夏季休暇も終わり作業を再開しました。
苦労していた鋼矢板の打込み、
そして場所打杭施工のためのマウンド造成も完了。
早速、場所打杭の準備を行い施工開始。
まずは、杭を打つ場所に全回転式掘削機(写真中央)をセット。
セットが終わったら、ケーシングといわれる鉄の筒を掘削機に挿入。
掘削機でケーシングを押さえ、ケーシングを回転させながら
地中に押し込んでいきます。
ケーシングの先端には『刃』がついており、
固い岩盤(今回は砂層が主)でも掘削することが可能です。
その後、ケーシングを押し込みながら、ケーシング内の土砂を
クレーンで掘り出していきます。
この作業を計画の深さまで延々と行っていきます。
今回の掘削長は機械マウンドより約35m。
ケーシング1本の長さは、1~6mで掘削が進むごとに
ケーシングを継ぎ足しながら掘り進んでいきますが、
途中、非常に固い層があり、自重約35tの
全回転掘削機が持ち上がることもありました
今回は初日で準備しながらということもあり、掘削に約9時間。
この後は、後日掘削した穴に鉄筋を入れ、コンクリートを
流し込み、1本目が完了となります。
施工する場所打杭は18本。
今後はこの作業がしばらく続きます。
土木部 1330