佐々木朗希は、一番先に注目されていました。大谷翔平2世、あるいはそれ以上だ・と評判になりました。
村上宗隆は最年少三冠王で注目されるようになりました。
山下舜平大は、今年メジャーの目に留まりました。
次にメジャーに来る日本人の大物は、この3人だろうという話になっています。
やはり、翔平君を筆頭に千賀滉大投手、吉田正尚も1年目で活躍しましたし、2年目の鈴木誠也も今シーズンは好成績でした。WBCで日本が優勝したこともあり、メジャーでの日本人選手の評判は、一気に上昇しました。
今シーズンは、山本由伸がドジャースに移籍して最初からエースとしての活躍を期待されています。
やはり日本人選手がメジャーに行く場合は、高卒なら7年日本で成長して最後の3年で結果を残して移籍するのが、一番成功率が高いように思います。5年では短すぎます。翔平君は6年目に行きましたが、到底完成度が高いとは言えませんでした。メジャーで成長して現在の二刀流のスーパースターになりました。並の天才は、もう2年必要です。
(1)村上宗隆
1年目カット
OPS.813 出場試合143 ホームラン36 打率.231 打点96 塁打数246
OPS1.012 出場試合120 ホームラン28 打率.307 打点86 塁打数248
OPS.974 出場試合143 ホームラン39* 打率.278 打点112 塁打数283
OPS1.168 出場試合141 ホームラン56* 打率.318* 打点134* 塁打数346
OPS.875 出場試合140 ホームラン31 打率.256 打点84 塁打数248
今年ですね。今年ホームラン40本以上でそれなりの成績を残すことが出来れば、メジャーに挑戦していいと思います。現時点でメジャーに移籍した当時の翔平君のレベルを超えていると思います。あとは、メジャーでもまれて更に上を目指すべきでしょうね❓
メジャーでもホームラン王を狙えると思います。
ホームランもそうですが、OPSが高いことが評価できます。
※さて、投手にはメジャーで求められる条件が以前とは違います。
例えば❓
ジェイコブ・デグロム投手
2018・2019連続サイヤング賞受賞の名投手です。
ところが、その後4年間故障続きでまともに投げたシーズンがありません。
約193 cm約81.6 kgの細身の体形です。
今、メジャーの投手は剛速球を投げ凄い変化球を投げます。そうしないと打者を打ち取れないからです。そのため肩と肘の負担が大きいです。
がっちりした筋肉の鎧で覆われているようなタイプでないとすぐ故障します。
ジェイコブ・デグロム投手の身長だと97kg~100kgの筋肉が必要です。それがないから故障して回復しません。回復しても、また故障します。
翔平君も193cm97kgの体形です。
ダルビッシュが196cm100kgくらい。
菊池雄星が184cm95kgくらい。
このような体格と体力がないと、メジャーの先発投手は務まりません。
(2)佐々木朗希・山下舜平大と山本由伸との比較
3年目から(2年目は中継ぎ)2019~
防御率1.95 先発登板20 8勝6負 奪三振127 投球回数143(3年目)
防御率2.20 先発登板18 8勝4負 奪三振149 投球回数126.2
防御率1.39 先発登板26 18勝5負 奪三振206 投球回数193.2
防御率1.68 先発登板26 15勝5負 奪三振205 投球回数193
防御率1.21 先発登板23 16勝6負 奪三振169 投球回数164
さて、佐々木朗希と山下舜平大
佐々木朗希
防御率2.27 先発登板10 3勝2負 奪三振68 投球回数63.1
防御率2.02 先発登板20 9勝4負 奪三振173 投球回数129.1
防御率1.78 先発登板15 7勝4負 奪三振135 投球回数91(3年目)
山下舜平大
防御率1.61 先発登板16 9勝4負 奪三振101 投球回数95(3年目)
山本由伸が先発投手としてブレイクしたのはプロ入り後5年目です。二人ともそのサイクルならブレイクは2025年です。山本由伸はその年を含めて3年、抜群の成績を残してメジャー移籍が決まりました。山本由伸の3年目と比較すると二人ともいい過程で成長していると思います。
山下舜平大は1軍デビューが遅れたので佐々木朗希よりメジャー移籍は遅れるかもしれません。
ここで二人の体格
佐々木朗希
192cm92kg
山下舜平大
190cm198kg
※山本由伸
身長178cm体重80kg
山本由伸について一番心配なのは、体が細いことです。88kg程度の筋肉が欲しいところです。
山下舜平大はすでにメジャー仕様の体格です。
佐々木朗希は見るからに華奢です。ガラスのエースになりたくなければ、体を強くすることが求められます。佐々木朗希の場合、ストレートが速いですから余程体を頑丈にしないとローテーションに入って登板すると故障する可能性が高いと思います。
佐々木朗希の場合は、投球フォームにも問題があります。くねくねと体を動かして投げます。フォームにかなり無駄があります。無駄な動きをするとそれだけ疲れるのも早いと言うことです。これを改善しないと長く活躍できないように思います。あれだけ速球が速いのですから普通に投げても何の問題もないと思います。
山下舜平大の方は、実に簡単に「ひょいひょい」と言う感じで投げます。あんな軽い投げ方でよく155km前後のストレートが投げられると感心します。しかし打者の手元でよく伸びていますね❓
カーブもいいです。ふわっと浮いて縦にストンと落ちます。
ほとんでストレートとカーブの2球種で打者を打ち取っていました。バッターはバットに当てられますが、ジャストミートしないのでフライかゴロになります。肝心なところでは、ストレートで三振を取ります。
とても1軍デビューが今年とは思えない、上手いピッチングをしていました。
体がもっと強くなれば、ストレートはもっと早くなると思います。
変化球を数種類覚えれば、楽に打たせて取るピッチングが出来ると思います。
打てそうで全然打てない投手の典型です。
あの投げ方なら疲労度も少ないと思いますし、ローテーションに入るのも早いと思います。
佐々木朗希は故障しなければ、大谷翔平君タイプの力でバッターを圧倒する投手になると思います。唯一の懸念材料は、故障です。
山下舜平大は、山本由伸タイプの完成度の高い実戦的な投手になると思います。むしろ長く活躍するのは、山下舜平大の方のように見えます。山本由伸君は、丁度いいお手本でしたね❓
長く活躍できるという意味で、わたし・てき評価は山下舜平大の方が現時点では上です。
私が編成担当なら山下舜平大を選びます。
数年後、3人はどうなるか❓
愉しみですね❓
(※ここまで読んだ人❓お疲れさまでした!)
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