「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2024MLB>ジャッジVS翔平、HRバッターと強打者の違い

2024-07-21 10:43:59 | MBL & プロ野球

MLB討論会
https://www.youtube.com/watch?v=VRpT12ET438
この動画に色々簡単な打撃の基本が述べられています。
今日のネタは、この動画からです。

(1)まず、単なる一発屋。
HRは大いけれど、それ以外がダメ。⇒勝利への貢献度が低い
典型(失礼!)ピート・アロンソ
https://baseball.yahoo.co.jp/mlb/player/2100719/top
HRは毎年多いけれど、OPSが低い。
大体、塁打数と年間長打数を見ると少ないです。
ピート・アロンソは、この典型的な打者です。

(2)HRバッターは、HRの数で簡単に分かります。
(3)強打者の定義は、難しいですがやはりOPSの高いバッターであることが、まず第一条件です。
ここに年間塁打数と年間長打数を加えて数字が高い選手が強打者と言えると思います。

「HRバッター=強打者」と考えがちですが、違います。
強打者とは、長打力を備えたチームの勝利への貢献度の高いバッターを意味します。
結果として、ほぼ「OPS」と重なります。

その中でより長打力の部分を比較するのが、「年間塁打数と年間長打数」です。この数字が多い打者が、より長打力があると言うことになります。

※言いたいことが分かってきましたね❓
強打者は、HR打者と重なる部分があるけれど同じではないと言うことです。

ジャッジと翔平君のタイプの違いを見てみます。
ジャッジは、ボールを振る確率が低いです。
翔平君は、ジャッジに比べると結構ボールを振ります。

打球の性質の違い。
ジャッジは、明らかにフライが多いです。フライを打つ技術に優れていると言えます。
翔平君は、ゴロとライナーが多いです。
これは球場の違いにもよります。
ヤンキースタジアムは、フライを打ち上げるとHRになりやすいそうです。ドジャーススタジアムは、ライナー性の当たり出ないとスタンドまで届きにくいそうです。
球場により打球の性質も違ってきます。

右打者は、フライを打ちやすい。
左打者は、ライナーを打ちやすい。
左右の打席の違いも打球の性質の違いになります。

ジャッジは、打つコースを決めてそれ以外打たないタイプです。9分割ゾーンの4ゾーンしか打ちません。だから打撃フォームが、ほぼ同じです。
翔平君は打つゾーンがかなり広いです。9分割のうち6ゾーンを打ちます。そのためゾーンにより打撃フォームが異なります。変な❓打ち方をしたHRが時々見られるのは、このためです。

ごく大雑把にこのような違いがあります。
ジャッジは、決め打ちするタイプ。
翔平君は、来た球をアバウトに打つタイプ。
だからジャッジのHRの方が迫力があるように見えるし、HRの本数も多くなります。
一方で翔平君は打つゾーンが広いですから安打数が多くなる傾向があります。

この傾向が現れるのが塁打数です。昨日時点。
ジャッジ
97試合235塁打、59長打、107安打、HR34、OPS1.112、打点+得点160
翔平
95試合237塁打、57長打、118安打、HR29、OPS1.033、打点+得点145

翔平君の方が2試合少ないですが、塁打数と安打数が多いですね❓
一方、ジャッジはHRが多くOPSが高いです。

こうして見ると違いが分かると思います。
そして現時点ではOPSが高い分、ジャッジの方がチームの勝利への貢献度は高いと言えます。打点+得点も多いですね。

結局、一番比較する上で重視するべきなのはチームの勝利への貢献度だと思います。(⇒OPS)
もう一つあって、「打点+得点」です。これは諸にチーム得点に結びつきますから、この数字の高い選手は勝利への貢献度が高いと言えます。

※今シーズンは、明らかにナ・リーグは投高打低の傾向があります。翔平君がハンデイをもらえるのは、この部分です。だからリーグが違うと単純に比較できない部分もあります。
昨年のナ・リーグは打高投低でした。

中々、難しいでしょう❓


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