「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナ紛争と復興特需に群がる金の亡者たち<2024/09/24

2024-09-24 15:38:20 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

西側諸国がウクライナを支援するには、プロパガンダを除くと、やはり金銭的な利益を追求する目的が大きいと言えます。
今は、ドンパチの真っ最中ですから武器メーカーや戦争関連業界がボロ儲けです。
各国が支援する巨額の税金のうち武器や装備に関する部分は支援国の軍需関連メーカーからの調達がほとんどです。
だから戦争が長引くほど、軍需関連メーカーや関連業界が儲かる構図があります。
武器支援だけで支援額の半分とすると15兆円は軽く超えているでしょう。これが、ほとんど軍需関連メーカーや関連業界に転がり込んでいます。

もっとも儲けているのは欧米だけではありません。
北朝鮮、韓国、イランなどもボロ儲けです。
北朝鮮などは、経済が上向きになっているのでないですか❓
最大のボロ儲けは中国です。
西側がロシアに提供していた工業製品や技術、工場の運営などを、そっくり肩代わりしています。武器支援はしていませんが、西側の民間部門を全部中国が肩代わりしたことを考えると、あるいはアメリカ以上に中国の利益が多いかもしれません。格安のロシアの天然ガスや原油も恩を着せて(買い叩いて)購入しています。

結局、この戦争は膨大な戦争特需を関係国に提供しています。戦争を止めさせようという正常な意見が無視されるのには、このような膨大な金儲けの構図があります。
「ダメだ!もっと、やらせろ!儲け足りんわ!」

(2)ウクライナ紛争を激化させたのは、イギリスです。
今も、その姿勢には微塵の変化もありません。
ひたすら戦争の継続に力を尽くしています。

『英、ウクライナ支援強化へ外務・国防両省合同の専門家チームを設置 ヒーリー国防相が発表』
2024/9/24 08:29
https://www.sankei.com/article/20240924-N6SXO6MMWBPPLPJZ5FHNHHKYWA/

イギリスが、ここまでウクライナにのめりこむ理由は何なのか❓
これは分かりません。大陸の端っこの島国のイギリスは今更パワーゲームに参加する国力はありません。もっぱらアメリカの「ふんどし」を使って戦争を煽り立てています。
ここで思い出すのが、ウクライナの資源です。

『アメリカとヨーロッパがウクライナを絶対支援する理由(ウクライナの資源とエネルギー)<ウクライナ紛争2024/0915』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/66ebd195a67392894c989908066b0da0
『ウクライナは鉱物や天然資源の宝庫、天然ガスや石油も眠っている<ウクライナ紛争2024/09/14』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/dec1e14edee846de594edd45fb47942d

これ以外にイギリスが、ここまでウクライナに肩入れする理由は思いつきません。
イギリスは、鉱山(地下資源)やエネルギー利権に食い込むのが得意です。むしろ、これで稼いでいる部分が大きいのでしょうね❓
こんなのが、あります。

アゼルバイジャン(BTC Pipeline)
https://www.itochuoil.co.jp/project/004_azerbaijan-btc.html

これだけ見ると、単なる石油パイプラインです。
ところが❓

バクー・トビリシ・ジェイハンパイプライン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%93%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3

<パイプラインの株主>
イギリス:BP 保有率30.1%

しっかり最大株主に収まっています。
これもイギリスが企画して、アメリカの「ふんどし」を活用して成功した例です。
だから、今回もウクライナの地下資源やエネルギー利権を狙って画策している可能性があります。
他に理由は、考え付きません。
親切心からしているのではない事は間違いありません。

(3)目端の利かない「おバカ」な国。
農業・IT・インフラ…日本の経験値に高まる期待 ウクライナ復興支援に動き出す関西企業
2024/9/24 10:00
https://www.sankei.com/article/20240924-OLMZ7SPOUZJ2NINKUDBQX4576Q/
ウクライナ大統領、岸田首相と会談 エネルギー支援について協議
By ロイター編集
2024年9月24日午前 7:49 GMT+919分前更新
https://jp.reuters.com/markets/commodities/6NI2R55WSZMU5IU2C53AQX74K4-2024-09-23/

戦後復興には、ポーランドなど東欧諸国やアメリカ、西ヨーロッパの国々ががっちり食い込んでいます。今更、日本企業が入り込む余地はありません。

第一、ウクライナが戦争に負ければ復興資金を出す国はありません。日本が資金を出して日本企業が仕事をもらえたら、マシな方です。
金だけ毟られて、体よく追い払われるのが関の山だろうと思います。
今でさえウクライナは、国家破綻しています。
戦争に負けた戦後は、混乱を極めるでしょう。
戦後復興など、まともに出来るはずがありません。
政府は弱体化して混乱しています。
腐敗と汚職が社会の隅々まではびこっています。
こんな国で、まともに仕事が出来ると思うなら、大間違いです。

こんなところに出張っていく日本企業の間抜けさ加減は特筆ものです。
首を突っ込んでいる日本政府も同様です。
むしろ戦後を考えるならロシアに尻尾を振りまくって、今からご機嫌取りをするべきでしょう❓
ロシアの占領地では戦後は復興事業が本格化します。
ロシアが復興資金を出します。
そこに参加すれば、仕事は取り放題です。

とことん、阿保だ!
と思います。
(尻尾、振る相手を❓間違えているんじゃないのか❓)


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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