが中立地帯であれば何の問題もないはずです。

中立地帯=緩衝地帯に強引に手を出したなら、ロシアが一気に警戒感を高めるのは、普通に分かると思います。

しかし、アメリカ&NATOは主に親NATOの過激民族主義者や過激右翼を利用して、親ロシア派の大統領を追放して親アメリカ派の人物を大統領に据えて事実上のクーデターを起こさせました。

これが2014年革命です。大国のエゴのぶつかり合いであり革命などと言うキレイなものではありません。
ロシアは、直後にクリミア侵攻とドンバス介入を行い軍事力の行使に踏み切ります。

だからウクライナ紛争は、2014年に起こった紛争の結果、最終的にロシアがウクライナ領への軍事侵攻を決断したものであり特段、驚くほどのことではありません。

ロシアが最終的にウクライナ領への軍事侵攻を決断した理由は、ミンスク2をウクライナが事実上破ったからだと思います。ウクライナ軍の強化を志向しドンバス問題を軍事力で解決しようとしました。法的にミンスク2を破棄しようともします。

最終的なロシアのウクライナ領への軍事侵攻は、アメリカ&NATOが招き寄せ、ウクライナが引き金を引いたと言えます。

一連の流れを見るなら、ウクライナ領への軍事侵攻は特段驚くほどの事ではありません。ロシア側も11月から部隊の集結を始めて12月にアメリカ&NATOに事実上の最後通告を突きつけ、1月にはアメリカ&NATOとロシアの交渉がもたれましたが合意には至りませんでした。このような過程を経て、2月24日ロシアは軍事作戦を開始しました。

その後の、アメリカ&NATOの反応は「集団ヒステリー」と呼ぶべきものでした。それを効果的に引き起こしたのが、事前に用意された「ロシア一方的に悪い・プーチン極悪」プロパガンダです。西側世界では、瞬間的に拡散しアメリカ&NATOのウクライナ断固支援が決定されました。それが今日まで継続しています。

結論この流れは、アメリカ&NATOの戦略と言うより謀略に近いと思います。
ロシアに先に手を出させて極悪の烙印を押しロシアをこの機会に叩き潰そうとしました。ウクライナに戦争をさせて徹底的な経済封鎖をしてロシア経済を崩壊させようとしました。

しかしロシア経済は崩壊せず、戦争だけが残りました。

結論ウクライナは道具に過ぎないわけです。ゼレンスキー氏を見ていると道具ではなく主役だと思っているようです。道具は道具にすぎないことを理解するべきでしょう。武器と資金の支援がなくなれば、ウクライナは即敗北します。

はっきり言って、こんなつまらない事が原因で起きた戦争に西側全体が資金や武器供与で負担を引き受ける必要は全くないと思います。
やるならアメリカとNATO主要国ですれば、よいと思います。これらの国が引き起こした戦争だからです。日本など完全に無関係です。

「ヨーロッパの集団ヒステリー」である以上、やがて現実に戻ります。ヨーロッパの国々の多くは国内経済が振るわず国民も生活に困っている国が多いです。どうしてウクライナだけ特別扱しなければ、ならないのか❓
普通に国民が考えると思います。
結論は、手を引けと言う意見が多くなると思います。
既にスロバキアは、そうなりました。
ポーランドもそうなると思います。

どこの国でも国民の生活があります。
生活が苦しくなれば、いやでも現実に戻ります。
選挙がある度に、その国民の意見が政策に反映されます。

明らかに異常すぎるウクライナ支援から手を引く国は、長くなるほど増えていくと思います。

ウクライナ紛争は、どっちもどっちの戦争であり、やや非があるのは、むしろアメリカ&NATOだと思います。アメリカ&NATOがウクライナに手を出さなければ起きなかった戦争だからです。パワーゲームの中で踊りまくっているウクライナは、哀れなピエロそのものです。単にアメリカ&NATOに利用されているだけです。

戦争が終わるころには多くの国民が死に、国土は破壊され今国外に難民として出ている800万人のウクライナ人には、国に戻らない人も出てくると思います。ウクライナ経済が崩壊してウクライナで食えなくなれば、更に国外に出ていくウクライナ国民が増えるでしょう。ウクライナは衰退するか滅びるか、どちらかでしょう❓

つまり❓
戦争を煽りまくっているゼレンスキー氏は❓
亡国の大統領です。

※無理なことをしていれば、色々なことが起きます。全部ウクライナには不利益なことばかりです。

ロイター
ポーランドのトラック運転手、ウクライナ国境封鎖 事業機会損失で
2023年11月7日午前 8:27 GMT+95時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/JSQL6KZVCJPRBPFGVKJ32T3LSE-2023-11-06/
ウクライナ軍総司令官側近、贈り物爆発し死亡
2023年11月7日 10:28 発信地:キーウ/ウクライナ [ ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3489957?cx_part=top_category&cx_position=5
ロシアが授賞式攻撃でウクライナ兵20人以上死亡か ウクライナ軍幹部に批判集まる
2023年11月6日
https://www.bbc.com/japanese/67329784
ロシア、1日で118カ所の集落を攻撃=ウクライナ内相
2023年11月2日
https://www.bbc.com/japanese/67294264
ウクライナ当局、子供1000人の強制避難を開始 ロシアの攻撃激化で
2023年10月27日
https://www.bbc.com/japanese/67225829


ウクライナ紛争とロシアの主張<2023年11月

2023-11-15 00:06:38 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

私はウクライナ問題についての過去の知識もなく歴史も知らず、アメリカ・NATOが大量にまき散らかしたプロパガンダに騙されて一方的に、ロシアに戦争の全責任がある・プーチン氏は極悪であると決めつけて最近まで日記を書いてきました。(心底、反省しています。)

しかし普通に考えると何かがおかしいのです。
その一つ目が、アメリカ・NATO以外の国々ではほとんどロシア批判が見られません。むしろロシア支持の声の方が多い事です。
二つ目が、余りにも一方的にロシアとプーチン氏を批判または否定します。全部悪いの話です。戦争が起きて一方が全面的に悪いことは、ほぼないです。多いか少ないかは別にしてどちらにも言い分がある場合がほとんどです。
三つ目が、ウクライナとゼレンスキーが絶対正義とされている事です。この世に絶対正義はあり得ません。
「世界の自由と民主主義を守るために戦っています」
ウクライナ紛争がそれほど重要な戦争ですか❓
単なるヨーロッパの田舎の戦争にすぎません。

この時点で相当、疑問を持ちました。

四つ目は、ゼレンスキーが穀物問題でこれまで強くウクライナを支援してきたポーランドとスロバキアをGATに提訴しました。ポーランドなどゼレンスキーが一生足を向けて寝られない国です。
たかが穀物問題で戦争の最中にポーランドをGATに提訴することなど、常識ではありえないです。
ゼレンスキーの性格は、貰えるものは何でも貰う。しかし感謝は一切ない。当然、恩も感じていない。
人間として「恩知らず」です。
そんな人間が「救国の英雄」であるはずがありません。
五つ目がハマス問題で完璧にダブルスタンダードの側に立ったことです。パレスチナは存在しないかのようでした。人間性が欠如していると思いました。

ここでロシアとプーチン氏に関して溢れかえっているプロパガンダの存在に気が付きました。それ以降は、ウクライナ紛争に至る歴史と流れを調べてきました。

今は、ABしましたがよく来る会員さんにウクライナのネオナチに過敏に反応する人がいました。フェイクニュース扱いします。完全否定ですね❓

正にアメリカ・NATOのプロパガンダを体現しています。アメリカ・NATOのプロパガンダを擁護して回っているんでしょうね❓

※以下、本文・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ダブルスタンダードの立場から中立(公平)に視点を変えてみると、ロシアの主張はほぼ妥当なものであることが分かりました。

ロシアの主張は、ごく簡単に言うと・・・

『ウクライナ侵攻はなぜ起きたのか プーチン氏の発言から読み解く』
2023年2月20日 17時00分
https://www.asahi.com/articles/ASR2K6DL4R29UHBI04H.html
◎ソ連崩壊後30年の西側の覇権拡大を批判
◎親欧米路線をとるウクライナ政府を「ネオナチ」と断罪
◎欧米がそのウクライナを橋頭堡にロシアの安全を脅かしている

こう主張しています。実は、これは大体正しいです。

『「ヨーロッパの視点」 ウクライナ戦争と大国主義外交
⑴――「NATO加盟」=米露摩擦に収斂した欧州安全保障体制の捩じれ』
2022年8月3日
https://www.jfir.or.jp/studygroup_article/8881/

この記事(論文)にソ連崩壊後から現在まで続くアメリカ・NATOとロシアの交渉と合意、その後の流れが書いてあります。長すぎる文章ではありませんから読むとこれまでの経緯が大雑把に分かると思います。
1997年5月にNATOとロシア間で合意した「NATO・ロシア憲章(基本文書)」が、ロシアの基本的な立場です。その後、1999年にはCFE適合 (ACFE) 条約が結ばれます。
ロシアの主張は、この合意と条約をベースにしています。

アメリカ・NATOは、自分たちの軍事力を背景に次々とこの合意と条約に違反する行動を取ります。

そして2008年4月NATOブカレスト首脳会議でGWブッシュ米大統領がウクライナとジョージアのNATO加盟に対する期待を述べた事で、ロシアの危機感は一気に高まります。

ウクライナ紛争に至る芽は、ここで既に芽生えています。
その後、アメリカはこの方針に従いウクライナのNATOへの取り込みの工作を始めます。

2014年のウクライナの親アメリカ派による親ロ派大統領の追放で、それが完結しました。その直後からロシアはウクライナに対する部分的な軍事力の行使を開始しました。この時点では、小規模な東ウクライナのドンバスの軍事衝突で済みました。

その後ゼレンスキーの時代にウクライナは、ドンバスへの攻撃を強化し、ミンスク2(合意)の破棄を図ります。要は、ドンバス問題を軍事力で解決しようとしました。実質的なミンスク2(合意)違反です。
(ほぼロシアに対しNATOの力を背景に軍事力で対抗すると宣言したのに等しいと思います。言う代わりに実行したという意味です。)

そのようなゼレンスキーの動きに危機感をさらに高めたロシアは、「ウクライナ軍事侵攻やむなし」の決断をします。それが2021年8月ごろのようです。

2021年11月からロシア軍の国境への集結が始まりました。12月にはかなりの勢力が集結し、2022年1月には集結が完了しロシア軍の攻撃態勢が整います。

ロシア外務省は12月半ば「合意文書案」を発表 米国に交渉を迫ります。
内容
①ウクライナの加盟を認めない
②NATOの拡大が決まった1997年以降に東欧に配備した部隊、装備を撤去する。

これに対し、米国とNATOはロシアとの交渉に応じましたが①について合意に至らず1月半ばには行き詰まりました。

その後、プーチン氏は開戦前に最後のコメントを出します。
ロイター
ワールド
2022年2月2日11:46 午前Updated 2年前
『プーチン氏、米欧が「意図的に開戦誘導」 ウクライナ情勢巡り』
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-idJPKBN2K704R

その後、ロシアはウクライナ侵攻を開始しました。

これでロシアに言い分がないともロシアの主張に根拠がないとも言えないと思います。むしろ十分な根拠があると言うべきです。

開戦前にロシアは国境から撤兵する条件を明示して、アメリカ・NATOと交渉しています。要は、ロシアが問題視しているのは「ウクライナのNATO」加盟です。それはロシアは絶対に認められないと言っています。

それをアメリカ・NATOが拒否した以上、ロシアを鬼か悪魔のようにプロパガンダを大量にまき散らかして批判するのは筋違いだと思います。

また、ゼレンスキーにしてもロシアが軍事力行使を決断する行動を自分でしてロシアを挑発しているのですから、まるで自分が正義の味方であるように振舞うのはおこがましいと言えます。

こうして見てくると、ロシアの軍事侵攻を誘発したのはアメリカとゼレンスキーの共同作業と言えます。

まるで先にロシアに手を出させておいて、その後極悪の烙印を押して潰してしまおうと考えていたように見えます。

ロシア・プーチン極悪&ウクライナ・ゼレンスキー絶対正義のプロパガンダは、なぜか事前に準備されていてアッという間に世界中に拡散されました。それ以後は、主に西側世界を中心にロシア・プーチンを極悪にすることには、成功しました。

しかし戦争の方は、順調ではないようです。

こうして見てくるとアメリカ&ゼレンスキーが誘発した戦争であり、ロシアが悪者には見えません。

アメリカ&ゼレンスキーは相当身勝手でないですか❓

だから第三世界は、白けた目で見ているわけです。
欧米のよくやる手口だからです。

BBC
【解説】 ロシアの主張に耳を傾ける国々 ウクライナ侵攻
2022年5月11日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-61360297

2022年2月からだけを切り取って見るウクライナ紛争と、旧ソ連崩壊後から見るウクライナ紛争の内容は、全然評価が異なってくると思います。

しかもウクライナは、プロパガンダとは全然違う国です。腐敗と汚職が社会の隅々まで蔓延し、犯罪者が跳梁跋扈しています。自分たちの国を満足に統治することも出来ません。独立国としては半人前でしょう❓
ゼレンスキーはお茶の間のテレビドラマの人気俳優にしかすぎません。政治経験ゼロ。その後を見ると政治・外交能力、ほぼなし。
(ゼレンスキーの大統領当選についても私は疑問を持っています。まだそれを書く資料や根拠が得られませんので推測を書くのは控えています。)

こんな人たちを「世界の自由と民主主義主義を守る」ヒーローに仕立て上げています。相当、無理があると思いますよ❓

聞けば聞くほど「ゲンナリ!」してきませんか❓
こんな事を信じ込まされてきたんですよ❓
普通に、おかしいでしょう❓

長くなったのでネオナチの話は別の日記で書きます。これも嘘ではありません。

※このように見てくると前ドイツ首相が何故、ミンスク合意の裏側を暴露したかも見えてきます。
(過去日記)
2023年11月4日 1:04
ほとんど報道されないウクライナ事情<ウクライナ紛争2023年11月
https://smcb.jp/diaries/9164078
これは、主に2015年2月11日の「ミンスク合意2」について発言しています。ミンスク合意の裏事情をドイツの前首相のメルケル氏が暴露しています。

【舛添直言】ウクライナ戦争、「ロシア敗北」を期待するのは早すぎる
2022.12.17
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/73164?page=5
『 このミンスク合意について、ドイツのメルケル前首相は、12月7日に公開されたドイツ紙「ツァイト(Die Zeit)」のインタビューで、「ウクライナが軍事力を強化するための『時間稼ぎ』を狙ったものだった」と語った。メルケルによれば、「2014年から15年にかけてのウクライナの軍事力は今ほどではなかった」ので、軍事力強化には時間が必要だったと述懐している。』

つまり「ミンスク合意2」の意図は、紛争拡大防止ではなくウクライナ軍強化の時間稼ぎであったことになります。

・・・・・・・・・・・
メルケル氏の言いたかった事は、「ロシアもプーチンも世間で言われているほど極悪ではない。もっと冷静になりなさい。」と言いたかったのであろうと思います。
もっと言うなら❓
「アメリカのプロパガンダに騙されては、いけない」
とも言いたかったのでしょうね❓
(メルケル氏は、トランプを毛嫌いしていました。)


欧米がロシアとの和平交渉の可能性に関する協議を持ち掛け(米NBCニュース)<2023年11月

2023-11-15 00:06:16 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

和平交渉の可能性模索 欧米、ウクライナと協議―報道
2023年11月05日00時19分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023110400536&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
『NBCによると、50カ国以上が参加した10月のウクライナ支援国の会合で協議された。』


2023年11月4日 8:58
ウクライナ政府の中で何が起きているか?(米タイム誌)<ウクライナ紛争2023年11月
https://smcb.jp/diaries/9164242

おそらく米タイム誌の報道は、そのためのリークだろうと思います。要はウクライナ国内の現状を知らせる事が目的のように思えます。これまでは、このような報道は一切ありませんでした。

支援国であろうと多少でも良心があれば、停戦を提案するのが筋でしょう。理由はウクライナ軍は緩慢に負けつつあり、ウクライナ国民は緩慢に死につつあります。50カ国以上が参加したウクライナ支援国の会合で協議されたのですから、多数意見と言えます。

支援国の中にも国内の財政事情により支援が限界にきている国も少なくないと思います。イタリアのメローニ首相に対する「ロシア人コメディアンの偽電話」とされる会話内容が、1日動画投稿サイトで公開されました。
『電話は、電話は国連総会開会中の9月18日にかけられ、「アフリカ連合委員会」の委員長を名乗っていたという。』
騙されたのかもしれませんし、敢えて誰かが騙すよう依頼したのかもしれません。
『 ロシア人コメディアンが偽電話、ウクライナ情勢でメローニ首相「各方面にかなり疲労」と発言』
2023/11/02 10:35
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231102-OYT1T50104/

スロバキアは、議会選挙で野党が政権を握りウクライナへの軍事支援の停止とロシアとの和平協議の開始を発表しました。ポーランドでも与党が単独過半数から議席を減らして野党との連立になります。前首相の時代ですらウクライナ支援の方向が決まっていました。約100万人のウクライナ難民への支援の打ち切りを表明しています。

『ポーランド政府、ウクライナ避難民支援を来年打ち切ると示唆』
2023年9月19日 21:57 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-19/S18CXVT1UM0W01

アメリカは見ていて分かる通りウクライナ国内の被害には、ほとんど関心を示しません。NATOの国境を東のウクライナ国境に移動したいと考えているだけです。そのためにウクライナの内政干渉ともいえる工作を行い2014年親ロシア派の元ウクライナ大統領を追放させました。革命とキレイに書いてありますが、次に大統領になったのがその内閣の重要閣僚ですから、革命ではなく親アメリカ派と親ロシア派の権力闘争と言えます。
それが、ロシアの軍事力行使を招き寄せたのは、既に書いた通りです。アメリカは冷酷なアメリカの戦略によってウクライナに影響力を行使してロシアとの戦争を支援するというより煽り立てています。

トランプが自分ならウクライナ紛争を1日で終わらせて見せる!と言ったのは、ウクライナ支援を中止すればウクライナは戦争の継続が不可能になるから戦争は終わるという意味です。
ゼレンスキーは?
「具体的な方法を言ってみろ!出来るわけないだろ!」的な反応を示しました。ゼレンスキーの書生的無能が分かると思います。無知と言ってもいいですね❓
トランプは、ウクライナ支援の停止の可能性を発言したのを理解できないようです。ひたすら言い分は自分の要求を言うばかり、現状認識が全く出来ていないようです。
チヤホヤされていた人気タレント時代の思考が抜けないのでしょうね❓
他人が自分の面倒を見るのは当然・と言う感覚です。

周囲の国が停戦の仲介に動いてもこの無知で無能のゼレンスキーが、障害になると思います。どうするかは、ウクライナ国内が決めることです。2014年元大統領のヤヌコーヴィチを追放した時と同じことをすれば出来るでしょう。
2014年は親ロ派の大統領を追放しました。今度は親アメリカ派の大統領を追放する必要が出てきました。ゼレンスキーはアメリカが操るには便利な大統領であると言えます。ひたすらアメリカの目論見通り戦争遂行と勝利しか言いません。

それはさておきウクライナは、国として半分潰れかかっていると思います。戦争継続どころか国家として存続できるかどうかすら危うい部分があります。

その理由は、ウクライナは独立はしたものの自分たちの力で政府が運営できていないように見えます。財政危機にも何回かなりました。独立の時宣言した中立国である精神は忘れ果てているようです。「中立宣言」はロシアの内政干渉を防ぐためです。ほぼ国として成り立っているとは言えません。ソ連から独立しない方が、ウクライナ国民は幸せだったと思います。

過激民族主義者がウクライナを滅ぼしつつあると言える現状があります。

ウクライナ国民は、よくよく考えるべきでしょうね❓
冗談みたいに俳優の政治未経験で政治的には無知で無能のお茶の間の人気者を大統領にしたら、戦争を始めてウクライナを半分崩壊させつつあると言えます。

真面目にやれよ!の世界です。
今も半分独裁制のようになっていますから、軍がクーデターを起こして政権を掌握して「より悪くない人間」を大統領に据えるのがベターだと思います。この戦争のさ中に大統領選挙など無理ですし、より悪いのを選んでしまうかもしれません。軍のクーデターも有力な選択肢の一つです。こうなった責任のあるアメリカとも強面の話し合いが必要です。

普通に考えるならアメリカと縁切りして、ロシアの傘下に戻るべきでしょうね。自由と民主主義では自分たちの政府を運営出来ないウクライナ人は、安全を考えてもそうするべきだと思います。元々ソ連の州にすぎないわけですから独立国でいられるなら、それで十分幸せだと思います。ロシアとの平和を取り戻さないと国の再建さえ難しいです。ウクライナの工業地帯は、今戦場か占領地の東部に集中しています。ロシアとの戦争は出来ない国の構造があります。基本設計がNATOとの戦争を想定しているからです。

NATOとゴタゴタしてもいいですけれど、ロシアとはゴタゴタできません。

ウクライナ政府は、余りにも無知と言うのか愚かに過ぎると思います。

ウクライナ国民のために一日も早い停戦が成立することを祈っています。

太平洋戦争に負けつつあるときの日本のようにならないことも併せて祈っています。多くの国民が死亡し国が焼け野原になって戦争に勝利しようと幸せはありません。現状では、その勝利もありません。

※この戦争の本質は、NATOとロシアの境界をどうするかの話です。だからはっきり言って世界は無関係です。迷惑なだけでしょう。
アメリカとロシアのパワーゲームであり、ロシアが安全保障上の脅威を感じて開戦に踏み切った以上、ロシアの条件を受け入れなければロシアが戦争を止めることは、ないと思います。ウクライナは、それを決める道具にすぎません。
道具になったウクライナは不幸です。しかし道具にならない選択肢もありました。

今ウクライナが選べる選択肢は、二つあります。
戦争を継続して国が亡びる。
ロシアと折り合って国の存続を図る。

ロシアとの戦争で勝利が見えない以上、どちらかしかありません。


ウクライナ政府の中で何が起きているか?(米タイム誌)<ウクライナ紛争2023年11月

2023-11-15 00:05:55 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

※先にこの記事に対するウクライナのポドリャク大統領府長官顧問の反論を書いておきます。米タイム誌については、インタビュー記事を元に書かれているとされていますが、それが事実と確認された訳ではありません。今の時点ではこのような報道があったと言うだけです。
その記事のリンクです。
https://www.ukrinform.jp/rubric-polytics/3780974-ukuraina-zheng-quan-guan-xi-zhe-mitaimu-zhinozerenshiki-da-tong-ling-te-ji-ji-shinitsuki-ji-zheno-zhu-guan-de-jian-jie.html


※以下、日記本文
まず、普通のメデイアでは読んだことがないです。
ウクライナ&ゼレンスキー万歳報道ばかりです。
今回「航空万能論」と言うマイナーなサイトが、アメリカのタイム誌が「ウクライナ内部で何が起きているのか」をかなり詳しく報道したのを、転載した記事があります。10月31日ですから、出来立てのホヤホヤです。
実際に自分で読んでみると、現状がよく分かると思います。

『米タイム誌、大統領の頑固さがウクライナの柔軟性や選択肢を狭めている』
2023.10.31
https://grandfleet.info/us-related/time-magazine-presidents-stubbornness-is-limiting-ukraines-flexibility-and-options/

かなり1年8か月続いた戦争中に独裁的な権限を握ったようです。ほぼゼレンスキー氏が独断で決定しているようです。
領土割譲を拒否するゼレンスキー氏の態度が、停戦に向けた話し合いを不可能にしているようです。

「大統領の頑固さがウクライナの柔軟性や選択肢の幅を狭めている」
「彼は自分自身を欺いている。我々には選択肢がなく戦争にも勝っていない。これを彼に伝えてみてくれ」
「戦争の見通しについて議論する際、ロシアとの和平交渉はダブー視されている問題の1つだ。・・・」

9月に訪米した時のアメリカ議会の様子も分かりやすく書いています。去年末のアメリカ議会の対応とは、天と地くらいの差があります。ほぼ、無視されています。少なくとも共和党は、全く相手にしていません。

更には、ゼレンスキー氏の無茶苦茶な戦果要求もあります。
「冬が来る前に遅々として進まない反攻作戦の説明責任を果たすため、最低でも大臣と反攻作戦を担当した将官を1人づつクビにする必要がある」
「前線の指揮官の中には大統領府の直接命令を拒否するものまで現れた」
「彼らは塹壕に籠もって戦線を維持することを望んでいるが、それでは戦争に勝てない」

※この部分が一番問題です。前線の指揮官に命令を下すのは参謀本部です。「大統領府の直接命令」は指揮命令系統が機能していない事を示しています。戦争の素人が勝手に思い付きの作戦命令を出していたら、どうなります?軍全体としての作戦計画は、なくなります。言ってみれば烏合の衆になります。戦争に負ける典型的なパターンです。

・・ウクライナ軍関係者・・・・
「10月初旬に大統領府は10年近く占領状態が続くホルリウカ(ゴルロフカ)の奪還作戦を要求してきた。どうして(このタイミングで)ホルリウカを奪還する必要があるのか、作戦に必要な武器、大砲、新兵はどこにあるのかと回答した」

・・ある大統領の側近・・・
「米国や同盟国が約束した武器を全て手に入れてもそれを使う人間がいない」

・・TIME誌・・・
「ウクライナでは武器不足よりも人員不足が深刻化している」

・・新兵の募集に関連して・・・・
2つ目の原因は「金さえ払えば動員を回避できる」という軍事委員会の不正が蔓延してる

・・・・・
ゼレンスキー大統領は軍事委員会のトップを解任して「不正撲滅」をアピール
・・・・・その結果・・・・・
『各地の軍事委員会は責任者を失ったことで動員作業が停滞し、軍事委員会自体の評判も地に落ちてしまったため後任者を探すのが難しく、ウクライナ軍関係者は「誰が軍事委員会の仕事をやりたいと思うのか?背中に腐敗とかいてあるようなものだ」と嘆いている・・』

・・・腐敗・汚職について・・・・
「本当に勘違いしている。人々は明日のことを考えていないかのように盗み続けているよ」
「大統領は2月に国防省内で汚職が蔓延していると警告を受けたが、この問題の処理に半年もかかったため問題を穏便に処理する時間や、言い逃れをするチャンスを与えてしまった。訪米前に国防相解任を決定したものの手遅れで同盟国は国防省のスキャンダルに気づいていた」

※記事の下に「関連記事」のリンクがあります。

大体、私が推測した通りの内容が書かれていました。
これほどはっきりと書いた記事は、初めて読みました。
アメリカのTIME誌が、主にインタビューを通じて集めた情報を記事にしています。ただし、性質上匿名のインタビューが多いようです。そのため、内容が事実かどうかは確認できません。しかし、アメリカのタイム誌が記事を掲載したのは事実です。

つまり、やる気があればどのメデイアにも出来るはずです。出来ることをやらないのか、あるいは伏せているのか❓

これでは情報統制とすら言えません。単にメデイアがやらないだけです。おそらくこれらの内容は、ウクライナのテレビや新聞で普通に見られると思います。

西側のメデイアが、それを敢えて無視しているのかもしれません。これを全部報道すると戦争資金を集めるのが難しくなるのは、確かです。


ゼレンスキー氏以外に戦争を継続したいウクライナ人は、ほとんどいないようにも見えます。

※更に言うなら❓
他の西側のメデイアが、「ウクライナ&ゼレンスキー万歳報道ばかり」でウクライナの国内のことを全く報道してくれないから・・・

インタビューを受けた人々は、藁にも縋る思いでTIME誌に積極的に答えたのかもしれません。
「この現実を、国外に伝えて欲しい!」


※そのタイム誌の記事のリンクです。英文で書かれています。
‘Nobody Believes in Our Victory Like I Do.’ Inside Volodymyr Zelensky’s Struggle to Keep Ukraine in the Fight
https://time.com/6329188/ukraine-volodymyr-zelensky-interview/?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=editorial&utm_term=world_ukraine&linkId=244889511