「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2023・3・8>物価上昇と賃上げの結果起きたこと

2023-04-06 12:06:45 | 日本の政治経済

ユニクロが、ば~ん!と新卒社員の給料を上げましたね。
世界同一賃金を実現するとか、聞こえはいいですけれど・
今までは、ユニクロの賃金は結構安かったです。
つまり、人手を確保するために思い切って大幅賃上げをしたのであろうと思います。そうしないと、まともな新卒など雇えないでしょう。

イオングループは、パートの時給を7%一気に上げるとか・やはり、時給や給料を上げないと人手の確保が難しいようです。

そこで困ってきたのが、低賃金・劣悪労働でやってきた職種です。
聞いた中で一番ひどいのは、公務員の下請け的時給パートです。聞くも涙程度の低賃金で働いているようでした。

宿泊業界・タクシー業界・空港の手荷物検査その他、色々あります。
空港の手荷物検査なんか?えっ?と思うでしょう。
実際には、業務を下請けに丸投げして、更にその下請けに丸投げして・・・実際にそこで働いていた人間に話を聞いたことがあります。最低賃金なんかはなから無視?
よくそんなところで働いていたね?
思わず、聞き返してしまいました。

人手の足りない部分は、外国人労働者で補っていた部分もありますが、円安で手取りが減り、日本は敬遠されているようです。ただ、日本で働いた方が安全だとは思いますけれど。でも、割のいい方に流れるようです。

低賃金で何とかやってきた業界や業種は、人手不足で職場が回らなくなってきているようです。

「コロナ危機をきっかけにベテランを中心に多くの従業員が職場を離れ、その後、同じ職場に戻ってこないことが人手不足の最大の要因である。」
「加えてコロナ危機で一時的に職を失ったり、職場から離れた人は、休職が自らのキャリアを見つめ直すきっかけとなり、同じ条件では職場に戻らないケースも多いと言われる。」

「だがコロナをきっかけに、自らのキャリアを再構築する労働者が増えたことで、雇用のミスマッチはもはや構造的・恒久的な課題となった。低賃金が常態化している業種の場合、労働環境の抜本的な改善を実施しない限り、極度の人手不足が継続するリスクを全面的に引き受けることになる。」

このような状態がかなり広範囲に発生しているようです。
賃金を世間並みに支払い、労働環境を改善しない限り雇用は確保できなくなるのでしょうね。人手不足に困っている業界には、このような問題が存在するケースが多いと思います。

他に働き口がある限り、そのような職場がなくなっても働く方としては、困りません。賃上げをせず劣悪な職場環境を放置していた業種や企業ほど、改善が求められているわけです。簡単に言うと、安値受注する業種がそうなっていると思います。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
信号が、青に変わったらどうするかです。
30年分のつけが、一気に来たわけですから?
30年分、まとめて賃上げしろ?って事かもしれません。

日本に迫る「極度の人手不足」問題...「低賃金」を放置する業界が直面するリスクとは
2023年03月07日(火)20時17分
https://www.newsweekjapan.jp/kaya/2023/03/post-226.php



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