大分県玖珠町北山田地区には150年以上の歴史を持つきじ車が伝えられています。
戦後、イギリス工芸家のバーナード・リーチ卿の目にとまり、一躍脚光を浴びること
になりました。
玖珠ICを降りてすぐの場所にある道の駅では大野原きじ車保存会が製作したきじ車が
販売されています。
ホウノキを原木としてつくられるきじ車は彩色を一切せず、木地を生かしたシンプルな
作りが特徴です。
現在はきじ車のみを製作しているようですが、北山田地区では戦前まで木うそを作って
いたことが分かっています。
玖珠町では北山田の他、豊後森で作られていた木うそが人吉クラフトパークに展示され
ている秋吉コレクションの中に含まれています。
きじ車と木うそはただ同じ木工の民芸品としての共通点があるだけではなく、玖珠発祥
のきじ車と太宰府発祥の木うそ文化がどこかで交差していたことを示している貴重な事例
です。
7月8日(月)に行う交流会では、直接技術交流をすることで新たな発見や展開があれば
いいなあっと思っています(^^)