「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

去年の冬のロシア軍と今年の冬のロシア軍の違い<ウクライナ紛争2023.11.22

2023-11-24 21:07:14 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ロシア軍の参謀本部は、戦争計画を変更していると思います。今年の春までは、短期的な戦争を考えていたと思います。それはプーチン氏が、そう考えていたと言う意味でもあります。

今年のどの時点かで戦争を長期的に考えるように戦争計画を変更した可能性が強いと思います。短期では上手くいかないから長期に切り替えたのだろうと思います。
押してダメなら引いてみな!の発想です。

ロシア軍の作戦計画は、ハチャメチャで何を考えているのか分からない部分がありました。
あっちを攻めて大損害!
こっちを攻めて大損害!
端から見ても何をやっているんだか意味不明でした。
だから、ウクライナ軍も西側もロシア軍を舐め切っていると思います。
今年の春ごろまでは、そんな調子でした。
短期的な戦果を現地の指揮官が求めた結果だと思います。

しかし、ロシア政府の戦略が長期に変化すると現地の指揮官もそれに合わせて戦術を考えるようになります。目先の戦果に拘らず中期的な戦果を考えます。

去年のロシア軍との大きな違いは、全体の作戦計画に整合性が見られます。どこかの戦場(アウデイイウカ)で大きな損害を重ねています。それは予定された損害です。以前はその後の計画がありませんでした。「大損害=撤退」の繰り返しです。
今年は、「大損害⇒攻撃続行」です。目的が明確だから損害を無視して攻撃を続行します。

同じ大損害でも、「大損害=撤退」と「大損害⇒攻撃続行」では全然意味が違います。

アウデイイウカの戦場を見ると完全に攻略を考えています。大損害は予定の通りで、全然気にしていません。バフムト方式で攻撃続行です。これをやられると守備側(ウクライナ軍)は、攻撃するロシア軍に合わせて増援部隊を送り込まなければなりません。出来なければ、現地部隊は敗北です。
それが今のアウデイイウカの戦場の現状です。
ウクライナ軍を見ていると、そのロシア軍の変化を認識していないようです。春先と同じように考えています。大損失に耐えかねて、やがて撤退すると考えていると思います。春は、実際にそうなりました。

しかし、秋からのロシア軍の攻撃は明らかに春と違います。どれほど損害が出ようと攻撃を更に強めてきます。損失の分だけ部隊を追加で投入しています。

その理由は、全体の作戦計画があるからです。アウデイイウカを攻め落とすのが、全体の作戦の第一歩で犠牲は仕方がないと考えていると思います。むしろウクライナ軍が増援部隊を送り込めば、更に消耗戦を挑むでしょう。つまりバフムト方式でアウデイイウカの制圧を考えていると思います。

ロシア軍の冬の攻撃のベクトルは、コンスタンチノフカに向いていると思います。もうウクライナ軍がアウデイイウカを守り切るのは、難しいと思います。

ウクライナ軍は、冬のロシア軍の作戦計画を認識しそれに合わせて部隊の配置や防御の強化を、今からしておかないとロシア軍の攻勢を支えきれないように思います。

余計な攻撃は止めて、ロシア軍の予想進路に部隊を再配置して迎撃しなければならないと言うことです。

大統領府とウクライナ軍参謀本部の齟齬を見ていると、それは無理かもしれません。冬の対応を間違えると春には、ドネツク州はかなりロシア軍に削られると思います。

今、ロシア軍の作戦計画がそうなっています。少しづつ気長に削って行けば、良いと言う考え方です。やがては、全部削れる・と言うわけです。

3月から半年かけてアウデイイウカの北側の郊外は、西に相当削られました。それが秋の攻勢に生かされています。


ウクライナ紛争の転機となったバフムトの攻防<ウクライナ紛争2023.11.22

2023-11-24 21:05:27 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

『2022年』
2022年占領地を拡大していたロシア軍は(1)ルハンシク州北部を制圧し(セベルドネツク)、ドネツク州リマンからハルキウ州イジュームを経てルートM-03を北上してハルキウ市郊外まで迫る。
(2)他には、ヘルソン州西部まで制圧して隣のミコライウまで進撃し持久戦になる。

ところが、ロシア軍は何故かもう一つの方面を攻撃し始める。 セベルドネツクの激戦を制したワグネルの部隊が、ドネツク州バフムトを攻撃し始める。
何故そうしたのかは、不明だがおそらくプリゴジン氏がワグネルの功績を上げるためにバフムト攻撃を意図しプーチン氏の同意のもとワグネルのための戦場を作ったのではないかと思われる。

ワグネルがバフムト攻撃を始めたため、特にハルキウ州のロシア軍は兵力不足と武器装備の不足に陥る。そのため苦戦に陥っていたところを、的確にウクライナ軍が反撃作戦を行い、ロシア軍のハルキウ州大敗走になる。

つまり、ワグネルのバフムト攻めが結果としてロシア軍のハルキウ州大敗走になったと言える。同時にロシア軍は予備兵力が枯渇して補給不足になりヘルソン州でもじり貧の後退を続けた。

スロビキン将軍が総司令官に任命され、全部の戦域でロシア軍の立て直しを図った。
それは、ヘルソン市街を捨ててドニプロ川東岸までロシア軍は撤退して防御作戦に変更した。東部戦線全域でも同じように防御作戦に変更した。その後、長大なスロビキン・ライン(防御ライン)の建設に取り掛かった。徹底的に今ある占領地の確保に作戦を切り替えた。

唯一攻勢を継続したのが、バフムトだった。

ウクライナ軍にとっては、バフムトはロシアの大軍を引き寄せ消耗させる巧妙な罠になった。それは、2023年3月までは有効に機能し、ロシア軍を消耗させ続けた。ここまでは、ウクライナ軍にとって大成功と言える。

『2023年』
2022年には、ロシア軍を引き寄せ消耗を強いる罠であったバフムトは、2023年になると逆にウクライナ軍を消耗させる罠に変化する。
ワグネルとロシア正規軍の大軍勢を引き寄せた結果、バフムト郊外は徐々にワグネルの人海戦術で制圧され始める。北部のソレダル方面が制圧され北部郊外を制圧した後、ワグネルは市街東の郊外を制圧し東から市街を攻撃し始める。この辺りまで来るとウクライナ軍は敗勢が濃くなり、ズルズルと後退し続ける。

こうなるとバフムトの攻防はロシア軍をすり潰す罠から、ウクライナ軍をすり潰す罠に変化してしまった。ロシア軍も消耗するが同時にウクライナ軍も消耗するように変化した。消耗率が似たぐらいなら数に劣るウクライナ軍の方が負けている。

この時(2月~3月)、ウクライナ軍は南部ザポリージャ州に7~8万人規模の大部隊を集結させているのがロシア側で確認されている。もしバフムトでの消耗戦を止めてコンスタンチノフカ方面に戦術的撤退をして兵力の温存を図っていたなら❓
南部で反撃作戦を開始できていた可能性が大きい。

ウクライナ軍の最高司令官は撤退を進言したが、これを断固拒否したのがゼレンスキー大統領である。バフムト死守を継続したため、南部での反撃作戦は中止されたと思う。

結果、何とかバフムト防衛に成功したものの防衛できたのは市街西の郊外の微々たる面積にすぎなかった。バフムト全域は、ほぼロシア軍が制圧する事になった。そしてウクライナ軍は、この一連の戦闘で甚大な損害を出している。

バフムトの攻防は、ウクライナ軍にとって2022年は大成功であり、2023年は大失敗であったと評価できる。

何より痛いのは、南部ザポリージャ戦線での反撃開始が2~3月ごろ始められたのが、6月までずれ込んだ事だと思う。その3か月から4か月の間にトクマク方面のロシア軍の防御網は徹底的に強化されたと思う。

完成した防御網は、強力でウクライナ軍は約3か月攻撃して、外側の第1次防衛ラインを突破するのが精一杯で第2次防衛ラインで攻撃が頓挫して、現在若干押し戻されている。

バフムト防衛に拘ったために大きな損害を被り、タイミングの遅れた南部戦線での反撃作戦は、やはり大きな犠牲を出しただけでほぼ結果が出なかった。

こうなるとバフムトのほぼ全域を制圧したロシア軍が成功したと言える。
ウクライナ軍は、それを失っただけの結果になった。

更には南部戦線での反撃作戦の失敗は、大きな兵力の喪失になり現在のウクライナ軍にロシア軍を攻撃する余力は、ほとんどないと評価できる。大きな軍事行動が出来ないと言う意味である。

そのため現在のウクライナ軍は攻勢を取るロシア軍に対して防御する事しかできない。反撃を心配しなくてよいロシア軍は攻撃に専念できる。

こうなった原因は、バフムトの防衛戦と南部での反撃作戦で大きな損失を被ったことにある。特にバフムトの防衛戦は無駄としか評価できない。

果たして既に始まっているロシア軍の冬の攻撃を防げるかどうかは、かなり微妙である。


欧米のメデイア(=転載する日本のメデイア)が偏向報道をしているケース<ウクライナ紛争2023.11.22

2023-11-24 21:03:15 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

最近、「航空万能論FG」と言う個人ブログを見ています。最初は、ウクライナ紛争について詳細な記事を書いていたの読んでいました。最近の私の日記が、細かく戦況を書いているのは、そのブログの転載の部分が多いです。

しかし結構、政治の部分の記事があります。「航空万能論FG」は軍事と政治の記事が多いブログです。ソースは何か言うとウクライナや東欧を含めた現地のメデイアの記事です。戦況に関しては、ウクライナとロシア双方の有名軍事ブロガーの記事の引用もあります。投稿動画も自分で確認しているようです。だから、戦況に関してはリアルタイムの傾向があります。

ほぼ誰でも見ることのできる情報源を利用しています。政治の部分も同じです。政治の部分は、ほぼ各国の現地メデイアの記事の引用だと思います。

つまり欧米の主要メデイアも日本の主要メデイアも同じことを報道できます。特に日本語で見ることの出来る範囲では全く出てきません。意図的に出さない(=掲載しない)のであろうと思います。
理由は、武器援助と支援金の獲得に協力するためだと思います。

多くの日本人は、こんな垂れ流しのプロパガンダのような記事を読まされて、それが本当だと思っているのであろうと思います。これは、ウクライナ紛争に限らず他の国際情勢についても大小の違いはあっても同じだと思います。

これまで最も熱心にウクライナ支援を行ってきた東ヨーロッパ諸国では、ウクライナ支援と支持に逆風が吹き始めています。これらの国々は集団ヒステリー的精神状態が覚めて正常な思考が戻ってきたのであろうと思います。現実的な判断に傾きつつあると言うことでしょう。
『EUのウクライナに対する経済支援(500億ユーロ)も軍事支援(200億ユーロ)も⇒ハンガリーが同意しないため成立の目処が立っておらず・・・』

それが何を意味するか❓
ユーロの資金からの援助が難しくなり、各国が自分の予算から拠出しなければならなくなります。各国の議会がそれを認めるかどうかは個別に議論されるでしょう。当然、選挙を意識します。
アメリカだって同じです。既に共和党は援助停止の方向で議論しています。支援に熱心なのはバイデンさんと民主党だけになりました。現在、新規の資金は審議が進まずまもなく予算が枯渇します。来月の支援の資金すらなくなりつつあります。

ウクライナの2024年度予算は、その入金が不明な資金を当てにして組まれています。半分が支援金です。支援金が減れば今の規模の軍事活動は出来なくなります。

以下、「航空万能論FG」の記事を列挙します。どれも普通のオープンソースで見られる記事です。

2023.11.22
チェコ大統領、反攻作戦は期待外れで支援国も戦争疲れを感じている
https://grandfleet.info/european-region/czech-presidents-counter-offensive-strategy-is-disappointing-and-supporting-countries-are-feeling-war-fatigue/

2023.10.5
スロバキア大統領、民意に反する国防省のウクライナ支援計画に反対
https://grandfleet.info/european-region/slovakias-president-says-he-opposes-defense-ministry-aid-to-ukraine-which-goes-against-the-will-of-the-people/

2023.10.4
要求をつり上げるハンガリー、まだウクライナ支援パッケージを承認しない
https://grandfleet.info/european-region/hungary-raises-demands-still-wont-approve-ukraine-aid-package/

2023.10.3
ポーランド外相、ウクライナとの2ヶ国関係は衰退期に突入しつつある
https://grandfleet.info/european-region/polands-foreign-minister-says-bilateral-relations-with-ukraine-are-entering-a-period-of-decline/

2022.11.22
ウクライナの外務副大臣人事にポーランドが反発、不幸な出来事でもっと配慮すべき
https://grandfleet.info/european-region/poland-criticizes-ukraines-appointment-of-deputy-foreign-minister/


2023.11.1アメリカ・タイム誌の報道(Google翻訳による)~その1・2

2023-11-24 21:01:30 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

記事タイトル
‘Nobody Believes in Our Victory Like I Do.’ Inside Volodymyr Zelensky’s Struggle to Keep Ukraine in the Fight

Updated: November 1, 2023 10:36 AM EDT | Originally published: October 30, 2023 8:00 AM EDT
更新日: 2023 年 11 月 1 日午前 10:36 EDT | 初公開日: 2023 年 10 月 30 日午前 8:00 EDT
https://time.com/6329188/ukraine-volodymyr-zelensky-interview/
記事タイトル
「私ほど私たちの勝利を信じている人はいない」ウクライナを戦いに留めるためのヴォロディミル・ゼレンスキーの闘いの内部


以下本文

ヴォロディミル・ゼレンスキーは遅れていた。 ワシントンの国立公文書館での演説への招待状には、議会指導者やバイデン政権の高官ら数百人が招待されていた。 9月下旬の大統領訪問のメインイベントとして宣伝されており、戦時中のウクライナ大統領に世界が期待するような演説で米国の対ロシア支持を喚起するチャンスとなるだろう。 計画通りにはいきませんでした。

その日の午後、ゼレンスキー氏はホワイトハウスと国防総省での会合に1時間以上遅れ、午後6時41分にようやく到着して演説を始めたとき、ゼレンスキー氏はよそよそしく動揺した表情を浮かべた。 彼は妻のオレナ・ゼレンスカ大統領夫人に、立ち直るというメッセージを隣のステージで伝えるよう頼っていたが、一方で自分自身の伝え方は、まるでもう終わりにしたいかのように、ぎこちなく感じられた。 ある時、彼はスピーチ後にメダルを配りながら、主催者に物事を急ぐよう促した。

その理由は、戦争中の指導者としての要求だけでなく、同盟国の支援があればウクライナは勝利できると説得する必要性が絶え間なくあったことによる、その夜感じた疲労だったと後に語った。 「私ほど私たちの勝利を信じている人はいません。 誰もいない」とゼレンスキー氏は訪問後のインタビューでTIMEに語った。 その信念を味方に植え付けるには、「すべての力とエネルギーが必要だ。 分かるでしょう? それはあらゆるものを非常に多く必要とします。」

それはますます困難になるばかりです。 戦争開始から20か月が経った今も、ウクライナ領土の約5分の1がロシアの占領下にある。 数万人の兵士と民間人が死亡しており、ゼレンスキー氏は旅行中に戦争への世界的な関心が薄れているのを感じているという。 国際的なサポートのレベルも同様です。 「最も恐ろしいのは、世界の一部がウクライナ戦争に慣れてしまったということだ」と彼は言う。 「戦争による疲労は波のように押し寄せる。 アメリカでもヨーロッパでも見られます。 そして、彼らが少し疲れ始めるとすぐに、それが彼らにとって「この再放送は10回も見られない」というショーのように感じられることがわかります。」

米国ではウクライナへの援助に対する国民の支持がここ数カ月低下しており、ゼレンスキー大統領の訪問は支持を回復させるには何の役にも立たなかった。 ゼレンスキー氏の退任直後に行われたロイター調査によると、米国人の約41%は議会がキエフにさらに多くの武器を供与することを望んでおり、ウクライナが大規模な反撃を開始した6月時点の65%から減少した。 その攻撃は耐え難いペースで進行し、巨額の損失を被っており、ゼレンスキー大統領が勝利が目前に迫っていることをパートナーに説得することをますます困難にしている。 イスラエルで戦争が勃発したことで、世界の注目をウクライナに向け続けること自体が大きな課題となっている。

タイム紙はワシントン訪問後、キエフに戻った大統領とそのチームを追って、彼らが受け取ったシグナル、特に政府内の汚職と闘うよう求めるゼレンスキーに対する執拗な呼びかけと、ゼレンスキーに対する熱意の薄れに彼らがどのように反応するかを理解しようと考えた。 終わりの見えない戦争。 キエフ滞在初日、私は彼のサークルのメンバーの一人に大統領の気持ちを尋ねた。 すぐに「怒っている」との返事が返ってきた。

彼のいつもの輝かしい楽観主義、ユーモアのセンス、ちょっとした冗談や下品なジョークで作戦室での会議を盛り上げる傾向、そのどれもが全面戦争の2年目まで生き残らなかった。 「今では、彼は入ってきて、最新情報を入手し、指示を出し、そして出ていきます」と、彼のチームの長年のメンバーの一人は言います。 別の人は、何よりもゼレンスキーが西側の同盟国に裏切られたと感じていると語った。 彼らは彼に戦争に勝つ手段を与えず、生き残るための手段だけを残しました。

しかし彼の信念は変わっていません。 最近戦場で挫折を経験しているにもかかわらず、彼は戦いを放棄したり、いかなる種類の平和を求めて訴えたりするつもりもありません。 それどころか、ウクライナがロシアに対して最終的に勝利するという同氏の信念は、一部の顧問らを心配させる形にまで固まっている。 それは不動であり、救世主に近づいています。 「彼は自分自身を欺いています」と彼の側近の一人はイライラして私に語った。 「我々には選択肢がない。 私たちは勝っていません。 でも、それを彼に伝えてみてください。」

一部の側近らは、ゼレンスキー氏の頑固さが、新たな戦略や新たなメッセージを打ち出すチームの努力に悪影響を及ぼしていると述べている。 彼らが戦争の将来について議論する中で、タブー視されてきた問題が一つある。それは、ロシアとの和平協定交渉の可能性である。 最近の調査から判断すると、ほとんどのウクライナ人は、特にそれが占領地の喪失を伴う場合には、そのような動きを拒否するだろう。

ゼレンスキー大統領は、たとえ一時的な停戦であっても絶対に反対する姿勢を崩さない。 「私たちにとって、それは将来の世代にこの傷を残しておくことを意味します」と大統領は私に語った。 「もしかしたら、国内でも国外でも、少なくともどんな犠牲を払ってでも事態を収束させたいと考えている一部の人々を落ち着かせるかもしれない。 しかし私にとって、それは問題です。なぜなら、私たちにはこの爆発的な力が残っているからです。 私たちは爆発を遅らせるだけです。」

今のところ、彼はウクライナの条件で戦争に勝つことに熱心であり、それを達成するために戦術を変えている。 西側兵器の流れが時間の経過とともに枯渇する可能性があることを認識し、ウクライナ人は無人機とミサイルの生産を増やしており、それらは敵陣のはるか後方にあるロシアの補給路、指揮センター、弾薬庫を攻撃するために使用されている。 ロシアはこれに応じて、民間人に対する爆撃を増やし、ウクライナが家を暖房し、冬の間明かりを灯し続けるために必要なインフラに対するミサイル攻撃を増やした。

ゼレンスキー大統領はこれを意志の戦争と表現し、ウクライナでロシア軍を止めなければ戦闘は国境を越えて拡大するのではないかと懸念している。 「私は長い間この恐怖とともに生きてきました」と彼は言う。 「第三次世界大戦はウクライナで始まり、イスラエルで続き、そこからアジアに移り、どこかで爆発する可能性がある。」 それがワシントンでの彼のメッセージだった。戦争が拡大する前に、そして手遅れになる前に、ウクライナが戦争を止めるのを助けてください。 彼は、聴衆が注目しなくなっているのではないかと心配している。

昨年末、前回のワシントン訪問中にゼレンスキー氏は英雄的な歓迎を受けた。 ホワイトハウスはクリスマスの数日前に米空軍のジェット機を派遣してポーランド東部に同氏を迎えに行き、北大西洋条約機構(NATO)の偵察機とF-15イーグル戦闘機の護衛とともに、米国首都郊外のアンドリュース統合基地まで搬送した。 その夜、ゼレンスキー大統領は議会合同会議に現れ、ウクライナが「世界の心を争う戦いで」ロシアを破ったと宣言した。

彼のスピーチをバルコニーから見ながら、私は記録を止める前に 13 回のスタンディングオベーションを数えました。 ある上院議員は、国会議事堂での30年間で、外国の指導者がこれほど称賛に値する歓迎を受けたときのことは思い出せないと私に語った。 少数の右派共和党員はゼレンスキー氏の起立や拍手を拒否したが、同氏を支持する票は昨年を通じて超党派で圧倒的だった。

今回は雰囲気が一変しました。 ウクライナへの支援は連邦予算をめぐる議論の行き詰まり点になっていた。 ゼレンスキー大統領の外交政策顧問の1人は、雰囲気があまりにも険悪であると警告し、9月にゼレンスキー大統領に歴訪を中止するよう促した。 議会指導者らはゼレンスキー氏が国会議事堂で演説することを拒否した。 彼の側近たちは、フォックスニュースへの直接出演とオプラ・ウィンフリーとのインタビューを手配しようとした。 どちらも通じませんでした。

その代わり、9月21日朝、ゼレンスキー氏は旧上院議場に向かう前に当時の下院議長ケビン・マッカーシー氏と非公開で会談し、そこで議員らが密室で彼を厳しく追及した。 ゼレンスキー大統領をいつも批判する人のほとんどはセッション中に沈黙を保った。 テッド・クルーズ上院議員は20分以上遅れてふらふらと到着した。 民主党側は、戦争がどこへ向かうのか、そしてウクライナがどれほど米国の支援を必要としているのかを理解したいと考えていた。 「彼らは私に率直に尋ねました。もし私たちがあなたに援助を与えなかったら、どうなりますか?」 ゼレンスキー氏はこう振り返る。 「何が起こるかというと、我々は負けるだろう。」

ゼレンスキー氏のパフォーマンスは出席した議員の一部に深い印象を残した。 メイン州出身の無所属上院議員アンガス・キングは、ウクライナの指導者が聴衆にこう言ったと回想した。 私たちは命を捧げているのです。」 しかし、それだけでは十分ではありませんでした。 10日後、議会は政府閉鎖を一時的に回避する法案を可決した。 ウクライナへの支援は含まれていなかった。

2023.11.1アメリカ・タイム誌の報道(Google翻訳による)~その2

続きを読む: 反撃前のウクライナへの武装競争の内部

ゼレンスキー大統領がキエフに戻る頃には初秋の寒さが定着しており、側近らは侵攻の2度目の冬に備えて急いでいた。 ウクライナのインフラに対するロシアの攻撃により、発電所や送電網の一部が損傷し、気温低下時の需要急増に対応できなくなる可能性がある。 この問題への対応を担当する高官のうち3人は私に、この冬の停電はさらに深刻になる可能性が高く、ウクライナ国民の反応はそれほど寛容なものではないだろうと語った。 「昨年、人々はロシア人を非難しました」と彼らの一人は言う。 「今度は準備が不十分だったとして彼らは私たちを責めるでしょう。」

寒さのせいで軍の前進も難しくなり、少なくとも春までは前線が封鎖されるだろう。 しかしゼレンスキー氏はそれを受け入れることを拒否した。 「私にとって、戦争を凍結するということは、戦争に負けることを意味します」と彼は言う。 冬が始まる前に、彼の側近たちは軍事戦略に大きな変更があり、大統領チームに大きな変革が起こることを予期するよう私に警告した。 前線でのウクライナの遅々として進まない責任を確実にするためには、反撃を担当する上級大将とともに、少なくとも閣僚1人を解任する必要があるだろうと彼らは述べた。 「我々は前進していない」とゼレンスキー氏の側近の一人は言う。 最前線の指揮官の中には、大統領府から直接発せられた命令であっても、進軍命令を拒否し始めた者もいる、と同氏は続けた。 「彼らはただ塹壕に座って戦線を守りたいだけなのです」と彼は言う。 「しかし、それでは戦争に勝つことはできません。」

私がこのような主張を軍高官に提起したところ、一部の指揮官には上からの命令を鵜呑みにする選択肢がほとんどない、と彼は言いました。 同氏によると、10月初旬のある時点で、キエフの政治指導部は、ロシアが10年近く守り続けてきたウクライナ東部の戦略的前哨基地であるホリフカ市を「奪還」する作戦を要求したという。 答えは質問の形で返されました。「何で?」 「彼らは人員も武器も持っていない」と警官は言う。 「武器はどこにありますか? 大砲はどこにありますか? 新入社員はどこにいるの?」

軍の一部の部門では、人員不足が武器弾薬の不足よりもさらに深刻になっている。 ゼレンスキー大統領の側近の一人は、たとえ米国とその同盟国が約束した兵器をすべて装備したとしても、「我々にはそれを使用する人材がいない」と語った。

侵攻開始以来、ウクライナは正式な死者数と負傷者数の公表を拒否している。 しかし、米国と欧州の推計によれば、戦争の両陣営で犠牲者はとっくに10万人を超えている。 ウクライナ軍の隊列は著しく侵食されており、徴兵局はこれまで以上に高齢の要員を招集することを余儀なくされており、ウクライナの兵士の平均年齢は約43歳にまで上昇している。 ゼレンスキー氏の側近は「彼らはもう成人しているし、もともとそれほど健康ではない」と語る。 「ここはウクライナだ。 スカンジナビアではありません。」

侵攻の開始時には状況は異なって見えました。 領土防衛軍として知られる軍の一部は、総力戦の最初の10日間で10万人の新兵を受け入れたと報告した。 この大規模な動員は、数週間ではないにしても数か月以内に戦争に勝利するだろうという一部の高官の楽観的な予測によって部分的に促進された。 「多くの人は、簡単なツアーに申し込んで英雄的な勝利に参加できると考えていました」と大統領チームの 2 人目のメンバーは言います。

現在、採用は大幅に減少しています。 全米で徴兵活動が強化される中、徴兵官が男性を電車やバスから引きずり下ろし、前線に送るという話がソーシャルメディアで広まっている。 資力のある人は、医療免除の費用を支払うなどして、賄賂を使って退役することがあります。 このような採用システム内の汚職事件は夏の終わりまでに広範囲に広がり、8月11日、ゼレンスキー大統領は国内各地の徴兵局の責任者を解雇した。

この決定は、グラフトと戦うという彼の決意を示すことを目的としていた。 しかし、この軍高官によれば、この動きが裏目に出て、リーダーシップのない人材募集はほぼ停止状態に陥ったという。 解雇された役人を補充することも困難であることが判明した。その理由の一つは、徴兵局の評判が傷ついていたことである。 「誰がその仕事を望んでいますか?」 警官が尋ねる。 「それは背中に『腐敗』という看板を貼るようなものだ。」

ここ数カ月間、汚職問題によりゼレンスキー氏と多くの同盟者との関係が悪化している。 同大統領のワシントン訪問に先立ち、ホワイトハウスはウクライナ国民が取り組むべき汚職撲滅改革のリストを作成した。 ゼレンスキー大統領とともに米国を訪問した側近の一人は、これらの提案は国家階層の最上位をターゲットにしたものだと私に語った。 「これらは提案ではなかった」と別の大統領顧問は言う。 「これらが条件でした。」

アメリカの懸念に対処するために、ゼレンスキー大統領はいくつかの劇的な措置を講じた。 9月初旬、彼は国防大臣のオレクシー・レズニコフ氏を解任した。この人は内輪のメンバーであり、省内の汚職で厳しい追及を受けていた。 2人の大統領顧問は私に、彼が個人的に接収には関与していないと語った。 「しかし、彼は省内の秩序を保つことができなかった」と、兵士用の冬用コートや食料を維持するための卵などの物資に対して省が支払った高額な価格を指摘する人もいる。

これらのスキャンダルのニュースが広まるにつれ、大統領はスタッフに対し、私利私欲を少しでも感じないよう厳命した。 「何も買わないでください。 休暇を取らないでください。 ただ机に座って、静かに仕事をしてください」と、あるスタッフはこれらの指示の特徴を説明して言います。 政権の中堅官僚の中には、自分たちの仕事に対する監視が強まるにつれ、官僚の麻痺と士気の低下を私に訴えた人もいた。

彼らによると、大統領府の一般的な給与は月額約1,000ドル、上級職員の場合は約1,500ドルで、民間部門で稼ぐことのできる給与よりもはるかに低いという。 大統領首席補佐官のアンドリー・イェルマック氏は、ゼレンスキー大統領と数人の腹心らがゼレンスキー政権発足以来自宅と呼んできた地下壕について言及し、「私たちは刑務所の独房ほどの大きさの2×3メートルの部屋で寝ている」と語った。 侵略。 「私たちはここで上流階級の生活を送っているわけではありません」と彼はオフィスで私に語った。 「私たちは毎日、一日中この戦争と戦うのに忙しいのです。」

汚職を根絶するというあらゆる圧力の中で、私はおそらく素朴に、ウクライナの当局者は賄賂を受け取ったり、国家資金を懐に入れたりする前によく考えるだろうと思っていた。 しかし、10月初旬に私がこの点を大統領上級顧問に伝えたところ、彼はもっと自由に話せるようにオーディオレコーダーの電源を切るように頼んだ。 「サイモン、あなたは間違っています」と彼は言います。 「人々は明日がないかのように盗みをしています。」

粛清が実現するまでに時間がかかりすぎたため、国防大臣の解任でさえ当局者らに「恐怖を感じさせなかった」と付け加えた。 大統領は2月に同省内で汚職が蔓延していると警告を受けたが、6カ月以上もジタバタし、同盟国に問題に静かに対処したり説明したりする機会を何度も与えた。 同氏が訪米を前に行動を起こした時には「もう手遅れだった」と別の大統領上級顧問は言う。 ウクライナの西側同盟国はその時までにすでにこのスキャンダルに気づいていた。 前線の兵士たちは、汚職の新たな比喩である「レズニコフの卵」について、気分の悪いジョークを言い始めた。 「風評被害があった」と顧問は言う。

私がゼレンスキー大統領にこの問題について尋ねたところ、彼はその重大さと、それがウクライナの士気や外国パートナーとの関係にもたらす脅威を認めた。 汚職との戦いは最優先事項の一つだと彼は私に断言した。 同氏はまた、一部の外国同盟国には財政支援を打ち切る口実が与えられるため、問題を誇張する動機があると示唆した。 「彼らがこうした非難を投げ捨てることで、ウクライナ支援の失敗を隠蔽するのは正しくない」と彼は言う。

しかし、告発の中には否定しがたいものもある。 8月、汚職捜査で知られるウクライナの報道機関Bihus.infoが、ゼレンスキー大統領の経済・エネルギー政策最高顧問ロスティスラフ・シュルマ氏に関する忌まわしい報告書を発表した。 この報告書は、エネルギー業界の元幹部であるシュルマ氏の兄弟が、ウクライナ南部で発電所を持つ太陽光エネルギー会社2社の共同所有者であることを明らかにした。 ロシアが同国のその地域を占領し、ウクライナの送電網から切り離した後も、企業は発電に対する国家からの支払いを受け続けた。

続きを読む: クレムリンのウクライナ・プロパガンダの年の内部。

ウクライナではNABUとして知られる独立機関である汚職防止警察はこの出版に応じて、シュルマと彼の兄弟に対する横領捜査を開始した。 しかしゼレンスキー氏は顧問を停職処分にしなかった。 その代わり、9月下旬、シュルマ氏はワシントンへの大統領代表団に加わり、そこでバイデン政権の上級議員や高官らに気さくに接している姿を目にした。

彼がキエフに戻ってすぐ、私は大統領府の2階にある彼の執務室を訪ねた。 前回の訪問から 11 か月の間に、敷地内の雰囲気は変わっていました。 米国のパトリオットミサイルを含む新しい防空システムがキエフに到着したため、多くの窓から土嚢が取り外され、ゼレンスキー大統領のオフィスへのロケット攻撃の危険が軽減された。 廊下は暗いままだったが、兵士たちはアサルトライフルを持って巡回することはなくなり、寝室のマットやその他の装備も片付けられた。 シュルマ氏を含む大統領側近の一部は軍服の代わりに民間服を着るようになった。

私たちが彼の執務室に座ったとき、シュルマは私に、彼に対する疑惑はゼレンスキーの国内の敵の一人が資金を提供した政治的攻撃の一部であると語った。 「何かの破片が投げられたよ」と彼はセーターの前を払いながら言いました。 「そして今、私たちは自分たちがクリーンであることを説明しなければなりません。」 彼の兄がシュルマが監督する業界の主要企業であることは、彼にとって問題ではないようだった。 それどころか、彼は再生可能エネルギーが戦後にもたらすであろうゴールドラッシュについて私を説得するのに30分近くを費やした。

おそらく、ウクライナの汚職に関するあらゆる懸念の中で、シュルマ氏が横領の捜査を受けている間は身を引くか、少なくともゼレンスキー氏のワシントン訪問を欠席する方が賢明だったのではないかと私は示唆した。 彼は肩をすくめて答えた。 「もしそんなことをしたら、明日にはチーム全員が標的になるでしょう」と彼は言う。 「政治が戻ってきたが、それが問題だ」

数分後、シュルマさんの携帯電話に緊急のメッセージが入り、インタビューを切り上げざるを得なくなった。 大統領は上級側近らを執務室での会議に招集していた。 彼らのチームが月曜日の朝に戦略セッションを開き、その週の計画を立てるのは通常のことでした。 しかし、これは違うでしょう。 先週末、パレスチナ人テロリストがイスラエル南部で数百人の民間人を虐殺したため、イスラエル政府はガザ地区を封鎖し、ハマスに対して宣戦布告を行った。 ゼレンスキー氏と側近らは会議テーブルの周りに群がり、この悲劇が自分たちにとって何を意味するのか理解しようとした。 その日の午後、会議から出てきたとき、そのうちの一人が私にこう言いました。 「物事は非常に急速に動き始めようとしています。」

ロシア侵攻の初期から、ゼレンスキー大統領の最優先事項、そしておそらく国家防衛への主な貢献は、ウクライナに注目を集め、その大義のために民主主義世界を結集させることであった。 イスラエルで戦争が勃発すると、両方の任務はさらに困難になるだろう。 米国や欧州のウクライナ同盟国や世界メディアの焦点はすぐにガザ地区に移った。

「それは論理的だ」とゼレンスキー氏は私に言う。 「もちろん、私たちは中東での出来事から負けます。 人々は死につつあり、命を救い、人類を救うために世界の助けが必要です。」 ゼレンスキー氏は助けたかった。 危機に瀕した側近らとの会談後、同氏はイスラエル政府に対し、団結を示すためにイスラエル訪問の許可を求めた。 その答えは翌週のイスラエルのメディア報道で明らかになった。「その時は適切ではない」。

数日後、バイデン大統領はゼレンスキー氏が国会議事堂で見ていた行き詰まりを打開しようとした。 バイデン氏は議会に対し、別の独立したウクライナ支援策の採決を求める代わりに、イスラエルや米国とメキシコの国境警備への支援など、他の優先事項とセットにした。 このパッケージには1,050億ドルの費用がかかり、そのうち610億ドルがウクライナ向けである。 バイデン氏は「これは賢明な投資だ。何世代にもわたって米国の安全保障に恩恵をもたらすだろう」と語った。

しかしそれは同時に、ウクライナ支援自体はもはやワシントンにとってあまりチャンスがないことを認めたものだった。 このことについてゼレンスキー氏に尋ねたところ、彼はバイデン氏の手が共和党の反対派によって縛られているように見えることを認めた。 ホワイトハウスはウクライナ支援に引き続き尽力すると同氏は述べた。 しかし、共通の価値観に関する議論は、もはやアメリカの政治家や彼らを選出した国民に大きな影響力を及ぼさなくなった。 「政治とはそういうものだ」と彼は疲れた笑顔で私に語った。 「彼らは自分の利益を天秤にかけています。」

ロシア侵略の開始時、ゼレンスキーの使命は人類の同情を維持することであった。 今、彼の仕事はさらに複雑になっています。 外遊や大統領との電話会談で、同氏は世界の指導者たちに、ウクライナ支援が自国の国益であり、バイデン氏の言うように「利益をもたらす」ことを説得する必要がある。 世界的な危機が増大するにつれて、それを達成することはますます困難になっています。

しかし、戦争を凍結するか戦争に負けるかという二者択一に直面したゼレンスキー大統領には、冬を乗り越え、さらにその先も突き進む以外に選択肢はないと考えている。 「ウクライナが戦争に飽きるわけにはいかないと思います」と彼は言う。 「たとえ誰かが内面的に疲れていたとしても、私たちの多くはそれを認めません。」 何よりも大統領。 —Julia Zorthian によるレポート/ニューヨーク

11月1日訂正:
この記事の以前のバージョンでは、ウクライナのゼレンスキー大統領の経済顧問であるロスティスラフ・シュルマ氏が2023年10月9日にオフィスでのインタビュー中に着用していた服装の特徴が誤っていた。彼は白いシャツではなくセーターを着ていた。


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NATOは異常で歪なウクライナ援助をいつまで続けられるか❓(ポーランドの反旗)<ウクライナ紛争2023.11.22

2023-11-24 20:59:40 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

【そもそも解説】ウクライナ支援の現状 武器のレベルは徐々にアップ
牛尾梓2023年8月23日 21時00分
https://www.asahi.com/articles/ASR8R6J0YR8PUHBI012.html

『ドイツのキール世界経済研究所によると、2022年1月24日から23年5月31日の期間に、各国などは総額2096億ドル(約30兆5千億円)超(ちょう)の支援をした。最多の米国が約768億ドル(約11兆2千億円)で全体の3分の1以上を占(し)める。』

これは、23年5月31日までの分です。来年いっぱい戦争が継続すると単純に同額必要です。これだけでは、ありません。約800万人の難民支援のほか民間に負担の来る計算に入らない分もあります。

「ロシアがウクライナに侵略したからウクライナを援助しなければ、ならない」
単にこれだけの理由で巨額の援助が継続しています。

何故このような援助が決定したかと言うと、誰かがフェイクニュースを大々的に拡散したからです。
「ウクライナの次はポーランドだ!バルト3国だ!鉄のカーテンの復活だ!」
この事態を恐れた東ヨーロッパ諸国がパニックを起こしました。そこにイケイケ!で扇動したのがイギリスです。
このパニックが、アメリカとNATO(EU)のウクライナ支援を決定したと言えます。

この戦争の胡散臭さが分かりますか❓
これだけの援助が、意味も分からず急に決定されてそれが正しいように思いこまされています。

しかし、現実にはロシアとウクライナの戦争でありそれ以外の国が支援する理由は、ありません。あくまで各国の自主判断だと思います。なぜか、アメリカとNATO(EU)の全体援助にしてしまいました。

「ウクライナの次はポーランドだ!バルト3国だ!鉄のカーテンの復活だ!」
このフェイクニュースは、実に効果的だったと言えます。今でもまだ「援助を止めます」とは言いにくい雰囲気があります。

政府が出す税金は、それで通るかもしれません。
しかし民間に負担の来ている分は、どうします❓
いつまでも、こんな空騒ぎに付き合えないでしょう❓
倒産します!収入がありません!
普通に反対が起きます。

そしてウクライナも悪質だと思います。援助される分は自分たちの既得権のように振舞おうとします。援助するのが当然のような雰囲気を作って援助を継続させようとします。半分、詐欺のようなものです。

今年、ウクライナは農産物の禁輸をめぐってポーランド・スロバキア・ハンガリーをWTOに提訴しました。ハンガリー以外は、積極的なウクライナ支援国です。普通、ありえないでしょう❓
「くれるものは寄越せ!自分たちの権利は主張する!」

これがウクライナ支援のおかしな点です。

今は、ポーランドのトラック運転手が抗議活動をしています。
ロイター
『ウクライナ国境でトラック3000台立ち往生、ポーランド運転手が封鎖』
2023年11月20日午前 9:59 GMT+92日前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/F6IJMGFSL5ID7JCIYJVOJ2RDIY-2023-11-20/
『ポーランドのトラック運転手、ウクライナ国境封鎖 事業機会損失で』
2023年11月7日午前 8:27 GMT+915日前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/JSQL6KZVCJPRBPFGVKJ32T3LSE-2023-11-06/


EUはウクライナ支援の一環として実施されているウクライナの運送業者優遇政策が、ポーランドや東欧の運送業者の仕事を減らしてしまっているという点に抗議しています。
スロバキアの運送業者も同調する動きもあるそうです。ポーランド人農民も合流する動きを見せているそうです。実際には、両側合わせて2万台のトラックが立ち往生しているようです。

そしてそこ(ウクライナ・ナンバー)にロシアとベラルーシの企業まで参入しているという悪どさです。ウクライナとベラルーシとロシアの運送業者が組んでトラック輸送を独占しようとしている構図があります。

普通に東ヨーロッパ側の運送業者は怒りますよね❓
農民もウクライナの穀物で泣かされているから参加するわけです。

※ポーランド政府もそれが分かっているから、止めるふりをして❓
「オロオロ、困った困った!」
「皆さん!止めてください!」
(実際には、事実上放置しています。内心は❓「頑張れ!もっとやれ!」でしょう・・)

一体❓この戦争にどの利権がどれだけあるのか❓
関連する分野が多すぎて全部、分かる人間はいないと思います。

武器や資金だけでなく、ありとあらゆる物・分野に利権が及んでいる可能性があります。そしてその利益の一部がウクライナ側と支援側の関連企業や事業者などに還流しているようです。

ウクライナが絶対に戦争を止めようとしない訳が、分かるような気がします❓
支援する側が止めない理由も、多分同じでしょう。
全部税金と民間負担です。