「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

国連が、余り機能しない理由?<2023年10月

2023-10-10 19:28:47 | 国際情勢

日本国内では、1票の格差が時々憲法解釈問題になります。格差が大きすぎるのは、不公平でないか?と言うのが理由です。地方の意見の代弁と言う意味である程度の格差は、容認されています。

ところが、国連に行くとどうか?
1国1票の投票権があります。
人口の少ない国は、100万人未満の国もあります。
日本の県単位の人口より少ない国もあります。
一方で億人を超える人口の国もあります。

すごく矛盾を感じませんか?
大国が国連を無視しがちな理由です。
ばからしくて国連決議に従えない場合もあるでしょう。

決議の決定方式が、余りにも不合理だからです。
1票の格差の是正を考えない限り、国連が有効に機能することは、ないと思います。

全部、均等には無理にしても人口の数や経済力を考慮して議決権の票数を決めないと不合理と不平等は、解決しないと思います。

現状は、ほとんど意味のない世界村の村の寄り合いみたいになっています。

大体、一人1票は人間が1人につき1票だから、それなりに合理性と説得力はあります。

その原則をサイズが全然異なる国単位の意思決定にそのまま用いて、いいのかどうかの問題です。

普通に考えるなら、相当おかしいと思います。
だから国連軍の創設も、話題にすら出ないと思います。
人口や経済力の大きい国は、頭数を沢山出させられるでしょう?
それで、議決権1票では納得しない国が多いと思います。

まじめに考えるなら、この大きな矛盾を解決するべきでしょうね?

そうでなければ、今の五大国の拒否権を拡大して人口比で拒否権を与えるとか何らかの改革は、考えられると思います。

そもそも1人1票の原則を応用するなら?
人口10万人の国には、10万票。
100万人の国には、100万票。
1000慢人の国には、1000万票。
1億人の国には、1億票。
・・・・・
と、このように議決権を付与するべきだと思います。
単純割当方式がダメなら、人口の少ない国の議決権を少し増やして人口の極端に多い国の議決権を少し減らすとかの調整をすることもできます。

今のように1国1票の議決権制度は、非常に不合理だと思います。議決に従わない国も、当然出てくると思います。やはり、人間社会が進歩するほど誰もが大雑把に納得できる合理性が必要になると思います。

1国1票の議決権制度もこれまでは、なかった訳ですからない時代に比べると格段の進歩と言えます。でも、もっと良くするための改革を考えるべき時に来ているような気がします。



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