(2008.7.12 7:28pm みちのく自転車道からのビッグ・アイ)
7月12日、再度ライディング・フォームについて検証すべく、県境を越える『道の駅 東山道伊王野』に向けて走ろうと、午前5時に起きました。昨夜までの雨で濡れていた路面は、もうすっかり乾いています。ところがポツリポツリと雨粒が落ちているのです。天気予報を見ながら少し様子を見ることにしました。
せっかく県境を越えて伊王野(栃木県)まで行くのですから付近に何かしら観光地はないだろうかとネットを物色していると、とんでもないブログに出くわしました。“ママチャリスタイル”の検証をしようというときに、実際にママチャリで200キロや400キロのブルベを完走された方がおいででした。“へばなさん”のブログ『へばなのママチャリ自転車日記』という、実に驚くべきブログでした。
せっかく早起きして準備はしたのですが、雨の様子を見ているうちに高校生の娘が学校へ出かける時間の7時15分になってしまいました。天気予報から傘マークも消え、勇んで出かけたのはいいのですが、須賀川でとうとう雨になってしまいました。大きな木の下で雨宿りしながら様子を見るはめになってしまいました。
意地悪なことに、雨はその後も降ったり止んだりの繰り返し。止んだからといって道路はいきなり乾いてはくれませんから、水を跳ね上げないように、カメのようなスピードで進みます。乙字ケ滝まであと5、6キロぐらいに迫っているというのに、時間はどんどん無駄に過ぎて行きます。
雨に濡れた「ヤブカンゾウ」が苛立った心を癒してくれます。
午前9時26分、予定より45分ぐらい遅れて乙字ケ滝に到着。増水した濁流が勢いよく流れ落ちていました。
ところで、ママチャリで400キロを完走したという“へばなさん”の話ですが、わたしが試そうというママチャリスタイルどころではなく、実際にママチャリで走られたというのですから、これには本当に驚いてしまってもう完全に脱帽です。“ママチャリスタイル”を検証するなんて、とんでもなくおこがましいように思えて、正直恥ずかしくなりました。そこで“へばなさん”に敬意を表して、せめてまだ成し得ていない200キロを走ってみようと思ったのです。
午前10時20分、泉崎村関平を通過。道路に面したお宅のザクロ(花石榴?)の珍しい花に気づき、一旦通り過ぎたのですが、引き返して写真に撮らせていただきました。どうです、いい花でしょう。
今や全国的に有名になってしまった、白河ラーメンの代名詞『とら食堂』。いつも走っていて「この辺だったよな?」とは思っていたのですが、なんと目と鼻の先を走っていたのです。午前10時40分、もう開店待ちのお客さん達が並んでいました。
『白河関の森公園』では“あじさい祭り”が行われていました。きょうは遅れているので素通りしました。県境を越え那須町に入って道路脇でお話ししていたお年寄りに、たしかこの辺だという“ヒガンバナの群生地”についてお訪ねしました。9月ごろの開花時期にそなえて現場検証をしておこうと思ったのです。
現地は美野沢小学校向かいの田んぼで、お年寄りの方たちがおっしゃっていたとおり、遊歩道もきれいに整備されていました。
いまは「ノカンゾウ」が満開でした。「ヒガンバナ」の季節には県外などからも大勢の写真家さんたちが訪れるようです。わたしも自転車を駆ってぜひレポートをしてみようと思っています。
ちょうどお昼に『道の駅 東山道伊王野』に到着しました。ところが、ここでアクシデント。木陰で休憩をしながら、すっかり泥だらけになった自転車を見ていたら、後輪が少々頼りなく見えたのです。パンク!でした。ここまでは何ともなく来たのですから、小さな穴のようです。
涼しい木陰があって、不幸中の幸いでした。ただし、チューブを新しいものと交換している間にブユに喰われてしまいました。どうしてブユのかゆみってこんなに強烈なんでしょうね。よっぽど悪い毒を持っているとしか思えないのですが・・・かゆッ!
パンクを直し、恒例の“そばソフトクリーム”を食べて、目的地へと急ぎます。途中の那珂川の清流には、アユ釣りをしている沢山の釣師さんたちがおりました。
目的地へ曲がる交差点にあった『くらしの館』。そして、そこの壁に貼られていた本日の目的地『黒羽城址公園の紫陽花まつり』のポスター。残念ながらその期間は過ぎていますが、いきなり花が無くなる訳でもないでしょう。
午後1時52分、『黒羽城址公園の紫陽花まつり』の会場に到着。土曜日ですから祭りの期間は終わっても訪れている方たちがおりました。
広場の一画にはテントのお店も出ていて、なぜか洋服まで売っていました。そこにあった“売約済み”の札のついたアジサイはこの会場で一番綺麗にみえました。ことしはここ黒羽城址公園の花も本物でないというようにおっしゃる方もおりました。
公園内には土手のアジサイを一望できる橋も架かっていましたが、なんだかアジサイの花数がとても少なく感じました。
それでも、盛りの様子を想像させるような見事な一画もありました。
帰りに再び『くらしの館』に寄って休憩しました。古民家をここに移築して、道行く人の休憩所として使われているようです。お隣は直販所みたいでした。とても楽しそうにしておられた方々がおいでで、みなさんで饅頭をほおばっていらっしゃいました。わたしを見て疲れがとれるようにと「梅干しあげっかい?」とおっしゃって下さいました。気さくな、とても気持ちのいい方々でしたので、記念に一枚写真を撮らせていただきました。「でも、この写真届けられないね」なんて言いながら大笑いしました。
とにかく天気は滅法良くなってしまって暑いのなんの。戻り足『道の駅 東山道伊王野』で本日2個目の“そばソフトクリーム”を平らげて、ひたすら帰りを急ぎます。ところが道路脇にクラシックカー。通り過ぎてからまた引き返して、写真に納めました。下の写真の白っぽい車は今も走りそうですよね。
先日、自家用車で来たときに“ワイフ君”が気づいた路肩の植栽。形が“とり”ですよね。みんな同じに仕上げてあるんです。これはもう見事というほかはありません。疲れていても少し和みます。
白河から戻り道、セブンイレブンで“ガリガリ君”を買いました。梨味は初めてでした。60円ぐらいだったのに、ラ・フランスのような味がしました。
乙字ケ滝到着は午後6時ジャスト。きょうは休憩無しで走りますが、それでもこないだより1時間遅いですから、帰りは7時半ぐらいでしょう。影がこんなに長くなってしまいました。これは初めての“みちのくナイトラン”になるかもしれません。
須賀川浜尾遊水地で日没になりました。日没後いきなり暗くなったりはしませんが、林の中を抜けるときの自転車道は真っ暗でライトを点けました。いよいよもってナイトランの様相を呈してきました。
郡山市の夜景を見ながら走ることになった、はじめてのナイトラン“みちのく自転車道”。ところが、無灯火の自転車や犬を連れた散歩中の方など、少しも目を離せません。実際はのんびり夜景など見てはいられません。夜の自転車道は危険がいっぱい。もう金輪際ゴメンです、夜はかえって一般道のほうが安全だと思いました。
みちのく自転車道を初めてナイトランしてしまった本日の走行距離211.49 走行時間9:01 平均速度23.4 最高速度58.2
でも結果的には今回も足の痛み(特にわたしの場合、右足ヒザ裏の痛み)や尻の痛みはまったくありませんでした。ママチャリスタイル(骨盤を立てる)はわたしにとっては合っているみたいです。これでますます楽しみが増えてきました。
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200kmライドお疲れ様でした。
未知の領域がだんだんとなくなっていきますねぇ~。
夜のみちのくは怖いですね。
行合橋付近では土手の上を走る車のヘッドライトで
幻惑されて視界不良になりますし、
ウォ-キングしている人が増えたり…
(彼らは決まって黒いウェアを着ている、ナゼだ!?)
一般道も安全とは言い難いですが、加害者にならないだけ
マシかもしれませんね。
それから『へばなのママチャリ自転車日記』これはもう全くの驚きの連続でした。ぜひご覧になって驚いてみてください。
ナイトラン 十分に気をつけてくださいね
私は夜は自転車には乗らないのですが 歩いていても 対向車が 住宅街の中の一方通行の道なのに 満光で 来られたら 何にも見えなくなります少し下向けてよって言いたくなりますよ
長い影の写真いいですね
カメラバッグを持って自転車に乗って、植物園や公園など、颯爽と走られているのだと思います。
ナイトランをしているときなど、相手が自転車だと分かるとハイビームのまま通り過ぎて行く車と、ちゃんとロービームにして減光して下さる方がおいでです。そのような方には心に中で「ありがとう!」と念じています。
それから影の写真、自分を写してそれを載せるのは多少恥ずかしくもあるのですが、影だからまあいいかと・・・。
きょうはとても暑い一日で、こちらも30℃を越えました。
すげーなー
私も、今度は、150kmくらい走りたいです。
今年は、ソフトで無理ですが、来年は、走るぞ~
来年か~トホホ
それから、ロードですが、KOJIさんの言うとおり、いろいろ検討して買えばよいですね。
ENDLESS HIDE
そうですね。ロードはじっくり品定めしてからに越したことはないと思います。『へばなのママチャリ自転車日記』さんのように、ママチャリ(もちろんロードも所有のようですが)で400キロ完走した猛者もおいでです。
・夕方のナイトランは怖いですが、真夜中は一般道でも車が少ないのでけっこう走り易いですよ。 私は、車の多い昼間より、真夜中→明け方の方が好きです(山の中は怖いけど)。
・それにしても、写真がきれい! 夜景までくっきりと。 どんなカメラお使いなのでしょうか?
以前のエントリーから読ませていただいておりましたが、“へばなさん”のブログは、写真とユーモアに富んだ文章が素晴らしいです。わたしにとっては、その内容もとても衝撃的で、こうしてみなさんにも紹介させていただきました。
お仕事で自転車に乗られて、休みの日はまた自転車でツーリング。まさに自転車ずくめの毎日。そして読み進めば、風邪と花粉症との闘いの日々。これだけ鍛えられていてどうして頻繁に風邪を召されるのかが不思議でなりません。ひょっとしたら、常に体力の使いすぎで、風邪への抵抗力がいつも落ちているのかもしれないのでは、などど心配してしまいました。
わたしはメタボ対策として自転車をはじめたのですが、夕食後に一時間約20キロのコースを走ってきます。おっしゃるとおり深夜のナイトランは車が少なくてかえって安全なようです。
カメラは300万画素の一昔前のデジカメです。光学10倍というところが売りです。ですが最近の手ぶれ補正付きが欲しいところです。手ぶれ補正無しですから、夜景はその辺にあるあらゆるモノを利用して固定するところが勝負です。ホントは新型が欲しいです。
良い薬が有りますから、携帯されてはどうですか?
おっしゃるように、とても痒いので閉口します。痒いのは痛いのよりもガマンできません。特にこの季節、山間の涼しいところで、休憩をしながらおにぎりを食べようなどと思ったら、すぐに訳の分からない虫たちが寄ってきて、休憩どころではなくとんでもないことになってしまいます。“玉井人さん”のいうとおり薬を携行するようにします。