PROGRESSIVE FRD-900復活なるか？

新しいホイルが先日届きました。

当初は折れたスポークだけを交換しようと思っていました。でもスポークを交換するにもスポークの取り寄せ、スプロケットを外すための工具の購入、スポークを取り替えた後の振れ取り作業などが発生します。ならばスポークの折れた後輪の「完組みホイル」を購入したほうが
　①スポークを交換する必要が無い。
　②振れ取り（スポーク調整）する必要が無い。
　③予備のスポークが沢山出来る。
　④予備のホイルが出来る。
などの利点があるという訳で結局「完組みホイル」を注文いたしました。

注文済みのスプロケット廻しとロックリング廻しが未到着なので、まずはディスクブレーキのディスク板の入れ替えをしようと思いました。ディスク板の留めネジに六角レンチを入れました。「あれっ、変だぞ」六角レンチが合いません。それもそのはず、よく見ると六角レンチのネジではないんです。たしかに六角形なんですが角々が突起になってるやつなんです。そう、雪の結晶のような。



そういえば昔買ったホームセンターの特売品のツールセットの中にあるかもしれない。そうそうこれこれ、でもピッタリしたサイズのが無いんです。どうして自転車の部品って一般的なサイズじゃなく造ってあるんでしょう。ペダルレンチの１５ｍｍもそうです。結局ワンサイズ下を使って交換しました。でもピッタリサイズじゃないとネジ山が壊れることがあるので締め加減が難しいんだけれどなんとか適度な強さで締まったようです。次にやるときは専用サイズの“なんとかレンチ★（注）”を購入する必要ありだと思いました。

ところがです、スプロケット廻しは準備できたがロックリング回しが７月に入ってからの入庫となるとのメール。なぬっ、７月ではまことに漠然としているではないか。「こっちの自転車でみちのく自転車道にもいきてーよー」と言いますのは、わたし７月の第一週が待ちに待った夏休みなので、それまでにはどうしてもPROGRESSIVE FRD-900を復活させたいという訳なんです。ということで先のお店には誠に申し訳なかったのですが丁重に注文取消しの連絡をして了解をいただきました。次のお店では在庫があり即日発送可能とのことなので即注文いたしました。そして今日到着予定という訳だったのです。準備万端、工具の到着を待つだけなんです。



そして夕刻になってようやく到着。夕食後の９時に試合開始となりました。さっそくスプロケットのロックリングを廻しにかかりましたがビクともしません。ひょっとしたら逆ネジ？素朴な疑問がわきあがりました。走って戻ってネットで調べます。間違いないようですが、ロックリングには細かな溝が切ってあってそれでスプロケットにしっかりと止まっているようです。思いっきり力任せにまわします。細かな溝が擦れ合ってゴリッツという感じで回りました。



リアは８枚なのですが、６枚がカセットになっていて２枚がバラで追加してあります。相当汚れていますがこのようにバラしたときしか掃除できません。灯油に漬けて掃除なさる方もいるようですが、ＣＲＣをたっぷり吹き付けてブラシでゴシゴシそうじしました。



綺麗になったところで新しいホイルに取り付けます。スプロケットが入る部分には何本かの溝があって一ヶ所だけ溝の幅が他より広くなっています。それで決まった形でしか入らないようになっているんです。最後にはめ込んだスプロケットをロックリングで締め付けて完了です。締め付けるときはスプロケットがフリーには回らない方向なのでスプロケット廻しは不要です。ロックリング廻しだけで締め付けます。



これで新しいホイルが組みあがりました。さあ今度は本体にホイルを取り付けて全て完了です。これでバッチリです、試合終了！



さあ、仕上がったら試運転はつきものです。もう１０時を回っていますが実に２０日ぶりの“PROGRESSIVE”ナイトランです。身支度を整えて漕ぎ出します。やっぱりＳＰＤはいいなあ～。あんなに“ＵＧＯ”を見直したようなことを言っておいて、もうすっかり“PROGRESSIVE”に夢中です。

“PROGRESSIVE”が無事復活を果たした本日の走行距離２２．６３　走行時間１：００　平均速度２２．３　最高速度４７．４

★（注）：この六角形の星型のネジは「トルクスねじ」（専用工具：トルクスレンチ）というものだそうです。“ただし、トルクス（ＴＯＲＸ）とは登録商標のため、一般にはヘクスローブ（hexlobe：６つの突起の意）と呼ばれる”とウィキュペディアにありました。ドライバーとネジとのかみ合いが強く、力の伝達が非常に効率がよいのだそうです。