妖怪大魔王・コバ法王日記

オートバイを分解して磨き、正確に組み立て独自理論でラインを探り、ストップウォッチと頭脳で感性を磨き、日々の想い語ります

リア スプリング、フローティング化 (その5)

2018-11-19 23:40:55 | 妖怪ガレージ、奮戦記
一部修正の必要はあったものの、削り出し自作した部品も(ほぼ)問題無く組み付けられて、いよいよ サスペンション ユニット を車体に装着 !としたいところだが、
折角 リアサスペンション周りを分解した今、更に改良できる個所が無いかを考えてみた。


『 一番のお気に入りはアメリカ製 』


以前も書いたけど、その製品の品質や作動性で一番お気に入りの サスペンションユニットは “ アメリカ製 ” だ。
アメリカでレーシングコンストラクター や、レーシングチーム経営で最も有名な会社の製品だから、ずぅ~~と 若い頃から知っていたブランドだったけど、“ 食わず嫌い ”だった。

けれど、2000年に使い始めてみると、そのスムーズな感触は絹の様で、どんな荷重が掛かってもランプの魔人の様に文句を言わず、その乗り心地はロールスの様。
だから、トラ君にも装着したかったので、実効ストローク量や自由長などの必要な仕様で 国内輸入元に打診したけど、数種類のユニットボディやピストンロッドなどの組み合わせを検討しても作製できないとの回答だった。

だから、最初はイギリス製を装着して、その加工精度と微小ストローク時の感触(フリクション)が思わしくなく、今年になって世界的に有名なスウェーデン製を購入したのだった。



『 まだ改良したい個所 』

今年購入したブランドは、30年以上前からフリクションを低く感じさせる造りの事は知っていたけど、国内販売会社の仕事があまり好きでなかったので採用はしてこなかったが、実際に使用してみた感想は想像した通りだった。

工作精度は高く、作動性も凡庸で安定しているが、絹ではなく良い出来の木綿。
トラ君の持病の リアサスペンションの躾けの悪さを十分にカバーできるものではないし、逆に個性を主張するタイプでもなかった。

だから、ユニット本体以外への改良策として、スプリングをお気に入り品質の製品へ交換して、同時に スプリングへのストレスを取り除く “ フローティング化 ” をしたが、まだまだ 手を入れておく必要がありそうだ。

次に気になっている個所は ユニットの上下ピポット(連結)部だ。
純正ユニットであれば ラバー(ゴム)ブッシュとメタルカラーの組み合わせが普通だけど、社外製品なら 当然の様に “ スフェリカル ベアリング(ピロボール)” で フリクションの少ないスムーズな動きを目指すのが当然だし、今迄も そういう製品しか使ってこなかったが、今回のは違う。


装着したら フリクションが確実に発生するメタルブッシュ方式で、揺れるスイングアームやリンクの動きをかわす能力はノーマルのユニットより無い頑固モノ仕様なのだ。

だから、サスペンションのリンク連結ボルト部のフリクションを取り除く部品を入れるのだ。



『 組み込む前の記念撮影 』

最初に、ノーマルのサスペンション周りの構成部品の一覧画像を載せる。


そして、今回のサスペンションユニット組立てが終わり、リンク周りの部品のクリーニングも終わった後の記念撮影の一枚が次の画像だ。


リアサスペンションの全てのリンク 周りは、すべてスラストベアリングを組み込み、リンクプレートを片側2枚に増やしてユニットの作動性を高めるなど、全てはフリクションを減らす為の処置だ。

そしてベアリングを組み込む為、ノーマルより長いサイズのボルトは CBR1000RR 用を流用して強度と安全性へ備えている。

さあ、どうなるか? 組み込んでみよう。<


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人の為に、自分を生きる

2018-11-18 15:05:47 | 夢を追いかけて ・・
今日、以前は足繁く通ったサーキット内の講習施設へ行ってきました。
そして現地では、以前に活動を熱心に支えてくれた方と合流して、一日中、施設での講習風景を見学してきました。

10数年ぶりお会いした人達、当日初めてお会いした人達とあいさつを交わし、快く見学を許可して戴いた講習の様子を拝見しながら、改めて “ 僕自身が出来る事 ” 、“ 僕自身が貢献できる可能性 ” を見つめ直すとても良い機会になりました。

そして、帰路に就いて心に浮かんだ言葉は 「 人の為に、自分を生きる 」でした。



『 人の為に、自分を生きる 』

自分の持つ知識や見識、体験や考え、そして夢や希望が活きる世界が必ずある! と改めて確信したので、その信じた “ 自分 ” を真正面から生きていく決意です。

「 “ 人 ” は人で生まれるのではなく、“ 人 ” の中で “ 人 ” になる 」

かつて慣れ親しんだ場所とは云え、以前とは違う今の自己を表現して、その自分自身の存在が出会った人に映り、それが自分自身の生きる力になる確信でした。



『 たった一人の人の為にでも 』

信じ、溢れる情熱を傾け、表現と啓発を発信し続けても、世の中は変わらないかも知れません。
しかし、その作業や活動を通じて、僕自身は確実に一段登れると確信しています。

自分自身を更に研ぎ澄ませつつ、一歩一歩前進させる事で、他の人達に新しい何かが映るでしょうし、それば更に僕の生きる力になるでしょう。

この世の中のライダーすべてに届くとは思っていません。
でも、この世に生きる多くの人々に届けたいと願っています。
そして、たった一人の人の生きる喜びや希望、力になれたら大きな喜びでしょう。

これが、確信に変わった、今の心です。




リアスプリング フローティング化 (その4)

2018-11-17 02:21:30 | 妖怪ガレージ、奮戦記

『 さあ、いよいよこれから 』

果たして、きちんと組み上がるのか?
寸法や加工に間違いは無いか。
スプリングは 4mm 長くて入るか?

これから判ってしまう。
ドキドキ と ドキドキ

何も報告が無かったら、泣いていると思ってください。





『 想像していた通り 』

想像していた通り、実際にユニットを取り外し、分解した後で仮組みをしてみれば、設計者と加工者本人の腕が分かった。自作した部品の修正が必要なのだ。


削り出した部品を数カ所修正して、どうにか作業を前進させる。
スプリングリテーナーに続き、スラストワッシャーを置き、グリスアップしたスラストベアリング、そしてワッシャーを置いてスプリングの順に組み付けていく。


スプリングコンプレッサーでスプリングを縮めて、下部のスプリングリテーナーを挿入して、肝心な抜け留め用の サークリップをセットしてから、恐る恐るスプリングを緩めて狙い通りの位置に納めてやる。


実は、この抜け留め サークリップ の部分、新作リテーナーの寸法が心持ち甘い。
最悪、走っている時に リア だけが 急シャコタン になってしまわないか ・・・・ちょっと心配。

まあ、いいでしょう。
ユニットの組み立てが終わり、今日はココまで。
明日は、鈴鹿見学だ。



はち蜜と柚子、ゲットして鈴鹿へ !

2018-11-17 01:46:55 | 妖怪ガレージ、奮戦記
明日は鈴鹿サーキット 交通教育センターへ行って、
講習の様子を見学勉強させてもらいに行く日。
聞けば、担当インストラクターの方は倉田さんとの事。
久し振りにに倉田さんの側で勉強しなくては。

それと、鈴鹿では愛知県に住む知人と待ち合わせの約束だ。
彼女には 公式Webサイトの作成と管理でお世話になっていた。
お礼と今後の事で相談したい事もあるから、手土産を持って行く事にした。
手土産はチョコレートに決めて、近くの市場を歩いても、
好きだった店が廃業した後、今は気に入った店が無い。


と、そんな時、店先の出店に目が行った。
テーブルひとつではち蜜を販売されている様だ。
値段は手頃だから買う事にした。

でも、その後が長かった。
養蜂家の中南さん、話好きのおじさんで、女性特有のイジメ構造の話から女性特有の脳は生物学的産物か? 社会学的産物か?
はたまた、中国産のはち蜜に席巻されている日本市場だが、中国での生産方法の懸念、日本での生産の時期や生産方法、果ては男らしさとは等、押し付けではない面白い話が続いた。

そんな彼、商売も上手で、柚子をおまけでたくさんつけてくれた。
これで、柚子もお土産に持って行ける。
そんな新しい人との出会いがあるから、人生は楽しい。




リアスプリング、長さ計測ミス、発見 !

2018-11-15 00:15:05 | 妖怪ガレージ、奮戦記
さっさと、リアサスペンション、取り掛かれば良いものを。
改めて部品を取り出し、寸法をチェックしつつ、出来上がりをあぁだこうだと想像巡らすひと時を過ごす。

実は、結構楽しいひと時なのだ。
例えると、買い物をする時、あぁだこうだと考えている時が結構幸せなのと似ている。

で、発見した。
新しく入れる米国製スプリングの長さ、4mm 短く計算していた。
組み込めるかどうか? 結構深刻な数字だったりする。
本来なら、組み入れる事なんて一切想定されていない、スラストベアリング、リテーナー厚みと合わせて 12.2 mm 、
これだけのスペースを 捻出するのは ・・・ギリギリだ。


まぁ、いいか。
明日は、取り外して、一旦組み込んでみよう。

ケ セラ セラ