去年、ロシアとドイツを結ぶ海底天然ガスパイプラインが何者かにより爆破されました。関係諸国は、破壊工作だと断定しましたが、誰がどの国が実行したのかについては、不明のままです。
ノルドストリーム爆発、親ウクライナ派の破壊工作か 米紙
2023年3月8日 10:43 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3454564?cx_part=top_topstory&cx_position=1
アメリカ情報筋が情報源で、それをアメリカの有力新聞が記事にしました。何らかの意図を持ったリークです。
2023年3月5日 0:58
2023・3・5>ロシア・ブリャンスク州事件その後
https://smcb.jp/diaries/9001359
このような事件がありました。
これは、ウクライナ国内にいるロシア系の反ロシア政府組織が実行したようです。
それに対しての警告でしょうね。
戦争の当事者は、ロシアとウクライナであって当事国以外は、手出しするな・と言う意味だと思います。
戦争を、ややこしくするなと言うことです。
また、ウクライナに対しては越境攻撃には賛成できないという、アメリカ政府の暗黙の意思表示だと思います。
不公平ではありますが、ロシア国内まで戦争が拡大してしまえば、終わりのない戦争になってしまうからです。
戦争は、どこかで終わらさなければなりません。
終わらせ方を模索する時期に入りつつあります。
アメリカ政府としても、ロシア政府の崩壊は望まないでしょう。ロシア政府が崩壊してしまえば、交渉する相手がいなくなります。ロシア政府内で権力闘争が起きて、権力者が変わるのは、構わないけれどロシア政府自体が、崩壊するのは、困るわけです。膨大な核兵器の管理もあります。ロシア政府が崩壊してしまえば、大問題が発生します。旧ソ連が崩壊した時も、どうやって核兵器を拡散しないようにするかが、西側にとって重要な問題になりました。
その意味で、ロシア・ブリャンスク州事件は不都合なわけです。実行したグループは、大体判明しています。しかし、そのグループがロシア領内に越境攻撃したりほかの地域で勝手に破壊活動をするなら、テロ組織と言うことになります。ウクライナに正義があるのなら、そのようなグループをウクライナ国内に匿うことも都合の悪いことですし、ロシアにテロとの戦いの口実を与えます。
敢えてアメリカが、ノルドストリーム(ガスパイプライン)爆発に関する新情報をリークしたのは、このような理由によると思います。アメリカやヨーロッパ諸国からの全面支援によりウクライナは、戦争の継続が可能です。それを(ウクライナ政府は)考えろ・と言うことでしょう。
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/