昨日、ようやく帰省が叶った娘ではありましたが、久々にお友達と遅くまでご歓談だったようで、朝はまだまだ夢心地のようです。田舎に帰ったときに会える友達がいるというのは、本当にうれしいものです。こういう友達は一生ものですから大事にしなければなりません。
「今晩は友達と会うからいないけど、あすからはお父さんと遊んでやるからね」というようなことを、確かに聞いたように記憶しています。その言葉を信じて誰一人として起きて来ない娘達の安眠を妨げないように、早朝からみちのく自転車道への準備を進めます。
朝食をとって、午前8時半に出発。風が少々あるようですが、いい天気です。
「酒は大七」に始まって線路沿いには様々な看板が立てられていますが、きょう見たのはこの看板。宣伝ですから目立たなければ意味がないのでしょうが、みちのくの片田舎、田んぼのなかの「727」なんだか強烈なインパクトがあります。「727」とは化粧品メーカーのようです。
小和滝橋からみちのく自転車道へ入り、ビッグアイが見えるところまで来ると、自転車道の土手は除草作業の真っ最中でした。
そして上の写真が秘密兵器の大型遠隔操縦式草刈機(クボタAMX-7)です。
安原橋と行合橋の間の、台風9号の増水で貯まったゴミの山もきれいに片付けてありました。
自転車道の雑草もいまは実を結ぶ季節。様々な雑草の様々な形の実。上の写真左は「オナモミ」、右は「イタドリ」。
上の写真2枚はヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)。ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草。別名、アメリカヤマゴボウの花と実。この実がやがて熟すと黒くなります。ただしヨウシュヤマゴボウは毒草とのことです。
郡山の市街地を右手にみて進みます。きょうは時間が早かったせいでしょうか、いつものルイガノさんがまだ見えません。毎回顔を会わせるようになると、不思議と気になってしまいます。
須賀川市に入り、いつものお気に入りの堤防を走ります。ここは舗装路の両サイドの芝がとっても綺麗なんです。そしてその芝が不規則に舗装路のほうへ出入りしている様がなんともいい感じなんです。
小作田橋にさしかかると、カゲロウの異常発生があったようで、おびただしいカゲロウとその卵(この黄色いのを卵だと思ったのですが、違うのでしょうか?)がありました。いつもですとここからラーメン好房に寄るところなんですが、きょうはまだ10時半です。11時の開店までに乙字ケ滝を折り返してくることにしました。
乙字ケ滝への道はところどころ路肩の除草や伐採がなされて、自転車道が本来の広さを取り戻していました。
これが本日の乙字ケ滝。先日の増水したときからいつもの水量に戻ったようで、本来の乙字ケ滝らしさがあり、とてもいい感じでした。
滝を眺めて立っている、芭蕉と曾良をあとにラーメン好房へと急ぎます。きょうは土曜日ですから早く行かないと混んでしまいます。11時を回ってしまいましたが、幸い席は半分ぐらい空いていました。
いつもの好房ラーメン味玉入りを食べて、元気を取り戻した所で帰りを急ぎます。
だいぶ黄色くなった稲の向こう、阿武隈川と清陵情報高校が見えます。ちょうど木陰になっていてとても気持ちのいい場所でした。ところがここの路上にわたしの一番嫌いなものがありました。他殺体!それもマムシです。体に比して大きな三角の頭と、銭型の模様。こんなところにもマムシがいるんですね。うっかり立ちションなんか出来ないと思いました。だって彼らは熱感応式の殺人マシンなのですから。
写真左が「ハギ」、右が「クサフジ」
“クソへび”(マムシのことをそう言っていました)もいるみちのく自転車道ですが、萩をはじめまだまだ花も咲いています。
風は少々吹いていますが、帰り道は追い風なんです。自然とスピードが出てしまいます。郡山市街地を軽快に走っていると向こうからルイガノさんの姿が見えてきました。なんだか少しホッとしたようなそんな感じがしました。
久々に帰ってきた娘をそっと寝せておこうという当初の目論見とは裏腹に、いつも通りすっかり遊んでしまったみちのく自転車道、本日の走行距離81.70 走行時間3:32 平均速度23.0 最高速度44.3
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来週は自分もみちのくにお出かけします。自転車は積んでいきませんけど・・・。今からとても楽しみです。
レッグウォーマーをスポーツデポで探したのですがアームウォーマーは沢山あっても何故かレッグウォーマーは無いので、寒くなってからの対策考えねば成りません。
ラーメン好房は質素とも思えるその店構えが、わたしにはかえって上品にみえます。店主の姿勢が店構えに出ているような気がいたします。
みちのく行、天気に恵まれた楽しい旅行になりますよう、願っております。
ほんとうに早いもので、だんだん寒さに対する装備を考えなければならない時期になってきましたね。