「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ロシアとドイツの首脳が電話会談<2024・11・16

2025-01-11 03:49:08 | ロシアと周辺国

時事通信 2024年11月16日(AFP)
『独ロ首脳が電話会談 ウクライナ和平協議』

ロイターの記事

https://jp.reuters.com/world/ukraine/4UQJW4TUBJPR7AM4CEA2FRC7CM-2024-11-15/

15日に電話会談した模様です。
両国政府が発表しているので事実でしょう。
驚いたことに、これが2022年12月以来だそうです。
もっとも内容は、話したと言うだけで双方がプロパガンダを主張し合って終わったのだろうと思います。

これに先立ち、トランプ氏がプーチン氏と電話会談したという観測気球ニュースが流れました。
これは、ロシア政府が嘘だとコメントを出しています。

何しろ西側は、ロシアとの交渉を一切拒否しています。
アメリカなどひどいもので、バイデン氏はプーチン氏を放送禁止用語で罵ったり、CIA長官がプーチン氏を「チンピラ・・・」と呼んだり、どっちが「チンピラ」なんだか分かりません。

西側でロシアに行ったりプーチン氏と話しているのは、ハンガリーのオルバン首相だけです。EUからは、裏切り者扱いです。
他では、親ロシア派はスロバキアのロベルト・フィツオ首相です。こちらは2023年総選挙で親ロシアを主張して政権交代が実現した首相です。
その後、暗殺未遂事件が起き一時は生死不明の重体でした。当然、この暗殺未遂には裏があります。しかし、それに関しては解明できていないのか、あるいは背後関係を伏せるためか詳細の公表は、ありません。

と言うように西側で親ロシアやウクライナ支援中止を主張するのは、場合によっては暗殺のリスクを伴います。

これまで西側は、首脳のロシアとの接触を一切拒否していましたから、電話会談をしたというだけで、一応の進歩ではあります。

西側のこれまでの態度は交渉は絶対拒否する立場でした。
交渉を拒否すると言うことは、戦争で決着を付けると言うことです。
しかし、ここにきてマスコミは全然報道しませんがウクライナの負け戦であることが、はっきりしてきました。
今後、戦争を継続してもウクライナが弱体化していき、最後はロシアに無条件降伏するしかないでしょうね。

戦争の流れは、2024年に互角からウクライナ劣勢(敗勢に近い)に変化しました。
2025年は、劣勢から敗勢に変化するのは止めようもない流れです。国力の差は、どうにもならないと言うことです。いくら西側が支援しようと、流れを変えることは不可能に近いほど困難になりました。

こうなった以上は、もうこれ以上戦争を継続することには、何の意味もありません。
戦争を継続すればする程、ウクライナが弱体化するだけです。
今ですら、戦後現在の領域でキエフ政府が存続することは、事実上不可能だと思います。戦後の財政破綻は必至ですから、西側が支えるにしても現在の中央~西ウクライナの領域で西ウクライナを維持するので精いっぱいだと思います。
東部と南部は、西ウクライナから切り離してロシアの傀儡になるかもしれませんが、別の政府にしてロシアに再建を委任するしかないと思います。

もう西側だけでは、現在のキエフ政府の支配する領域全体を再建するのは事実上、不可能だと思います。
理由は、キエフ政府が西側から膨大な借金をしているからです。戦争が終われば返済不能です。そんな状態で国家再建など不可能な事情が分かると思います。

だから東部と南部は、切り離してロシアが資金を出して再建するしかありません。むしろ東部と南部の住民にとっては、その方が幸せだと思います。
キエフ政府は、東部と南部を植民地扱いしているからです。再建するにしても西部と中部が先で、東部と南部は事実上、再建を放棄すると思います。

このような「まじめに」戦後を考えると、今の状況ではウクライナの再建など不可能だと思います。

そうなれば西側とロシアが話し合って戦後の再建を考えなくてはなりません。
そうなれば出てくる答えは、私が上記に書いた内容にしかならないと思います。
それすら戦争が終わらなければ、始めることが出来ません。
実際には、ロシアが占領した地域では既に前線から遠い地域を中心に復興事業が始まっています。

いつまでも寝言のようなプロパガンダや机上の空論を言うのは止めて、現実をどうするのかを考えるべきでしょうね。
それには西側が「嘘を言う」のを止めなくては、なりません。「西側のウソ」が分かりますか❓
分からない人は、西側のプロパガンダとフェイクニュースに洗脳されています。
そういう人たちが、戦争遂行の手先に利用されます。

※シュルツ首相は、なぜプーチン氏と連絡を取ったのか❓
一つには、トランプ氏の米大統領就任が決まったからだと思います。アメリカは、トランプ大統領の就任後、停戦に動くでしょう。その時、ドイツとロシアに外交チャンネルがなければ、ドイツは動きようがありません。

もう一つは、来年2月にドイツの総選挙が決まっており、政権交代は確実な情勢です。
次の政権にロシアとの外交の余地を残そうと言うことでしょうね。
もう首相の座からシュルツ氏が去るのは決定事項です。
今更、失うものはないから泥をかぶりに行ったのだろうと思います。シュルツ氏も内心の本音は停戦賛成だと思います。

シュルツ首相は、その前の11月10日にトランプ氏と電話会談しています。その時の印象は、「ウクライナ紛争に関して案外、細かな立場をとっている」と受け止めたようです。
AFPBB
2024年11月16日
『トランプ氏の対ウクライナ政策「案外、細やか」独首相』

https://www.afpbb.com/articles/-/3549197


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