2018年11月2日、胃カメラを飲んだときに採取した組織の生検結果を聞きに行きました。
10月20日以降には結果が分かるということでしたが、“ワイフ君”の実家の稲刈りのお手伝いが済んでからでいいだろうと今日になったのです。
「組織の生検結果なのですが、良くない細胞が見つかりました」
「・・・」
やっぱりそうだったか・・・。なんとなくそんな予感もしていたんです。だから稲刈りのお手伝いにかこつけて、ここに来るのを先延ばしにしていたのかも知れません。
先生は“病理組織学検査報告書”に書かれている内容をかみ砕いて説明してくださいました。アルファベットや数字が混在したものが並んでいるので、わたしには分かるはずもないのです。先生は文字の羅列の下にアンダーラインを2箇所引いて・・・
「これとこれが良くない細胞です」
何でも2種類の良くない細胞があって、そのうち一つはとても良くないものだということでした。
先生は紙に簡単なわたしの胃袋の形を描き、そこに異常のある部分を描き加えて、大きさが“1~2センチ”と書きました。次に異常ある部分から線を引きだして、そこに『生検の結果は“グループ5”の悪性、異形細胞あり』と書き加えました。さらに『早期の胃がん?』と胃袋の絵に重ねて描き加えました。“?”は、わたしがこれ以上ショックを受けないようにとの先生の思いやりだと感じました。そして“内視鏡的はくり術”で簡単に済むかもしれないとも言って下さいました。
「大きな病院に紹介状を書きますので、次回ご家族の方と一緒に来られるときまでに病院を決めてきて下さい」
さぞや“ワイフ君”がガッカリするだろうなと思いながら病院を後にしたのでした。
この時の病院を後にするときのkojiさんの気持ちが痛いようにわかります。
ある程度予期していても、やはりはっきり告げられるとショックですよね。
家に帰ってからは、“ワイフ君”はもちろんのこと、娘たちに発見が早かったから大したことないって言って慰めるのが精一杯でした。
今は生検をしてくれたこの内科医さんにとても感謝しているんです。早期発見早期治療が何といっても一番ですからね。