「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(MLB)タンパベイ・レイズ について<2023年5月

2023-05-09 19:28:37 | スポーツ

あまりメジャーに詳しくは、ないのですがこれまでは、翔平君を応援していました。今年、吉田君がレッドソックスに行って活躍しています。そこで、やや興味が湧いてきました。興味を持つとタンパベイ・レイズ が、何故急に強くなったんだろう?と言う疑問に行き当たります。

以前は、万年最下位の弱小球団です。そんなイメージしかありませんでした。それ以後も、ア・リーグ東地区で3位~最下位をうろちょろしているくらいのイメージしかありませんでした。
タンパベイ・レイズ 躍進の歴史を見てみます。

タンパベイ・レイズ (2008年 - )
1998年創設
タンパベイ・デビルレイズ (1998年 - 2007年)
2004年は70勝91敗球団史上初めて地区4位で最下位を脱出した
球団名がデビルレイズの時期、「万年最下位」の状態

2006年には、経営陣・GM・首脳陣の大幅な入れ替えを断行
2007年11月に球団名を「タンパベイ・レイズ」に変更

2008年「レイズ旋風」
レイズの突然の快進撃について「春の珍事」・「勢いだけ」・「いつか落ちるだろう」
球団創設初の地区優勝に加え、アメリカンリーグ優勝
2019年は96勝66敗、勝率.593のワイルドカード2位6年ぶりにポストシーズン進出
2020年12年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出
2021年2年連続で地区優勝及び球団初のシーズン100勝
しかしポストシーズンでは、レッドソックスとのALDSで1勝3敗で敗退

今年は、ア・リーグ東地区首位を独走中

☆これが概略です。
でも、これではレイズ躍進の説明にはなっていません。
その説明は、オーナーにあります。
オーナーは、スチュワート・スターンバーグです。
2002年にゴールドマン・サックスを退社
最初は、共同オーナーとしてオーナーの権利を確保します。そしてゴールドマン・サックスを退社後、オーナーの権利を買い取り単独オーナーになります。万年最下位のタンパベイ・デビルレイズ の保有権など他の共同オーナーは売りたくて仕方なかったでしょう。

こうして単独オーナーになってから、元投資銀行家の戦略が開始されます。本格的に始めたのが2006年です。経営陣・GM・首脳陣の大幅な入れ替えを断行しました。
そして編成をドラフトの若手を育成する方針に全面的に切り替えます。安いコストで強いチームを作り始めました。徐々に若手の選手が力を付け、それとともにレイズもチームとして強くなっていきました。

オリックスの編成方針と似ていますね?オリックスのGMはレイズの真似をしたのかもしれません。

こうして若手の選手が、一流のメジャーリーガーに育つと自然に強いチームが出来上がると言う仕組みです。

レイズの「ウォール街」流球団経営。
2012/05/02 10:30
https://number.bunshun.jp/articles/-/220887

2006年から始めた元投資銀行家の戦略は実を結び今年の圧倒的に強いレイズになりました。
レイズが、持っていないタイトルは「ワールド・シリーズ優勝」です。今年は、そのタイトルを取りに行くシーズンみたいです。

つまりレッズ大躍進の秘密は、優秀な元投資銀行家の戦略によるものです。この辺りは、西地区のアストロズの躍進にも似ています。

元々強い東地区でヤンキースやレッドソックスを蹴散らかして勝ちまくるのは、少々のことでは出来ません。

恐れ入りました!



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