集団的自衛権行使容認の閣議決定を強行して以降、
安倍内閣の支持率は、読売・産経の身内メディアを含めて急落しています。
自公の密室協議で勝手に決めて、難しい言葉で発表されても、よくわからないという人も多く、
でも自衛隊が戦争に参加しそうで、ちょっと怪しい、なんとなく怖いという印象があるようです。
中身は本当に怖い決定ですから当然の気持ちですが、政府としてはこれが気に食わない。
何とかマイナスイメージを払拭しようと、内閣官房のホームページに「一問一答」を載せて、
集団的自衛権行使容認の正当性を宣伝しています。
最初は22問22答で、それには7月7日の本ブログで反論を載せました。
ところが、支持率下落で焦ったのか、次々と問答が加えられて、今では35問35答に増殖しています。
言い訳は、正当性がないほど長く、くどくなるという世の法則通り、加わった問答には長いものが多い。
とくに、ホルムズ海峡の機雷封鎖の事例をしつこく何度も取り上げて、
国民生活の危機になる、集団的自衛権行使の事例に当てはまる、自衛隊が機雷を除去するのは戦闘ではない…
などと、くどくど説明しています。
まるで、すでに、ホルムズ海峡の機雷掃海の詳細な作戦計画が日米で合意済みのようです。
追加された分も含めて、「一問一答」への反論と解説を こちら に載せました。
ひずみ庵の日記でまたご紹介させていただきました。
苦しい言い逃れを増殖させとったとは驚きました。
そうなんですよ。いつの間にか増えていて…
でも、言い訳すればするほどボロが出る感じですね。
ともかく戦闘になってしまったら「必要最小限」とか
まったく無意味になって、止めようがなくなるわけですから、
そんな危険なことに首を突っ込むのを正当化する言い訳なんてありません。