出塁率4割です。
現在、打率3割が
ア・リーグ6人
ナ・リーグが6人
吉田正尚君309 3位
翔平君300 6位
出塁率4割は?
ア・リーグ1人
ナ・リーグ5人
因みに・
翔平君385 6位
吉田正尚君383 7位
翔平君と吉田正尚君を比較すると、打率では吉田正尚君が少し上です。出塁率だと翔平君が僅差で上に来ます。
マイク・トラウトがメジャーのスーパースターである理由は、攻走守・全部ハイレベルの選手だからです。中でも特筆ものは、出塁率です。大怪我をした後は衰えましたが、ケガをする前は毎年、出塁率がダントツの1番で4割を大きく超えているのが、普通でした。
その差は、四球が多いか少ないかです。ヒット1本も四球1個も同じと評価する発想です。そうなると沢山出塁した選手の評価が高くなります。
出塁率は、打率より評価を上位に置くべきだと思います。出塁率すら軽視される日本のプロ野球は、この点でも遅れています。
同じ観点からすると、打点の評価が少ない今の傾向もおかしいと思います。
ホームラン50本でした。打点90でした。
ホームラン30本でした。打点120でした。
どっちが、チームの勝利に貢献していますか?
当然、打点の多い方です。チャンスにヒットをより多く打つから打点が多くなります。ソロ・ホームランが多ければ打点は少なくなります。
つまり?
得点圏打率が高いバッターほど打点が多くなります。
チームの勝利への貢献度を評価するなら、当然・出塁率であり打点です。
ホームランや打率を評価する、特に日本の評価基準はあまりにも単純過ぎると思います。
☆大谷翔平君が、今年格段に進歩した点。
去年までは、ラフな一発屋でした。デカイ・ホームランも打つけど、三振や凡打が多いバッターでした。
今年は、まるで別人のように見えます。
ホームランは当然でその他に、出塁率・打点・打率・安打数。全部、ランキングの上位に来るようになりました。
マイク・トラウト型の全天候型バッターに変身しつつあります。
三冠王に一番近いバッターに華麗に大変身しました。
自分の個人数字ではなく、チームの勝利に貢献することを一番の目標にしているからです。結果として、打撃技術もメンタルも大きく進歩しました。そのため試合後半でのホームランや打点が大きく増えました。試合を決められるのが4番バッターです。翔平君は、今年チームの勝利を決められる選手になりました。だから打順を見ると2番が多いです。メジャーの2番はチームの最強打者の指定席です。
2番の打順が翔平君に責任感と自覚を促したとも言えます。チームの最強打者は、ホームランだけ打てばいいのではありません。チームの勝利のためにヒットやホームランを打たなければなりません。そのためには?
どうでもいい時に打つのではなく、試合を決めるときに打たなければ、なりません。だから、今年は打点が多いです。