私もそうですが日本人には、イスラム教は馴染みがないと思います。宗教別ではキリスト教徒の方が多いでしょうね。もっとも最近、違うかもしれませんが。
観光客が増えたから中国が国別では一番多いかもしれません。日本に働きに来ている外国人では、今一番多いのはベトナムの人々です。その次が中国。三番目がフィリピン。
イスラム教徒は、日本の言葉で外国ではムスリムと言うのだろうと思います。外国の記事は、ほぼムスリムで表記されています。
そんなイスラム教徒の人々について調べてみました。
『世界のムスリム人口』
2010年16億人、世界人口比23・4%
※参考キリスト教人口2010年21・7億人31・4%
以下、推計
2020年19億人、世界人口比24・9%
2030年26億人、世界人口比26・4%
2070年にはキリスト教と並び世界で最も信者数の多い宗教となる見込みである。
このようになっていました。キリスト教徒よりは少ないですが今2023年ですから、もう大雑把に世界の4人に1人がムスリムです。
そして国別では?
世界のイスラム人口(2009年推計)
https://honkawa2.sakura.ne.jp/9034.html
アジア太平洋地域 9・7億人61・9%
ムスリム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%A0
アラブ系、ペルシア系、インド系、テュルク系、マライ系
アジア太平洋地域に最大のムスリム人口が住んでいます。もちろん中東や西アジアにも多いのですが、アジア太平洋地域は人口自体が大きいのでこうなっています。
世界最大のムスリム国家は、インドネシアです。インドネシアの人口が2.738億 (2021年)で、このほとんどがムスリムです。(比率88・2%)
ナレンドラ・モディ首相に迫害されているインド
約1・6億人(比率13・4%)
インドの首相は悪党でしょう。これだけのインド・ムスリムを迫害しています。
アジアの他の国では?
バングラデッシュ 約14531万人(比率89・6%)
マレーシア 約1658万人(比率60・4%)
モルデイブ 人口のほとんど
アフガニスタン 約2807万人(比率99・7%)
パキスタン 約17408万人(比率96・3%)
タイ 約393万人(比率5・8%)
スリランカ 約1711万人(比率8・5%)
フィリピン 約465万人(比率5・1%)
ほとんどアジア全域に住んでいます。人口の多い国だけ拾ってみました。
もちろん中央アジア・中東・アフリカにかけても多いです。イスラムの勢力や文化が及んだ地域全域に普及した様子が分かります。イスラム帝国は広範囲にアジアにも及んでいたことが分かります。
そしてオスマン・トルコ帝国の勢力の及んだバルカン半島を中心とした地域にもムスリムは住んでいます。
ムスリムは同胞意識が強くイスラム教で連帯する傾向があります。世界中、どこに住んでいようとムスリムはムスリムです。イスラム帝国は、そのような価値観を持っていたのでしょうね。多くのムスリムがアラビア語を共通語にする事も特徴かもしれません。広大な帝国の中で共通語がないと意思の疎通に困るから、アラビア語が普及したのでしょう。
こうして見てみると宗教の中で最も普遍性を持っているのがイスラム教でありイスラム文化であることが分かります。
※私が何を言いたいか分かったでしょうか?
今イスラム圏は貧しい国々が多いです。でも、やがてはもう少し豊かになり社会も成長していくかもしれません。インドネシアやマレーシアは、経済成長が顕著ですね。
イランも経済制裁を受けながら徐々に発展しています。
トルコも随分、経済成長しました。
アフリカは、これから経済成長が始まると思います。
貧しい国も多いですが。
エジプトも政治さえ安定すれば成長の余地が大きいと思います。
ムスリム国家が今後成長していくのであれば、やがてはキリスト教国と逆転する日がやってくるかもしれません。
そしてムスリム国家は、ユーラシアの中央から西に位置する国が多いです。比較的地理的な位置が近いですね。ムスリム国家は、やがて緩やかな政治連合体を形成し経済圏が出来上がるかもしれません。
オスマン・トルコ帝国より広い地域と国が含まれます。そのような未来を考えるなら、今貧しいムスリム国家を虐げている国々は将来、報いを受けるのかもしれません。
宗教や文化や人種が異なるからと言って差別するのは、普遍性に欠ける人々です。
普遍性のあるものがやがて広がっていき、普遍性のないものは徐々に廃れていくと思います。
国際社会で日本が生きていくには、このような考え方を身に着けるべきでしょう。それは、「人権・自由・民主主義」とは違うように思います。理由は、普遍性がないからです。今でさえ世界と言う目で見るなら、マイナーな価値観の一つにすぎません。