女は強い

死刑判決の出た木嶋香苗が『拘置所日記』なるブログを綴っている。その内容にア然。アップしてるのは別人だそうだから彼女の書いた原文どおりなのかどうか、割り引いて読む必要はあると思うが。

７日付けのエントリーは判決が出る前とはいえ、支援男性から裂きイカを差し入れてもらって「独房が、カーセックス後の車内みたいな匂いになっちゃったよ～」だと。文末には「嗚呼！なんて幸福。男性礼讃」とある。

演技はあるだろうが、男ならヤクザでもここまではたくましく開き直れないんじゃなかろうか。演技にしても、気持ちがへこんでいたら「幸福」なんて言葉は絶対に出てこない。木嶋という女は徹底して楽天家なんじゃないか。

あきれるというより、うらやましい気がします。オレ、根が苦労性だもんで。

楽天家といえば、割烹着の美人女博士もかなりの楽天家なんじゃないかと思う。いや、非難してるんじゃないですよ。そんなエラそうなマネ、オレにはできません。現時点じゃ、STAP細胞が完全に否定されたわけでもないし。

ただね、他人の論文をコピペしたり博士論文の写真を使い回したり、そんなことすりゃすぐバレるって想像力が働かなかったのかね。

発表の舞台は天下のNatureだよ。世界中の研究者から根掘り葉掘りホジくられるってことぐらい分かってたはずだ。それでも穴だらけの論文を提出しちまった――って、これ、すご～く楽天的な性分としか思えない。ネジが１本、脱けてる、つーか。

女は強いわ。鈍感力。このSTAP騒ぎ、２年前の森口某によるiPS騒ぎを連想させずにおかないけど、あれほど哀れな感じがしないのは、そのせいじゃないかね。

なら、偽ベートーヴェンも哀れ？　ぜーんぜん。あれは、ただのバカだもん。髪切ったりヒゲ剃ったり泣き声出したり、世間の同情を引こうって魂胆が見え見えだもんね。