CNN 2024・12・18
『夜空のフクロウが「月のふり?」 白く輝く羽毛の謎めぐり新説』
https://www.cnn.co.jp/fringe/35227430.html
言われてみると不思議です。白は目立ちます。
しかもスペインにいるのは「メンフクロウ」で雪は降りません。
「シロフクロウ」はかなり酷寒の北の地方にいます。
どうしてメンフクロウの下腹の方は白く輝く羽毛で覆われているんだ❓
長い間の謎です。
<2019年9月の仮説>
白い羽毛には明るい光を嫌う「げっ歯類」に衝撃を与えておびえやすくする効果がある。
獲物が固まって動けなくなり、捕食しやすい。
<今回の仮説>
メンフクソロの白く光を反射する羽毛は、「月光」をまねている。明るい羽毛のおかげでシルエットが夜空に溶け込んで、「げっ歯類」から見えにくくなる⇒擬態、カウンターイルミネーション。
大体、げっ歯類の視力ではフクロウが数メートルまで接近するまで見えないそうです。
メンフクロウには、腹部が赤茶色の個体もいます。
まだ羽毛の色別の狩りの効果の違いは研究されていません。
しかし満月の夜には白っぽいメンフクロウの方が色の濃いメンフクロウより上手に狩りをする傾向はあるそうです。
☆これは、まだ仮説です。
似たような例⇒魚
「魚の明るい腹部は太陽に照らされた海面と見分けがつきにくく、海中の敵から見えにくくなる効果がある」
魚の例は、以前から研究されているようです。
そういえばクジラの腹は白く、背中は黒いです。背中の黒いのは、海中に潜んでいるとき上から見えなくするためだそうです。
シャチの白黒は、もっと鮮明です。
なるほど!
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☆ミミズクとフクロウの違いを知っていますか❓
◎耳のように見える羽毛(羽角 うかく)のあるのが「ミミズク」
北半球北部の森林地帯のツンドラや草原で繁殖し、冬季は温帯に「渡り」をする。渡り鳥。
しかし種類によっては、もっと広い地域に住んでいます
ワシミミズク
アフリカ北部、ヨーロッパ(英除く)、シベリア、インド、中国
※しかし、ここまで書くと違う生態がいることに気が付きます。(ここは、フクロウの所に移動して読んでください)
西日本(広島県)で高齢のおばあちゃんが、フクロの子育てを毎年している例があります。
毎年、屋根裏にフクロウ・ママが産卵して雛が羽化するんだとか。
孵化するとフクロウ・ママは雛を放置してどこかに行ってしまします。
雛の方は、1階に降りてきて雛を育てるのは、おばあちゃんのお役目です。
おばあちゃんに育てられたフクロウは、また野生に帰っていきます。
どうも、そんなことが代々続いているようです。(今は中断しているかもしれません)
Youtube
【フクロウ「里親」はおばあちゃん ヒナ育て放鳥20年】
◎耳(羽角)がなく、真ん丸の顔をしているのが「フクロウ」
日本が東端でユーラシア大陸の北側に東西に住んでいます。
分付図を見ると日本~北朝鮮~ロシア~バルト3国~フィンランド~スウエーデン、かなり分布が限られています。(ウイキペデイア)
一番北に住んでいるのが「シロフクロウ」⇒ツンドラ地帯
北米大陸の北には「シロフクロウ」が住んでいます。
ウイキペデイアの記述も完全ではありません。シロフクロウを知らなければ分布図を見て「なるほど!」と思うでしょう。
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項目「動物と植物と自然」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/8835f5fca1b4e3065d08a3ab556f3c0e