「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

延々と塹壕を掘り続けるロシア軍<ウクライナ紛争2023・5・2

2023-05-03 14:51:42 | ウクライナ紛争

最前線だけでなく…ロシア国内にまで大規模塹壕、反転攻勢を強く警戒か
2023/05/02 11:21
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230502-OYT1T50092/

去年は、パニックに駆られて国境沿いに対戦車妨害物を設置して塹壕を掘っていました。NATOが攻めてくる!との宣伝が行き届きすぎて、パニックが起きました。

占領地の防御施設の建設や塹壕堀りは、去年から続けていて、これまた延々とやっています。そのうち占領地は塹壕だらけになるのではないのか?と思えます(さすがにそれは、無理です)。

今度は、ウクライナと隣接するベルゴロド州やクルスク州のかなりロシア領に入り込んだ地域で塹壕を掘っているようです。NATOが攻めてくる!と言うプロパガンダを浸透させるには役に立つのかもしれません。占領地の奪還に手がいっぱいのウクライナ軍が、ロシアの領土など攻めるはずもありません。それに必要な武器も航空戦力もありません。

ほぼ、やるだけ無駄と思えますがやりたい人がロシア国内に大勢いるんでしょうね?つまり、こんな防御施設を大々的に建設すれば、かなりの建設費や資材購入費が必要です。それを、どこかの企業が請け負うことになります。費用は、軍事費などから支出されるでしょう。沢山やるほど費用がかかります。そこからピンハネして上納するわけです。

ロシアのウクライナ侵略には、正義など「かけら」もないのが分かると思います。軍事作戦が長引けば、軍事費は膨大に膨れ上がります。関係者が、ピンハネする金額も雪だるま式に膨れ上がります。その一部が、政府幹部や軍の幹部に上納されます。

嘘だろうと思うでしょうがロシアの現実です。汚職と腐敗の蔓延したロシアでは、戦争が始まる前から軍事予算の20~最大40%が消えていると言われていました。

軍事予算や軍関係の支出が増えれば、関係者のだれもが潤う構図があります。兵士がどれだけ死のうと関係は、ありません。奴隷がどれほど死のうと数には、入りません。戦争が長引けば、その分潤う構図があります。

その先に何が待っているかなど政府幹部も軍の幹部も、気にはしていないでしょう。究極の官僚主義的独裁政権は、命令すればそれは実行されると考えています。失敗することは、「あり得ない」と言う考え方です。

要するにこの戦争をロシア側から見れば、このような構図があります。それを煽り立てるのが軍事ブロガーや過激右翼国家主義者です。そして戦争を、祖国防衛戦争にごまかしてしまいました。

今となっては、ロシアの祖国防衛戦争に参加するのがロシア国民の義務であり名誉であることになりました。悪いのは、ウクライナでありNATOです。それと戦うロシアは、正義を実現していることになります。

それは無茶苦茶な話ですが、ロシア国内ではそうなっています。だからロシアの政府高官は、まじめな顔をしてロシアの正義を主張しています。

つまり、今やロシア政府は「気印」あるいは「オカルト」の集団が政権を運営しています。これを理解しないと、ウクライナ紛争の現実が見えてきません。ロシアが、まともだと思う方がおかしいです。まさか?と思うかもしれませんが、「気印」あるいは「オカルト」と認識すれば現状がスンナリ理解できると思います。そう思っても、普通のメデイアは本当のことは書けません。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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