航空万能論
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2024.11.9
『クラホヴォを巡る戦い、ロシア軍は夏季攻勢に匹敵する速度で前進中』
航空万能論GFは、私の知る限りではウクライナ紛争に関してはウクライナ支持の立場ですが戦況に関しては中立の視点から報告しています。また戦況略図は日本でこのブログが一番見やすく正確であると個人的には認識しています。
そうであるから私の日記で引用するのは、このブログだけです。趣味人は、理由は知りませんがこのブログのリンクを切っています。
現代ビジネスもそうです。
意味が分かりませんがサイト運営者が決めることなので仕方ありません。
URLを書きましたが、お気に入りに入れておくと見に行く時、便利です。
(1)クピャンスク東方面
ここは、オスキル川東岸を巡る戦いです。
ロシア軍は、それほど兵力を投入しているわけではありません。現地のロシア軍が、こつこつとウクライナ領を削っています。
略図だとクピャンスク市外から南東方向に下る幹線道路Pー07沿いのクロフマリン付近に以前は前線がありました。
道路を超えてピシュチャネを制圧して、何となく西の方をぼちぼちと削っていった結果、目標としていたであろうオスキル川東岸まで進出してこのエリアの南北分断に成功しました。(この間、半年ぐらい)
今、川岸の拠点のクルリャフカを制圧して北のコリズニキフカ、南のサフリゾヴェを攻撃中です。
ここを分断されると何が困るかと言うとオスキル川東岸のここから南のエリアの補給が苦しくなります。この付近のオスキル川のめぼしい橋が全部、落とされているからです。仮設の橋やボートで細々と補給しているのだろうと思います。それも定期的に破壊されていると思いますから、補給は苦しいと思います。
普通に考えるならオスキル川西岸に撤退するべきでしょうね。しかし寸土に拘るゼレンスキーの出す命令は「死守命令」です。だからウクライナ軍は、損害を出してやがて撤退することを繰り返しています。
オスキル川まで突破して領域を確保した後は、お約束の攻撃が来ます。
補給が苦しくなったところで、やや南に離れたエリアを削り始めました。嫌になるほど見てきたロシア軍の包囲作戦です。
ここを西の川岸まで突破すると、その間のエリアが孤立して包囲されます。しかし、開いている空間は西でその先はオスキル川です。逃げそこなうと厳寒期にオスキル川を泳いで逃げる羽目になります。(無理だから降伏すると思いますが)
この付近は、ハルキウ州とルガンスク州の州境です。だからロシア軍はオスキル川の川岸までは占領地を確保してルガンスク州の支配を安全にしたい目的があります。
オスキル川を越えてクピャンスクを攻撃するかしないかは、その先の話でしょうね。
(2)ポクロウシク~南ドネツク
略図の3枚目です。
このエリアは北はセリダブから南は、現在ロシア軍が支配している東西に長いエリアまで、丸ごとロシア軍が占領する予定なのだろうと思います。
要塞になりそうな集落や都市がありません。
カホフカ貯水池の南に通るルートN-50に沿って、ウクラリーやコンスタンテイノボリ、北にアンドリイフカなどが、やや防衛拠点になりそうな集落です。
もう、その東のクラホベは持ちこたえられそうもありません。
略図を見ると貯水池を囲むエリアが大きく包囲されかかっているのが分かります。
北のセリダブから西と南に進撃しつつ、南ドネツク方面のロシア軍が北上すれば、大きな三方向包囲が出来上がります。
もうこのエリアは補給が相当苦しくなっていると思います。ルートN-50の南は補給困難言う状況だと思います。
兵力不足と併せて、ウクライナ軍はロシア軍が接近すれば後退するしかないと思います。
抵抗すれば包囲されて全滅するでしょう。
ロシア軍の進撃を待ち、来たら順次撤退するだけと言うのが、この包囲されかかっているエリアのウクライナ軍の出来る❓ことです。
だったら、さっさと撤退したらいいだろうと思うのですがウクライナ参謀本部は、その日暮らしで放置しています。
増援部隊を送るわけでもなく(無いですけれど)、計画的な撤退を命令するわけでもありません。
5月ごろのこのエリアの広域の戦況図を知っている人は、呆れ果てるか❓
でかした!と褒めると思います。
呆れ果てる⇒ウクライナ支持
でかした⇒ロシア支持
5月ごろにきちんとウクライナ参謀本部が対処していれば、このようなことは示現しなかったと思います。
強力な部隊を引き抜き、クルスク侵攻作戦に予備部隊を含めて全部、投入しました。
今も危機的状況を通り越して敗勢になった中部ドネツクと南ドネツクは放置して、クルスクの戦いに熱中しています⇒ゼンレンスキー&シルスキー。
こんなのが、大統領と最高司令官です。
そして西側は、ゼレンスキーの「勝利計画」なる夢物語を聞かされています。聞いていて馬鹿らしくないのか❓と疑問ですが、負け戦に大金をつぎ込んだ西側首脳も今となっては、放置状態ですね❓
バイデンさんは、トランプに丸投げして引退です。
トランプは、どうするんだか❓
書いていて段々、馬鹿らしくなるウクライナ紛争の成り行きです。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27