みちのく自転車道からの帰り道。いつものコースから少し外れて新しいルートの探索をしながら帰ることにしました。
ふと目に付いた「手づくりパン」の文字。通り過ぎたのですが少し小腹が空いていたのでどんなパンがあるのか覗いて見ようと思いました。看板の周りをキョロキョロしたのですがそれらしい建物が見当たらないんです。
おそらく挙動不審者に見えたのでしょう。たまたま近くにいた奥様が
「どうしたんですか?」と尋ねてくださいました。
「この看板にある手作りパンの店はどこに?」
「ああ、それならうちでいいんですよ、こちらへどうぞ」と奥様に案内されながら内心はその店構えにビックリしていました。これが最初のビックリ。わたしもすっかり商業ベースに毒されて“手づくりなんとかの店”は都会から脱サラかなんかで田舎に来た人の小洒落た横文字の似合いそうな店構えを想像していたんです。
「わたしが今食べるだけなんですけど、すいません」
あったあった。へえ、けっこういろんな種類のパンがあります。カレーパンやロースカツサンド、パイナップルパンやモロヘイヤパン。でもほんとにびっくりしたのは付いていた値段です。安いっ!これが二度目のビックリ。わたしは“手づくり捏ねロール”を買いました。
「今度は車でおじゃましようかな」と社交辞令も忘れずにね。
さあ、じゃあどこでおやつにしましょうか。阿武隈川の堤防を小和滝橋へと戻り、橋のたもとの公園でベンチに腰を下ろします。さっそくガブリ!ややっ、これが意外にうまいんです。これが三度目のビックリ。ペロリと食べて、「これは家族の分も買わなくちゃ」ともう一度お店に寄りました。
今度はご主人がお店におりました。看板を建てたのは最近とのことですが、パンはずっと作っていらしっやるとのこと。“地元の人専属ご用達”みたいなのかもしれません。全部で5個購入して2個と3個に分けてもらい、サイクルジャージの背中二箇所のポケットに入れました。「そんなの初めて見ました」とご主人は意外なほど膨らむ巨大ポケットに感心していました。
でも、この三度ビックリ「手づくりパン ほんだ屋」がどこに有るのかは地元の人とわたしだけのシークレットにしようと思いました。いつ行ってもわたしの分のパンがあるように。
★少しだけヒント。
自転車で走っているといろいろな発見があっていいですね。
本日は体調不良で休養中です。
仕事で行ってましたので私はよく知ってます。
私らや地元では「本田パン屋」で通っているはずです。
店の位置が看板からすると変わったようですね。
以前は反対側の「本宮ー三春」の道路案内が立っているところが倉庫と駐車スペースがあって食品雑貨と一緒にパンを作って販売してたんですがねえ。
パン専門になったんですねえ
もう、20年以上前の話ですが、中に餡子の入ったコッペパン型の「揚げパン」がここの一番人気だったんです。今もあるのでしょうか?
最初にここへ行くときに会社の同僚に「本田パン屋に行ったら揚げパンを食わなくちゃ」といわれたのを思い出します。
3~40代の息子さんは片腕が不自由(義手)なので
あのおやっさんがまだ作っているのでしょうかね。
パン屋としてはかなりの古い店ですねえ。
でもどうされたんですか“ざっきーさん”?せっかくの週末ではありますが、お大事になさってください。早期復旧をお待ちしています。
言われるようにお店も見るからに雑貨屋さんなので驚いたんです。それに“玉井人さん”のおっしゃるご子息さんもおいででした。
でも名物は揚げパンだったんですか。写真に写っていますように私も1個だけ買ってきたんですがワイフに持って行かれちゃったんです。わたしは調理パンのほうに目を奪われていたんですが今度は揚げパンを食べてみます。